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フィンランド滞在記⑭

⑭クオピオ(1泊目の夜)

ヤトカンカンッパ スモークサウナを後にして、市の中心まで戻ってきました。

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中央広場の市場はとうに閉まっていて、デパートやキオスクの明かりだけがついてます。

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帰りしな、キオスクに寄ってパンとお菓子、
そしてロンケロ(アルコール)を調達。
アパートに戻りました。

サウナ後の心地よさとロッジの興奮が冷めやらず、
すぐに眠る気になれず、
思い立って「あれ」をやってみることにしました。

「カルサリキャンニト(kalsarikännit)」です。

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※「カルサリキャンニト(kalsarikännit)」はフィンランド語で「外出予定がなく、下着姿で1人宅飲みをする」という意味。
一人ではなくパーティーでやる場合もあるようです。

言葉では知ってたけど、
さすがに今までやってみる気はありませんでした。
それが突然、やってみようという気になって。
(徐々にフィンランドに染まってきたのかな…)

ロンケロ片手にほろ酔いで寛ぎます。
最初のヘルシンキ以後、
ずっと1泊ずつで移動してたのでようやく落ち着きました。
この日は9月10日。ちょうどフィンランドに来て1週間。

ここまでを振り返ります。
楽しいことが山盛りだったけど、
今までの旅行と違って大変なこともあったなぁ。。

1.乾燥で喉を痛めた
 
3日目くらいから症状が出て、この頃がピーク。花粉症にかかったような、熱のない風邪の症状。くしゃみ、鼻水、だるさ、などなど…。
現地の方にミントのアメをなめるといいとか、Lidl(ドイツのディスカウントスーパーマーケット。フィンランド全国に展開)が安く買えるとか教えてもらいました。アメをなめるようになってかなり楽になりました。それからは水を常備して喉が乾燥しないようにしたり。

2.洗濯に困った
 
1ヶ月の長丁場、必ず必要になります。Airbnbは宿によっては使えないところもあったので、この後の予約は洗濯機必須の宿探しにしました。

3.宿&交通手配に時間がかかった
 
最初の3日間しか宿を手配してなくて、その後は気分で行き先を決めるつもりでした。…が、いざ日が迫ると焦ります。そして結構時間がかかります。複数の宿を比較検討するので。悩んでいる時間がもったいなかった。1日中、宿とバスの手配に時間を費やした日もありました。

4.1泊だと旅を楽しめないことを実感。
 
多くの街へ行きたくて1日で移動する日が多かったですが、ちょっと詰めすぎたと反省。1日移動だと、午後にチェックインして、翌日の昼にはチェックアウト。荷物を預けるのが難しい。せめて1都市2泊3日にして、身軽な旅を楽しめる中日を作っておこうと思いました。

いいこともありました。

1.現地の人達と触れ合えた
 
今までのエピソードで書いた人たちはもちろんですが、交通機関、ショップ、サウナなど現地の人たちとの交流が楽しかったです。たとえばコンビニ(キオスク)。日本だと無言で店内に入って無言で支払いして出ていくのを見かけますが、フィンランドではまずないです。必ず挨拶、笑顔。人が人にサービスしてもらっていることを実感できます。
 ※帰国した時、しばらくこのギャップに慣れませんでした。東京では尚更。。

2.観光ではない旅ができてきた
 
サウナは別として、観光スポットにはほとんど行きませんでした。現地の人と同じようにバスに乗り、歩いて、スーパーで買物をして。街ごとの雰囲気、違いも感じ取れたし「フィンランドに居ることが当たり前」という気持ちになれました。

3.フィンランド語で話しかけられるようになった
自分からそういう雰囲気が出るようになったのか、ちょうどこの頃から、英語ではなくフィンランド語で話しかけられることが増えました。
現地の人達からも「旅行者ではなく滞在者」と見えたのでしょう。。

フィンランド在住者同士のSNSも面白いです。日本と時差があるので、フィンランドで「さぁ!SNSターイム!」という時に日本は真夜中。日本の人達はオフライン。この日はタブレットでフィンランド在住の皆さんのSNSを見て楽しんでました。

クオピオでの初日はとても充実した1日でした。

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