コンサルタントに書いてない「〇円売れたら起こるデメリット」
今日も大量に商品の仕込みをしていました。こんばんは。
今月はかなーりスローペースなスタート。今の時点で3万ほどの売り上げの今日の私です。
instagramを見ているとコンサルの記事めっちゃ発見タブにあがってくるんですよね。
大体タイトルは
「〇円売れるまでにやったこと」
「売れるハンドメイド作家は〇〇をしない!(している!)3選」
「好きを仕事にした私が見つけた法則💛」
とかまぁそういう感じのが多いですね。
コンサル自体は別にいいと思うんですよ。
個人的に
「その人が本当に〇円稼いだかなんて誰にも分らないよね」
と、作家の本性明かしてやってる人がいないから個人的に思うだけで。
明かすとリスキーだから明かせないのは解ります。
でも、私はそういうの基本的に信じない。
そして稼いだことで起こるデメリット、稼ぐ過程でこんな苦労がある、ってことはあまり書かれてないなー、とも感じます。
ふわふわした夢が見れそうなギリギリ夢から醒めないラインを攻めてるからうまいなー、とも思う。
脱線するけど軌道に乗るまでの苦労について、下に書く部分をもっと救う記事ってないかしら?とも思う。
多分駆け出しの作家さんってそんな強気な値段をつけないで安いところから入る人多いでしょ?
アクセサリーを例に出すといきなり3000円ラインの商品を出す人なんてほとんどいないと思う。
大体1500円前後から恐る恐る値段をつけてスタートしてく、っていうのが私のイメージ。
その価格で
「まずは月3万を目標に!」
ってコツコツ始めるとして、1つ1500円ならハンドメイドサイト仲介すると1つ10%引かれて1350円の売り上げ。
その値段で3万を目指すとすると
月22個売らないと3万にはならない。
初心者だから価格抑えめにしてるのに、価格抑えめにしてるがゆえに大量に売らないと3万にも届かない。
更に初心者だから知名度もないし、知名度がないのに月22個売るなんて限りなく無理に近い。
そこで我に返るというか、壁の高さを身をもって感じて怖気づいたり自信を喪失したりする人結構多いんじゃないかな。
これが初めてすぐにぶち当たる最初の挫折点。
この一番最初の苦しいところを、如何に乗り越えられるかがハンドメイドで収入を得られるかどうかの分岐点にもなると思う。
でもこの部分について
・どういうモチベーションで臨めばいいのか
・売れないうちからやっとくといいこと(無駄にならない下積みの仕方など)
具体的に触れてるものってあまりない気がする。
売れてない初心者のうちの下積みとして私がやっとくといいと思うことは、
・金具の素材について勉強する
・使うツールについて情報を集める
・同じジャンルの値段と作品についてリサーチする
・写真の撮り方を勉強する
・色んな人の説明文を読んで、要点を掴む(素材、重さ、用途、など自分のジャンルは何を説明文に記載するべきか学ぶ)
・梱包について考える
・パーツの仕入れる場所をどこが効率よく仕入れられるのか考える
・アクセサリーなら何が流行っているのか考える
(今は花びらとかシャボン玉とかミラーパーツとかが結構あるかな?
これを避けるのか取り入れるのか。
更にビーズだけ使ったアクセサリーとかガラスドームとか一時すごく流行ったものはよほど感度が高いか真新しさがないと、購入する人は目が肥えているから「古臭い」「少し前に流行ったな」で一蹴される可能性アリ?
商品を作るために手を動かすより頭を使うことに費やす時間の方が多くなると思うんだよね。
あとは計算。
売れてくるとこれらを効率化して早くできるようにならないといけないから
売れてない時間のあるうちにこの辺りを練っておくと後々自分の助けになる。
かなり脱線したけど
売れてくると起こるデメリットは
・時間管理が大変
・新作を作る時間を捻出するのに四苦八苦する
・大量に仕入れたパーツや梱包材の収納場所に困る
・作るだけでなくスカウトなどの話もくるのでその返答ややりとりなど事務作業にも時間をとられる
・売れる数だけお客様との連絡も増えるのでそれなりに時間が必要
・SNSの更新が結構大変になってくる
・ある程度まとまった時間を確保できないと新作を作り、人気商品を作り、委託先への商品を作るのは本当に大変。一日7時間くらい本当に働くことになる。しかも土日も祝日もない。
・自分で時間の采配をするので休みを取るのがおろそかになる。やることだけは無限に湧いてくる(イベントや委託販売があるなら商品の制作やセレクト、ディスプレイ考案、什器探し、名刺や台紙のデザインや制作または発注、梱包材の発注など)
売れる前は売れることだけを考えて作るものに注力しがちだけど、売れると商品以外にも考えることが本当に多くなり割かれる時間も多くなる。
塵も積もればで隙間時間に予定をねじ込んでなんとか効率よく作業を進めていかないと売り上げも止まるし手も止まる。
ただし悪いことばかりじゃなくて、もちろん売り上げは良いときもあれば悪いときもある。
でも、売れないときには「在庫の貯金ができているんだ」と考えられるように私はなった。
売れてるときは焼け野原になる勢いで在庫がなくなるので、過去作新作関係なく売れていきます。
なので、そういうときに過去作の在庫があるとショップが寂しくならずに見に来てくれたお客さんにも「この店すっかすかだなー」と思われずに済むメリットがある。
なので、軌道に乗ってくると過去作も見てもらえる頻度が自然と上がり、品質が一定のレベルに達していれば購入してもらえます。
あまりに今の作風とかけ離れているものは売れません。
あくまで「売れてる今のブランド」の商品が好きな人が買ってくれそうな商品なら、っていう意味です。
売れてくるとその日その月暮らしでなく、大型イベントや委託に出す場合は何か月も前から並行してその準備もするので、私の場合10月の今作っているものはクリスマス用の物だったりします。
今の季節より大体2か月先取りで商品を作ることが多い。
夏なら梅雨明けの6月から出したいから、4月には夏用の商品の予定やデザインを形にしていく作業に入ります。
12月のものは8月には考え始め、9月10月手を動かして制作、11月には出したいからもう今はひたすら制作の日々。
クリスマスのものをクリスマスシーズンに作るのは趣味でなく作家としてハンドメイドをするなら遅いです。
クリスマスに向けて今からレッツ制作制作!!
(クリマに向けて80個作らないといけないので今から白目剝きながら夜な夜な作業しているこんな人もいます 泣)
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