ヤスタカオタが一夜のライブでCY8ERオタの沼に引きずり込まれた話。
こんにちは。しげです。
突然ですが、CY8ERというアイドルグループをご存知ですか?僕も最近まで全く知りませんでした。
「大人たちの事情」に振り回されない、完全なセルフプロデュースにより商業的に成功し、新たなカルチャーを作り出すことを目指して活動している[1]。オリジナルメンバーの苺りなはむがプロデュースや社長業を行いながら、他のメンバーと同様にライブも参加していることからもアイドルの中でも活動形態が特異であることことが窺える。プロデュース担当の苺りなはむがBiS出身であり、事務所運営も苺りなはむが行っているが故に、活動内容には一般的なアイドルが行わないような実験的な試みが多い。活動は非常に急進的であり、2020年までに横浜アリーナでのワンマンライブを成功させる事を当面の目標としている。楽曲制作はYunomiが中心となって担当している。作詞の中心はメンバーの苺りなはむが行っている。また、舞台演出は渋都市株式会社に所属するhuezが協力している。作品やステージはかつての秋葉原のオタクカルチャーや地下アイドルの文化などに、クラブカルチャーが混合されたような洗練された雰囲気に作り上げられている。(Wikipediaより引用)
要約すると、苺りなはむという社長兼アイドル率いる型破りアイドル集団という訳です!!!
僕の苺りなはむさんとの出会いは忘れもしない2019.4.20。ヤスタカ先生主催のWEEKEND PARTY 「FLASH!!!」に足を運んだ時です。
元々ヤスタカ先生が大好きで、「イベントにいっぱい参加したいな〜」と常々思っていましたが、ヤスタカ先生はなかなか僕の地元の関西には来てくれず、中々行く機会に恵まれませんでした。
しかし、就職で東京に来たことにより、こういったイベントにも気軽に参加出来るようになりました。
ヤスタカ先生の持ち曲に「White Cube」という曲があります。その歌を歌っているのが、苺りなはむさんです。
イベント当日。様々なDJがフロアを沸かせ、ボルテージが最高潮に達した時、ヤスタカ先生の出番になりました。プレイ中にヤスタカ先生はWhite Cubeを流してくれました。
すると突然、苺りなはむさんがヤスタカ先生の後ろに現れ、歌を歌い始めたではありませんか!
何ということでしょう……。
東京での「FLASH!!!」は初参加だったので、青天の霹靂でした。「まさか、ゲストとして、ボーカルの苺りなはむさんまで来る……。なんて豪華なんだ!!!東京すげー!!!」
その時に初めて本人を目にしました。
めっちゃ可愛い……。
それが第一印象でした。そして、イベントが終わるや否や苺りなはむさんのツイッターとインスタをフォローしました。
その後、ゆるーく彼女のことを追っていたのですが、つい先日のことです。彼女が所属しているCY8ERより、緊急無料ライブを開催するとのアナウンスがありました。(以下ツイート)
https://twitter.com/rinahamu/status/1183696526264029184?s=21
「何事だ!?解散してしまうのか!?」
アーティストからの大切なお知らせって大体心臓に悪いので、ガチファンでも無いのに身構えてしまいました(笑)そして、「無料ライブ」という文字に驚きました。
無料ライブ!?!?!?!???!!
「地下とは言え、アイドルが無料でライブしをしてくれるなんて!なんて太っ腹なんだ!」「前々から苺りなはむ個人だけじゃなくて、彼女の所属CY8ER自体にも興味を持っていたので、これは行くしかない!!!!これを逃すと2度とCY8ERを拝むことが出来ないかもしれない!」
そんな思いが頭を駆け巡り、「10月17日は仕事終わりに絶対観に行こう!」という決意をしました。
そして当日。会場であるWOMBに着くと、公式Tシャツを着た、いかにもといったオタクやメンヘラ風味たっぷりの可愛い女の子、違法ドラッグの売人でもやってそうな見るからに危険そうな若い男など本当に様々な人がうじゃうじゃ待機しており、まさにカオスといった状況でした。(彼らをバカにしている訳ではなく、新鮮に映っただけです。)
そんな中、ぼくは「はくちゅーむ」という曲くらいしか知らないにわかで、その場で浮きまくりのスーツ姿。
「えらいところに迷い込んでしもうた〜〜〜」
同士はいないかとキョロキョロすると、何人かスーツ姿のサラリーマンを見つけ内心ホッとしました。
しかし、ホッとしたのもつかの間。
なんと入場整理券の配布が既に終わってしまったとのこと。
「追加で配布するかもしれないが、会場に客が入ってから決める」とスタッフさんが教えてくれました。
「わざわざ渋谷まで来て観れずに帰るのはとても寂しい。なんとか整理券が欲しい……。」そう思いながら、やきもきしつつ大人しく待っていました。どんどん、整理番号が呼ばれていき、追加配布に期待がかかります。
そんな中、隣の大学生グループのような集団が「整理券欲しい人いますか〜?」と呼びかけていました。なんだか、別の予定が入ってしまったらしく整理券が不必要とのこと。僕は、すぐさま「欲しいです!」と応え、整理券をゲットしました。(その直後に追加整理券配布の争奪戦が後ろで始まっていました。)
これで、追加配布に怯えることもなく安心してライブに参加することが出来ます。整理券をくれた彼。本当にありがとう!
