こんな日もある
筆者は坐骨神経痛持ちだが、悪化させてしまったようだ。
11月の三連休は中日に諏訪に宿を取り山行を楽しみにしていたが、ひと月ほど前から左臀部や大腿部の側面に違和感というか痛みを感じていた。今回の山行も当初は沢入登山口から入笠山を登る計画だったが、到底無理なことで、ならばアップダウンの少ない美ヶ原を歩こうと、直前に計画を変更し、意気揚々と出かけて来たわけだが、道の駅美ヶ原高原の駐車場に到着し、トイレのために車を降りて歩き出したところ左臀部に電流が走った!
歩けないことは無いが、悲しいかな撤退決定である。
実はこんなことは幾度となくあって、過去に「エイヤー、なんとかなるさ!」と歩き始めたところ、坐骨神経痛が悪化して牛歩のごとくスローペースで乗鞍畳平を徘徊したこともあり、今回は挑むことなく撤退とした。
道の駅美ヶ原高原の駐車場からは穂高連峰や後立山連峰といった北アルプスから戸隠・飯綱山、筑摩山地、眼下には上田市を眺めることができた。標高3000mクラスの北アルプスは、かろうじて冠雪した状態を保っている。iPhoneの他、Goproでも動画を撮影した(つもり)が、残念ながら撮影されていなかった。
車の運転にはほとんど支障はなく、マニュアルミッションのジムニーを運転する分にはなんら問題はなかった。気晴らしに道の駅から県道464号を白樺平まで降りてみる。そのままビーナスラインに戻り県道178号に折れて長和町から旧中山道(国道142号)を北上し大和橋を右折して大門峠から白樺湖を経由する。美ヶ原から霧ヶ峰(車山)に向かうにはこのルートが早いらしい(Googleマップ調べ)。※実際はこのルートが最速ではないと思う。
車山も車山肩も駐車スペースは混雑していた。八島との分岐を南に折れて少し行ったところにある”空き地”に車を停めて小一時間を過ごした。動画撮影中にどこからか聞いたことが無い音を感じていたが、頭上ではゆらゆらとモーターグライダーが飛行していた。
県道424号を四賀桑原に下りて、「おぎのや諏訪店」でトイレ拝借。諏訪インター付近のガソリンスタンドで満タン給油して今宵の宿に。上諏訪のビジネスホテルを常宿としているが温泉があり、上諏訪温泉の源泉掛け流しとの触れ込みだ。太陽の高い時間からどっぷり温泉に浸かって養生することとした。上諏訪温泉の適応症に「神経痛」とあったので回復に期待して。
温泉の効果で腰痛も少し楽になり、ふらふらっと酒場放浪記。これまたいつもの居酒屋で飲んだくれた。翌日、伊那谷の宮田村の蒸留所に向かう。前回購入したウイスキーが(普段飲んでいるスーパーの廉価品とは違い=そりゃあ当然だ)あまりにも美味かったのでリピートです。
ショップの入口で係の人から「工場見学か」と訊ねられる。本当はゆっくり工場見学もしたいところだが、マイカーで来ている以上は試飲も出来ないので断念している。
木曽駒ケ岳の麓も今が紅葉の見頃。大田切川沿いに「こまゆきロード」を北進し、駒ヶ根橋を渡る。木曽駒ケ岳登山の拠点でもある菅の台バスセンター(駐車場)前を通過する。駒ケ岳ロープウェイもダイヤによっては往復3,000円を超える。ロープウェイの駅までのバスや駐車場と合わせると5,000円を超える。高齢登山者予備軍のフトコロにはちょっと厳しいなあ。
ということで、長野県限定のブレンデッドウイスキーを1本買い求め帰路に就いた。車の運転中は何ともないのだが、降車して歩くと腰が痛い。しばらくは山行を休止して養生したい。
あ、旅行には行くよ。
旅行日:2023年11月3日~4日