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【洋書】Mistakes were made

前回「Cleat Cute」という洋書を紹介しましたが、同じ著者さんの本を読んでみたいと思い「Mistakes were made」という本を読んでみました。


あらすじ

Meryl Wilsner著の『Mistakes Were Made』は、
偶然の出会いがもたらす予期せぬ恋を描いた恋愛小説。
大学生Cassieは親友とディナーに出かけた夜、バーで魅力的な女性Erinと運命的な出会いをする。
惹かれ合う二人だったが、後にErinはCassieの親友の母親だと判明。
複雑な感情と葛藤の中、彼女たちは互いへの想いを抑えられずにいる。
世間体や家族の絆、年齢の差を越えて育まれる愛の形がユーモラスかつ感動的に描かれている。
禁断の恋と成長をテーマにした本作は、恋愛小説好きにはたまらない作品。

感想

バーで出会った素敵な女性が、まさかの親友の母だったという衝撃的設定。Cleat Cuteと同じくLGBT作品です。

「親友との関係を壊したくない・娘との関係を壊したくない」
そんな想いが2人の間には渦巻き、お互いを「都合のいいお友達である」と言い聞かせるあたり、胸が引き裂かれますね。
親友・娘の目を盗みながら密会し、関係を深めていく2人に引き込まれていきました。
いつばれてしまうんだろう…と思いながら読み進めるハラハラ感がたまらなく新鮮。
前回紹介作もそうでしたが、作者のストレートな状況描写や心境描写がリアルティを引き立たせているんじゃないかと思いました。
恋愛小説好きな方にはぜひ挑戦していただきたい作品です。




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