自分の整理番号が呼ばれると、ドリンク代を払い会場へ。真ん中らへんに陣取り、ライブが始まるのを今か今かと待っていました。いつもヤスタカ先生に会いに来ているWOMBが、ライブ会場になっているのを少し新鮮に感じつつ、少し待っているとステージが暗くなり、いよいよライブが始まります。
初っ端から「はくちゅーむ」のイントロが流れました。僕は。「あ、これ知ってる!これなら乗れる!」と安易に思ったのもつかの間。
後ろからめちゃくちゃ押され、人の波に流され、揉みくちゃになってしまいました。地獄。
下に置いていた、手持ちの鞄を辛うじて掴み、波から逃れようとすると、隣の人が騎馬を組み、前進していきました。
!?!?!?!???!!!?!?!?!???!!!?!?!?!???!!!?!?!!
ナニコレ。体育祭?思考が追いつきませんでした。
地下アイドルのライブに足を踏み入れたのはこれが初めて。「こんなにも盛り上がり方が異常だなんて!」色んなアーティストのライブに行き、少しはライブ慣れしていると思っていましたが騎馬戦は今まで経験してこなかったです(笑)
世界はまだまだ広い。
そんなことを思う暇もなく、必死で後ろに退避。最初から、にわかはにわからしく、後ろの方で静かに眺めていれば良かったのです。
前の方は騒がしいのですが、後ろの方はそこまででもなく。これで安心して楽しむことが出来ます。後ろから、全体を眺めていると、推しがソロパートを歌うときや曲の1番盛り上がるタイミングで彼らは騎馬を組み、彼女たちにアピールしていることが見てとれました。もの凄い愛を感じました。
その姿を眺めていると、ふと、高校時代にAKBオタをしていた友達を思い出しました。
高校1年生のころ。AKB人気全盛期。同じクラスで仲良くなった友達がいます。彼は背が高く、スラッとしており、顔もカッコ良いイケメンです。しかし、AKBに身を捧げていたいわゆる残念なイケメンでした。
彼と仲良くしていると、昼休みなどにライブでの掛け声の仕方や、オタ芸など本当に不必要な知識を教えてくれました(笑)
彼が教えてくれた掛け声。「叫ぶ時は名前の後ろは上げろ。」
会場では、「りなはむ〜〜⤴︎⤴︎⤴︎⤴︎」といった具合に、彼が教えてくれたような叫び声が聞こえてきました。
「彼はこんな感じの現場でアイドルを全力で応援していたのか……。」しみじみ感じるものがありました。
そんな感じで、騎馬の上の騎手が愛を伝えたり、語尾が上がる謎の掛け声が聞こえてきたりする異様な雰囲気のライブは実に楽しく、にわかの僕でもノレてしまう素敵な時間でした。
楽曲はYunomiさんというDJの方が作られてるとのこと。ヤスタカ先生みたいなエレクトロ系のクラブサウンドの秘密はこんなところに。だから、ただのアイドルとは違い、ヤスタカ先生大好きな僕も初見でノリまくれたのでしょう。
その頃には、僕もあちら側の人達と同類になっていました。
ライブも盛り上がった終盤、彼女たちがステージから降り、スクリーンにメッセージが映し出されます。
何が発表されるんだ…と、固唾を飲んで会場のみんなと見守る中。映し出された文字は……。
メジャーデビュー決定!!!!!!
**
ウォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!
ウォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!
おめでと〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!**
あちこちで、雄叫びや歓声が聞こえてきました。地下アイドルのライブ行ったその日、彼らは地上に出ていました(笑)
彼女たちが戻ってきて残りの曲が始まります。
前半にあれだけ暴れまくり、体力も尽き果てたかのように思えたオタク達が今まで以上に盛り上がり、暴れまくる様子は壮観でした。
そりゃ、長年のファンからすればこれ程までに嬉しい日は無いでしょう。初見の僕でも心から喜びました。
こんな素敵な時間を無料で過ごせたこと。CY8ERやファンの方に感謝です。
その恩返しじゃないけど、これからCD買ったり、ライブ行ったりして返していきたいと思いました。もう、オタク沼に引きずり込まれてますね(笑)完全に(笑)それだけ彼女たちが魅力的ということで!(笑)
おしまい
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