2022年3月3週のアフリカニュース：建築賞にブルキナファソ人、ルワンダのロシア産小麦、Google海底ケーブル、西サハラ問題、マリで綿花収穫増、幸福度トップ10
2022/3/16-2022/3/22にシェアしたアフリカニュースです。
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#アフリカ 1153 2022/3/16【トップ建築賞に初のアフリカ人】
建築界のノーベル賞とされるプリツカー賞をブルキナファソ出身のケレ氏が受賞。リンク先に写真がたくさんありますが、光と天然素材がすごく素敵に使われてます。今の時代感にも合ってるのでしょうね。こんな学校素敵です。・ブルキナファソ生まれの建築家Diébédo Francis Kéré氏56歳がプリツカー賞受賞
・建築界のノーベル賞と称されるもの。アフリカ人初
・幼少期に教室に大勢の生徒と詰め込まれた経験から、のちに生まれ故郷の小学校をデザイン
・光を上手く使っているのが特徴。永続的なものと一時的なものによる構造
・ブルキナファソだけでなく、欧米でのデザインも手掛ける
Diébédo Francis Kéré: The first African to win architecture’s top award
https://www.bbc.com/news/world-africa-60764585
#アフリカ 1154 2022/3/17【ルワンダはロシア産小麦依存度を下げる】
ウクライナ紛争の影響があちこちに出ていて、それが好機になっているところもありそうです。
ルワンダはタンザニア経由のロシア産小麦の依存度を下げるため、フランスからの調達を検討。ルワンダとフランスは関係改善のため、ルワンダ軍が訪仏中とのこと。ルワンダ-フランスがウクライナ危機を上手く利用してる感じですね。・ルワンダのEdouard Ngirente首相はロシア産小麦の依存度を下げると発表
->ウクライナ紛争の影響による価格高騰に対応するため
・ルワンダの小麦消費の64%はロシアから。タンザニア経由で輸入
->購買先をフランスなどに分散させたい
->フランス側も期待
->2国間関係改善のためルワンダ軍代表団が25年ぶりにフランス訪問中
・石油についてはこの1ヶ月で影響が出る見込み
->現在使用しているのは2か月前に輸入したもの
Rwanda will have to reduce imports of Russian wheat, says PM Ngirente
https://www.africanews.com/2022/03/17/rwanda-will-have-to-reduce-imports-of-russian-wheat-says-pm-ngirente/
#アフリカ 1155 2022/3/19【Google海底ケーブル 欧州からトーゴまで】
Googleの海底ケーブルがポルトガルからトーゴまでつながりました。アフリカ大陸の西側をぐるっと回ったんでしょうね。すごいですね。これからナイジェリア、ナミビアを通って南アまで行きます。長いです。
それにしてもトーゴの平均年齢が19歳というのは本当なんでしょうか。恐ろしく若いのでデジタル系発展するといいですね。・Googleのインターネット海底ケーブルEquianoが今月トーゴに到達
・ポルトガルから南アフリカをつなぐ
・Equianoはナイジェリア生まれの作家からとったもの
・トーゴ、ナイジェリア、ナミビアに接岸予定
・トーゴではまだ3Gが主流だがこのケーブルで20倍の帯域になる見込み
->トーゴの平均年齢は19歳。速いネットを切望
->2020年にトーゴの大統領はテック系のハブを目指す計画を発表
Google’s underwater internet cable to connect Togo to Europe
https://www.africanews.com/2022/03/18/google-s-underwater-internet-cable-to-connect-togo-to-europe/
#アフリカ 1156 2022/3/20【スペインは西サハラ方針変更 アルジェリア反発】
西サハラ問題、また難しいやつです。スペインがモロッコ支持を表明し、アルジェリアが反発。
トランプ政権はイスラエル問題とのバーターでモロッコ支持しており、バイデン政権もそれを引き継ぐようで、スペインの決定はアメリカに影響されてるんでしょうかね。・金曜、スペインは2007年のモロッコ提案を支持
->旧スペイン領の西サハラ自治領の主権をモロッコに与えるもの
・アルジェリアは抗議。スペインから大使を召還
・モロッコにとって西サハラはリン酸肥料、漁業面で重要
・西サハラはモロッコと独立を求めるポリサリオ前線の間で数十年に渡る紛争
・ポリサリオ前線もスペインの決定を非難。アルジェリアはポリサリオを支持
・今月初めにアメリカはモロッコ支持を再度表明
->トランプ政権はモロッコとイスラエル国交回復の代わりに西サハラ主権を認め、アルジェリアは強く反発していた
->バイデン政権はその決定を維持
Algeria recalls Spain envoy over Western Sahara policy change
https://www.aljazeera.com/news/2022/3/19/algeria-recalls-spain-envoy-over-western-sahara-policy-change
#アフリカ 1157 2022/3/21【マリで記録的な綿花収穫高】
軍事政権のクーデター後で政治的には気掛かりなマリですが綿花が記録的な収穫高。
天候が良かったとかそういうことかと思ったら、補助金やコスト管理で作付面積が大幅に伸びたからのよう。やれば伸びる余地があるということですかね。素晴らしい・マリでは76万トンという記録的な綿花生産高
・暫定政権のゴイタ大統領はアフリカでもトップの綿花生産国と位置付け
・農業補助金とコストコントロールによるもの
・アメリカ農業省によると今年度のアフリカ綿花生産国トップはマリ、続いてベナン、コートジボワール、ブルキナファソ
・昨年は政府の綿種価格設定に反発し生産者のボイコットがあったが
今年は作付け面積が大幅に伸びた
Mali records highest cotton production
https://www.africanews.com/2022/03/20/mali-records-highest-cotton-production/
#アフリカ 1158 2022/3/22【世界幸福度レポート アフリカトップ10】
幸福度ランキングとか余計なお世話すぎて好きではないですが、アフリカトップ10が気になったのでシェアします。トップは52位のモーリシャス。ちなみに日本は54位でした。This map pulls data from the World Happiness Report to show the average happiness scores of 146 countries. It shows average scores from 2019 to 2021, and highlights which countries are the happiest—or unhappiest—and why.#Liberia was rated as the most improved country in #Africa pic.twitter.com/X4ULnAV5up
— Joe Amaral 🇨🇦✈️🇱🇷 (@joeamaraltweet) March 21, 2022
・国連が世界幸福度レポートを発表
・指標は６つ：GPD、社会保障、寿命、自由度、寛容度、汚職
・世界のトップ3：フィンランド、デンマーク、スウェーデン
・調査対象146カ国の中でアフリカの上位10カ国：
52位モーリシャス、86位リビア、88位アイボリーコースト、91位南アフリカ
93位ガンビア、96位アルジェリア、97位リベリア、99位コンゴ、100位モロッコ、101位モザンビーク
・下位３つ：142位ボツワナ、143位ルワンダ、144位ジンバブエ
World happiness report: Check out Africa’s Top 10
https://www.africanews.com/2022/03/21/world-happiness-report-check-out-africa-s-top-10/
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