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フィンランド滞在記㉑

㉑オウルでの1週間(3日目の昼~夜)

OULU10を出て徒歩3分。
「Tourist Information」に到着。

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笑顔で入店。
明るい店内にカウンター、ガイドブック、パンフレットの本棚。
日本の旅行代理店のようなイメージです。
日本語のパンフレットを探してキョロキョロしていたら、ご年配の女性スタッフさんに声をかけられました。

「日本語のパンフレットはありますか?」
「残念だけど日本語のパンフレットは置いてないの。」
「そしたら英語版でも大丈夫です。」
「それならこちらにあるわ。ここよ。」

…ここで、僕が英語のパンフレットを見始めて会話終わり…になりませんでした。

「どのくらい滞在するの?」
「1週間です。特に目的もなく滞在する感じで」
「好きな観光とかアクティビティーはある?」
「美術館とかランドマークを見に行くこと、それから自然と触れ合うのが大好きです!」

すると、いくつかの地図をピックアップして持って来てくれました。
市街地の詳しい地図、ウォーキングマップ、美術館マップ、それからオウル市周辺のハイキングコースやサイクリングコースまで。
カウンターの奥を何度も往復してくれて、書籍をコピーして出してくれた詳細情報もありました。

手にはどっさりのパンフレットと地図。
そして手書きが添えられたコピー。
1週間の滞在では回り切れないほどの情報。
なんかもう、感動しちゃって。(今、書いてて涙出てきました)

…心で感じるんです。
お仕事だからって頑張ってるんじゃない。
相手の期待に応えようと自分に無理をさせているわけでもない。
条件や目的や計算、打算じゃない。
ただただ、人が人に何かを与える気持ち。

自分がなぜフィンランドにずっと心惹かれているのか、
少し分かった気がしました。

「Tourist Information」を出て、オウル市街を散策。
変わったランドマーク。

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港にある市場。

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食べ物が欲しくて寄ってきたかもめ。

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海辺の建物。

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街中の市庁舎。

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市街地の北にあるウォーキングコースと公園。

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河口付近の美しい景色。夕日。

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ここに載せきれないほどの写真を撮りました。

自然と都市が調和した美しい景色。
僕はオウルのファンになりました。

日暮れが近づいて、アパートに帰宅。
ちょうどイギリスにいるクリスチャンからメッセージ。
「やあ、滞在を楽しんでいるかい?困ったことや分からないことがあったら答えるよ。」
「ありがとう。ゴミの分別とサウナの使い方を知りたいんだ。」
「聞いてくれてありがとう。やり方はね…」

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夕食後、教わったやり方でサウナを温め始めました。
30分ほどで充分温まったので、桶に水を入れて、
サウナハットを被って入ります。
フィンランドの家庭で入るサウナは、
今までの公衆サウナとはまた違う心地良さでした。

自分以外、誰もいません。
誰も気にしないで良い。
自分だけに気持ちを向けていられる時間。
これってすごい贅沢なサウナだと、思いました。

サウナ後の心地良さに浸りながら、充分な水分を取り、眠りにつきました。

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