No.3 四字熟語って面白い
四字熟語が好きだ。
教訓やたとえ、様子を、たった四つの漢字で表す。知れば知るほど奥が深くて、知識が増えていく過程がとても楽しい。
小学校の階段の、一段一段に四字熟語が貼ってあった。教室に行く道中で毎日目にしていたから、自然といくつも覚えていた。特に好きだったのは『獅子奮迅』。字面がかっこいい。
四字熟語が好きになったのは、そうやって毎日毎日触れていたからだろうと思う。
最近漢検の勉強で、膨大な量の四字熟語を覚えようと頑張っている。その中で、とても気に入っているものがある。
『磨穿鉄硯(ませんてっけん)』
鉄でできた硯が磨かれ穿たれるほど、猛烈に勉強することを例えたものだ。これほど全国の受験生に響くであろう四字熟語は他にないと思う。
現代の勉強では硯を使う人はいないだろうけどそんなことは関係ない。
私はこの言葉を知って、勉強のやる気が向上した。
また、あまり好きじゃない言葉もある。
『刑妻豚児(けいさいとんじ)』
妻や子供を謙遜して言う言葉なのだが、豚児ってひどくないか?父親がこれを使っていたら絶対キレると思う。
もう一つ、一番好きな四字熟語は何か、と聞かれたらこれだと答えるもの。
『雨奇晴好』
読み方は『うきせいこう』
晴れでも雨でも、それぞれが良い景色で、趣のあること。
私はこの言葉に、色々な困難にぶつかってもあまり悲観したり諦めたりせず、何かしら楽しいことや続けるきっかけを見つけられるようになりたい、という独自の意味というか思いを込めている。
晴れでもいいし、雨でもいい。そうやってのんびり寛大に構えられるような人になりたい。
四字熟語から学べることはたくさんある。その四文字が表すメッセージとは何なのか。ぜひ、自分のお気に入りの四字熟語を見つけてほしい。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
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