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Google Pixel 9シリーズ発表!〜発表時点の感想編〜

日本時間の8/14 AM2:00にGoogleから最新のPixelスマートフォンが発表されました。
私自身、Pixel 3の時代からPixelを愛用しており、(ハイエンド路線から外れたPixel 5以外)毎年最新のPixel Proシリーズを使用してきています。

この記事では、そんな私の目線でPixel 9 Proシリーズを中心に、各種Webサイトや記事、また量販店でホットモックを少し触ることができたので、それも踏まえて発表直後の感想などをまとめていければと思っています。


個人的な感想サマリー

まず、現時点での個人的な目線での感想サマリーから書いてみます。

良かったこと

  • カメラ

    • インカメラのアップグレード (Proのみ)

    • 背面カメラの光学ズームのアップグレード(Proのみ)

  • 超音波式指紋認証

  • ディスプレイの最大輝度

  • デザイン

  • 新モデム搭載(噂)

残念だったこと

  • 値段

  • 重さ

  • Qi2非対応(仕様表上に記載なし)

Google Pixel 9とは超概要

詳細な話の前に、超概要として今回発表されたPixelスマートフォンを下記で簡単にまとめてみています。
今回発表されたPixelは下記4種類です。

  • Google Pixel 9(無印):128,900円〜

    • 一番ベーシックな売れ筋端末

    • 画面サイズは6.3インチ

    • 背面カメラはデュアルカメラ仕様

  • Google Pixel 9 Pro:159,900円〜

    • 少し玄人向け端末

    • 画面サイズは6.3インチで本体サイズは無印と同じ

    • 背面カメラは望遠含めたトリプルカメラ

  • Google Pixel 9 Pro XL:177,900円〜

    • Proと基本的なスペックは一緒

    • 先代のPixel 8 Proの実質的な後継機種

    • 画面サイズは6.8インチで、バッテリー/充電関連の仕様はProと多少異なる

  • Google Pixel 9 Pro Fold:257,500円〜

    • 折りたたみ型の端末で、Pro以上にマニア向けの端末

    • Googleとしては昨年発表したPixel Foldから2世代目の端末

    • 比較対象としては、Galaxy Z Fold6が有名で、現時点では後塵を拝していると思われる

公式では「AI(Gemini)」推しではあるようですが、現時点で個人的にはあまり重要視していないので、この記事ではあまり触れていません。
詳細な仕様等は下記公式Webサイトを参照いただければとは思うのですが、ここからは先の感想サマリーに記載した点を中心に主観でまとめていきます。

ちなみに、下記のGoogle Blogはこの記事以外も端的にまとまっていてGoogle Storeの内容だとちょっとポイントが入ってこないな〜とかの時は見てみるのもいいと思います。

強化されたカメラ

歴代からPixelシリーズの推しといえばなんといってもカメラですが、今回ももれなくアップグレードされているようです。

今回発表された端末をカメラが優秀な順に並べると「Pro / Pro XL >> Fold ≧ 無印」といったイメージでしょうか。Foldと無印の順番は、何を重視するかで判断が分かれるかもしれません。

9 Proで私が注目しているポイントは下記2点です。

  • 前面カメラのアップグレード

個人的には今回の1番のアップグレードだと思っているのが、この前面カメラ。
スペック上では、「10.5メガピクセル/95°画角→42メガピクセル/103°画角」に大幅アップグレードされています。
複数人で自撮りで写真を撮るユースケースが多い場合は、前面カメラでも背面カメラに近いクオリティで撮れるので、非常に有用なのではと思っています。

前面カメラの紹介
Google Storeより引用
  • 背面カメラの光学ズームのアップグレード

公式のWeb上の仕様を比較すると、「光学ズーム最大5倍→10倍」と記載されています。
私の使い方では、シンプルに遠くのものを撮るというのはあまりないのですが、飼っている猫を少し遠くから気づかれないように写真を撮る、などといった少し離れた被写体をまるで近くにいるように撮るというユースケースは意外と多かったので、地味に嬉しいアップグレードです。

望遠カメラの紹介
Google Storeより引用

一方で、カメラアプリでどういうUIになるかは気になっています。
上記画像のようにアプリ内で「10x」ボタンがあれば良いのですが、ホットモックを触ったところでは、8 Proと変わらず「0.5x、1x、2x、5x」の4択が表示されている形でしたので、個人的には「10x」がデフォルトで表示されていると嬉しいなと思っているところです。

Pixel 9 Proのカメラ仕様(左が6.3インチ、右が6.8インチのXL)
Google Storeより引用
Pixel 8 Proのカメラ仕様
Google Storeより引用

ここまでProを中心に記載しましたが、無印とFoldも簡単に記載しておきます。

  • Pixel 9

    • 背面カメラ:望遠がなく2つのカメラを搭載、それら2つのカメラ仕様はProと同じ

    • 前面カメラ:10.5メガピクセルのカメラで、Pixel 8 Proのものと仕様上は同じ、Pixel 8との比較ではAF機能が追加されている模様

Pixel 9 / Pixel 8 Pro / Pixel 8の前面カメラ仕様比較
Google Storeより引用
  • Pixel 9 Pro Fold

    • 背面カメラ:望遠カメラもあり3つのカメラがあるものの、Pixel 9 Proと比較するとスペックは低く、先代のFoldの延長線にある印象

    • 前面カメラ:これも背面カメラ同様、先代のFoldの延長線という印象

    • インナーカメラ:折り畳んだ中にあるカメラ、前面カメラと仕様上は同じ

Pixel 9 Pro Fold/ Pixel 9 Pro / Pixel Foldのカメラ仕様比較
Google Storeより引用

超音波式の指紋認証採用

これまでのPixelでは、指紋認証は搭載されていたものの、光学式の指紋認証でした。
そんな中、今回は最新の超音波式の指紋認証が搭載されているとのことです。

これによって認証速度の大幅な改善や、水に濡れた状態での認証制度の向上など、多くの面で性能向上が見込まれます。
個人的には、これまでの光学式でも大きなフラストレーションは感じなかったものの、こういった性能向上は確実にUXの向上に貢献するとは思うので、使ってみてまたどう感じるかが楽しみです。

