今日のアフリカ記事◆サファリコム1強&美しいグラフの情報◆「ケニアのモバイル2番手と3番手が合併するが、やっぱり一番手のサファリコムが強い」 2019年2月13日
まず余談ですが、いつもアフリカ記事を読む中で、グラフがキレイで良いと思ってましたが、
グラフ・表の凄いサイトがありました。
データ落とせるし、暇なとき色々見たら楽しそうです。
上手く探せれば資料作りの時にも役立つかもしれません。
https://www.theatlas.com/charts/BJNEFgxBN
では本題です。
「ケニアのモバイル2番手と3番手が合併するが、やっぱり一番手のサファリコムが強い」
ケニアで2番手、3番手の携帯通信会社が合併し、一番手のサファリコムに挑もうとしている。
インド系のエアテルとテルコムケニアは、エアテルーテルコムという合弁会社の設立を発表した。
携帯、キャリア、企業向けサービスで協働するが、テルコムの不動産業、政府系サービスは含まれない。
テルコムは資本の60%がヘリオプライベートエクイティが、40%をケニア政府が持つ企業だ。
ふたつの企業は独立して事業を継続するが、製品やサービスの幅を協力して広げる予定だ。
この契約は認可を受けるところだ。
合併は昨年も取りざたされたが、エアテルの離脱によって失敗に終わった。
ケニアで大きな通信会社の合併が前回あったのは2014年で、サファリコムとエアテルがユーというブランドのインド系エッサテレコムを1億ドルで買った。
今回のエアテルとテルコムの合併でも、サファリコムの独占市場に挑むのは厳しい。
サファリコムはケニアの4.6人千万の携帯ユーザーのうち3千万人の顧客を抱える。エアテルーテルコムの2倍だ。
サファリコムは音声電話にSMS、モバイルマネーのエムペサでも2.4千万の顧客を持ち、市場をリードしている。
資本規模でケニア最大の市場であるため、影響力を弱めるため当局はサファリコム事業を分割しようとしてきた。
しかしその計画は2017年に世界的コンサルファームの調査資料漏洩後も成果が出ていない。
サファリコムはこの数年存在感を増し、革新的な製品を作り出してきた。
ウェスタンユニオンやペイパルとの海外送金協定や、音楽配信、EC、モバイル支払い+チャットのサービスなどだ。
サファリコムにとってこの2社の合併は脅威ではない。CEOのコリモアは業界の競争を高めるので合併は歓迎だと表明した。
Airtel and Telkom are uniting to take on Safaricom in Kenya
https://qz.com/africa/1548281/