タイの学生デモ、戦う若き政治家:知りだしたら面白いバンコクポスト【最新英語ニュースに触れる】【ゆるい勉強会レポート】
世界各地の英語ニュースを読んでみようというコンセプトで、だいたい毎週どこかの英語ニュースを読むイベントを開催していまして、このページはイベントレポート兼、勉強会メモになります。今回のイベントは2020年10月28日に開催しました。
今週はタイの英字ニュースサイト、Bangkok Post バンコクポストを読んでみました。
サイトはこちら
Bangkok Post
https://www.bangkokpost.com/
(タイ提案はTakujiさんから)
バンコック・ポスト
「当時タイは東南アジアで唯一ソビエト連邦大使館があった国であったため、アメリカ大使館は親米的な主張を行う独立した新聞社を必要としていた。そのため、「バンコック・ポスト」はアメリカ合衆国国務省もしくは戦略情報局から資金援助を受けて運営されたともいわれている」だそうです
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%82%B9%E3%83%88
1週間前にタイに決めた時は緊急事態宣言も終わりだったので平和なタイのニュースになるかと予想したのですが、まだザワザワしてるようです。
デモで拘留されている学生の要求
まず1つ目はこちらの記事を読みました。
【活動家らは大臣に留置所でのウィッシュリストを渡す】
Activists give minister jail 'wish list'
https://www.bangkokpost.com/thailand/politics/2009371/activists-give-minister-jail-wish-list
デモ活動で捕まって拘留された学生3名が、学校の試験を気にしていたり、進学は一旦保留すると言ったり、左翼系書籍の差し入れを要望したり、独房を要求したりという話でした。
個人的なニュースの印象としては、生きるか死ぬかというような緊迫感はあまり感じず、割とのんびりしているような?
タイのデモの背景を私はよく知らなかったのですが、参加者の方によると
・国王批判はタブーだったところに、学生が声を上げた
・対立点、ポイントとしては
・国王派(黄色いシャツ)vs反国王派
・タクシン派
・政治の混乱
と複雑に絡み合ってるようです。
monarchy 君主政治という単語もポイントのようですね。
気になった単語は
detainee 抑留者
Department of Corrections 矯正局.受刑者の拘留、更生を目的とする部局
incompatible 両立できない
convict 有罪判決を受けた
upheld =support、指示する
on bail 保釈中
incitement 扇動
sedition 扇動、治安妨害
そしてタイ人のお名前は皆さん長くて、読むのに四苦八苦しました(笑)
SithijirawattanakulさんやNanongtoomさんなどなど。
タイのご友人がいらっしゃる方からは「普段は短い名称で呼んでる」との情報も。
英語はシンプルで日本人的には読みやすかったです。
国内政治の話
2つ目に読んだのは国内政治の話で、政党法違反で解散させられた政党の人が「闘う」と息巻いている話。
政党の方の写真を見るに非常に若く、学生運動の方かと思ったくらいでした。
背景が全く分からないので、法律に違反した人が悪いのか政府が横暴なのか、そのギリギリの間の話なのか判断はつかなかったですが興味深かったです。
【Thanathorn氏とPiyabutr氏は犯罪容疑と戦う】
Thanathorn, Piyabutr to fight criminal charges
https://www.bangkokpost.com/thailand/politics/2009891/thanathorn-piyabutr-to-fight-criminal-charges
ここでも非常にお名前の長いJuangroongruangkitさん。
Future Forward party (政党名)
vow 誓う
derail 外れる、脱線(レールから外れる、ですね。面白い)
electoral 選挙の、選挙民の
orchestrate 組織化する
Progressive Movement (多分デモ運動の名称)
dissolution 解散
baht バーツ
191.2-million-baht
1バーツ 3.3円なので6億円くらい?
breach 違反
ruling 支配、決定、裁定
other benefits 諸手当、その他収益
deter 妨げる
thrive 繁栄する
Constitutional Court 憲法裁判所
いま気が付きましたがこれら記事にコメント出来るようになっていて、それを見ると政治家サイドを応援している人が多めのようなので国民的には政府の横暴ととらえてるのかもしれません。
感想など
・タイの事情や背景などあまり知らなかったが非常に興味深かった
・日本では抗議やデモをするような活力も無いのが心配
・タイには行ったことがあるので、大学名などが出てきて懐かしかった
など
知らないと興味の持ちようもないですが、知ってみると面白くて興味が湧いてきます。
まずはアレコレ知ってみる、そしてああでもない、こうでもない、と語ってみるのは良いですね。
皆さまもご参加お待ちしております!
次週はイギリス視点のアメリカ大統領選
来週は11/3がアメリカ大統領選挙ということで、選挙関連のニュースを読みます。
アメリカ国内のメディアではなく、外から眺めてみようということで、イギリス視点、BBCのサイトでアメリカ大統領選報道を読んでみたいと思います。楽しみです。
詳細、お申込みはこちらからどうぞ
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