また、先に記載したQualcomm公式の製品ページを見ると、「心拍数モニタリング機能」もあるようで、今後これを活用したアプリのリリースもあったりすると面白いなと思ったりしました。

強化されたディスプレイ

これも毎年アップグレードされ続けているディスプレイ。

6 Pro 、7 Pro、8 Proと世代が変わるにつれて、日中炎天下でだいぶ見やすくなったなと思っていたのですが、今回も最大輝度が向上しているということで期待しています。
8 Proでも実用上ほとんど気になってはいなかったものの、真夏の日中で外で画面を見る際には気持ち暗いなと思う時もあるにはあったので、それがどれくらい改善されているかは気になるところです。

また、コントラスト比も2倍になっていて、これが実用上どういった効果をもたらすか、違いを感じることができるかも楽しみです。

Pixel 9 Proのディスプレイ仕様(左が6.3インチ、右が6.8インチのXL)
Google Storeより引用
Pixel 8 Proのディスプレイ仕様
Google Storeより引用

所有感をそそるデザイン

ファーストインプレッションとしては「かなりiPhoneっぽくなったな」「高級感が増したな」というところでした。
デザインは良し悪しというより好みによるところが大きいとは思うので、どうしても個人的な感想となってしまいますが、所有感があっていいと思いました。

ホットモックを触った上での感想としては、やっぱりProの方が高級感があるなと感じました。
背面のマットな質感、側面は8 Proから続くメタルフレームと、より落ち着いた感じを受けました。(ただ、これは先入観によるところも大きいかもしれないですが。。。)
さらに言うと、Proの中でもPro XLではなく、6.3インチのPro方が重さやサイズ感的にも中身が詰まっている感じがして、これは良いかも、と感じました。
一方で、Pro XLは実質的な先代の8 Proからも重くなっていて多少残念ではあります。

また、これもホットモックを触ってみて感じたことですが、カメラバーの厚みは少し気になりました。
個人的には、思ったより厚みがあって、本体が薄くなったにも関わらず、このカメラ部分の厚みのせいでその薄さが霞んでしまっている気もしました。

Pixel 9 Proのデザイン紹介
Google Storeより引用

モデム切り替わりの噂

直近 7 Pro、8 Proと、車や電車で移動している際を中心に、比較的頻度が高く通信が切れるという事象に悩まされていました。
8 Proではまだマシだったのですが、特に7 Proの時は酷いと感じる時もありました。

そんな中、下記記事では新しいモデムに切り替わるという話が出ています。
あくまでまだ噂ではある状況で、またこれまでの事象が全てがハードが原因だったかは不明ですが、モバイル端末としては致命的なところではあるので、今回は改善されていることを望むばかりです。

また、公式Web上の仕様を確認すると、こっそりと今回の無印/Proからは5Gのミリ波帯が非対応となっているようです。(Foldは対応)
実生活でミリ波帯を使ってメリットを感じるユーザはかなり少ないと思うので、実影響は小さいとは思うのですが、Pixel 8シリーズでは対応していたのでスペック的に後退するのは残念なところです。

高価格化

これも毎年恒例になってしまっていますが、今年も値上げされました。完全にiPhoneと同じ価格帯の商品になりました。

アメリカの販売価格でも、100ドル程度の値上げされています。
日本での販売価格は、本体価格だけではなく為替も影響してくるため、数年前のイメージをしていると、より高価格化を感じてしまうと思います。
とはいえ、ドル基準でもiPhoneと比較すると同じ価格帯ではあるので、Pixel vs iPhoneという意味では、日本でもアメリカでも状況は変わりません。

Qi2は非対応な模様

こっそりと期待していたQi2に関しては非対応のままのようです。

Qi2は、マグネットと最大出力のアップが主なメリットではありますが、iPhoneを見ていてマグネットが便利そうなので期待していたのですが今回も見送りのようです。

その代わりにケース側にマグネットがついているものはGoogle Storeにもいくつか出ているので、試してみようかと思っています。
個人的には薄くて軽そうな下の1つ目が気になっています。

まとめ

結局長々と書いてしまいましたが、私はPixel 9 Pro XLを購入することにしました。
時間があれば、購入編の記事も書くことができればと思いますが、サイズ的にはProが良いかなと思いつつも、画面サイズや充電速度、最終的にはお得度と発売日を考えてPro XLにした感じです。

最後に、長文の記事を読んでいただきありがとうございました。
今回が初投稿で慣れていないところもあり、読みにくい点もあったかと思いますが、今後もこういったガジェット系の記事を気ままに投稿していければと思うので、もし気に入っていただけたらいいねやフォローをしていただけるととても嬉しいです。

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