旅の記憶~デンマーク・コペンハーゲン(2018春)#2
2日目の朝、徒歩でニューハウン方面へ向かいます。
ガイド本によるとニューハウン近くのアマリエンボー宮殿で「衛兵さんの交代式」が見れるそうです。
コペンハーゲンの市街地。
初めて見る景色。中央広場、市庁舎を抜け、宮殿エリアに向かいます。
この辺りが宮殿広場の真ん中です。
おお…本当に衛兵さんがいます。。
交代の時間が近づくに連れ、ギャラリーが増えてきました。
まだかまだか、固唾を飲んでいると…来ました!衛兵さんたち!
動きがキマっています!かっこいい!
規律正しい動きで持ち場へ近づき、交代していきます。
ギャラリーは沈黙。隊長さんの掛け声と兵隊さんの足音だけが響きます。
交代が終わるとそれまでの当番だった衛兵さんたちが去っていきます。
後ろ姿を見ながら余韻に浸っていました…。
とてもいいものが見れました。見に来てよかった!
観光客がバラけると、親子連れが衛兵さんに近づいて「写真を撮ってもいいですか?」のジェスチャー。衛兵さんがうなずくとお子さんが衛兵さんの横んにちょこんと並んでお母さんがパシャリ。こういうのは万国共通ですね。
ここで少しお腹が空いてきたのでランチ。
ニューハウンまで移動して、事前に調べていたレストランに入ります。
ちょうど窓際の席が空いててラッキー。
背中に陽光を浴びながらゆったり待ちつつ、
お目当てのスモーブロー(オープンサンドイッチ)を注文。
シーフードバージョンで海老がたくさん。
味も良かったし、お店の雰囲気、店員さんの対応もとても親切でした。
さて、お腹も満たした昼下がり。
ちょうど、遊覧船の時間が近づいていたので急いでチケットを買って乗船。運河巡りです。
遊覧船には40人ほどの乗客。船首側にガイドと思われる女性が立っていて、名所が近づくたびにガイドしてくれます。それも三ヶ国語で。
(デンマーク語、英語、フランス語、だったかな…?)
彼女はすべての言語に堪能という訳ではなさそうだったのですが、彼女がひたむきにガイドするのを聴いて、乗客みんなが温かい気持ちで見守っているのが分かりました。僕もそのひとり。
彼女は、途中言葉に詰まりつつも一生懸命話してくれました。
運河ではブラックダイヤモンド(図書館)の前を通ったり、有名な人魚姫のところへ行ったり、あるいは街中の狭い水路へ行ったり。途中、プライベートの船の上でランチを楽しむ人達に手を振ったりしました。
風がちょっと冷たかったですが、気持ちよかったです。
コースを1周して、下船するとき、ガイドさんに感謝の笑顔を向けました。
(なにかデンマーク語で伝えられたら良かったな…)
陸に上がり、ニューハウンの景色を堪能してから、ストロイエ通りまで戻ってきました。ちょうど広場(Irmaの近く)があり、そこで360℃の景色を写真に収めていました。
するとヨーロッパ人男性から「ニホンジン?」と声をかけられました。
「あ、はい。日本人です。Yes!」
…最初はスリの連携プレーかと思ったのですが、そんなことはなく。
外国からの旅行者だったらしく「ニューハウン(Nyhavn)ってどう行けばいい?」と聞かれます。
「いや、こんなにたくさん人が居るのに、なんで日本人に聞くねん!(笑)」と思いましたが、落ち着いてゆっくり説明。
「ちょうどニューハウンから戻ってきたんだ。そこの角にIrma(イヤマ)があるよね?そこの通りを真っ直ぐ行ったら港に出るからすぐ見えるよ」と回答。
「アリガト。私は東京に居たことがある。スシ、テンプラ、ダイスキ。アリガト。バイバイ。。」と言いつつ去っていきました…。
日本人と話したかったのかな…。
デンマークで道聞かれるの2回目だよ…(笑)
午後、ホテルへ戻る道すがら、なにか面白いものはないかな…とスマホを検索。近くに「ギネスブック記念館」を発見。ちょうど雨が降ってきたので雨宿りも兼ねて入館しました。
中は博物館というより、アトラクションのようなこじんまりとした作り。
世界で最も身長の高い男性と最も低い女性のロウ人形がありました。
驚いたのが、世界最年長のおじいさん。日本人の故・泉重千代さんのロウ人形があったこと!すごくリアルでした…。
建物を出ると奥の中庭への通路が。
たどってみると、離れに「恐怖の館」の看板が。
まだ雨も降っているし…時間つぶしに入ってみました。
中は…「うん、レトロ!」
あちこちでおばけの人形が光ったり叫んだり、降ってきたり。
子供の頃に動物園で入ったお化け屋敷を思い出しました。
でも、ちょっと子供向けだったかな?
駆け足で回って10分とかかりませんでした。
館を出ると目の前にはヨーロッパ人の3人組。(女性&男性&女性)
声を掛けられました。
意訳すると…「ここって面白い?中はどうだった??」と。
(選挙の出口調査みたいだ…)と心の中でつぶやきます。
「あー、えーっと、なんか色々ありました。光ったり叫んだりしてて。でも、ちょっと子供向けに感じましたよ~」とつたない英語とボディランゲージで。
なんとか伝わったらしく、「ありがと~」と入って行かれました。
初日~2日目と3組に話しかけられました。
デンマークではよくあるのだろうか…。
自分がアジア人であることを全く気にしていない様子。
フィンランドは自然がすばらしいですが、デンマークは人の心が素晴らしいと感じた一日でした。
このあとはちょっと変わった塔に登ったくらいかな。
階段がなく、螺旋状に坂を登っていきます。
ちょっと新鮮でした。
2日目はこれで終わり。続きます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?