好きな感覚がわかれば没頭できる
一日というのは、作業の連続である。
ドリス・ピアース(Dris Pierce)は、作業の主観的意味が作業の魅力であるといっている。
ピアースは生産的作業・楽しい作業・休息になる作業と三つに分類している。
・生産的作業:仕事、家事など
・楽しい作業:遊び、趣味、行事など
・休息になる作業:睡眠、食事、入浴、セルフケアなど
朝起床して、トイレに行く、顔を洗う、歯を磨く、コップ一杯の水を飲む、
着替えをする、etc...すべてが作業だ。
もちろん、美容好きな人はセルフケアを楽しい作業に含めるし、きれい好きな人は掃除を楽しい作業に含めることが出来る。
’楽しい作業’というのは、個人差が大きい。
今回考えたいのは、それぞれの作業が自分にとってどんな意味があるのかな、ということ。そして楽しいと思える作業には、主観的な感覚の感じ方の違いがある、ということ。
感覚の感じ方の違いって?
’感覚の好み’が関わってくる。
快感を得られる感覚(快感覚)は
味覚…美味しいごはん
嗅覚…アロマ、入浴剤、ごはん、花
視覚…ごはん、風景、家具、自然、おしゃれ
聴覚…調理、音楽、自然の音
触覚…素材
固有受容覚…包丁入れるとき、スポーツ
前庭覚…ブランコ、ジェットコースター
などがあるが、
私の場合は料理やごはんが、快感を得られる多くの感覚を占めている。
作っているときの手の感覚、鍋の中でぐつぐつと食材が煮える音、見た目の美しさ、口に入れて感じる美味しさ。これらは、快感。
ひとそれぞれに感じることが違うから面白い。
作業科学を日常に取り入れて考えることで、人生がより豊かになるのではないかと考えている。
前の記事で話したフロー体験は、楽しさから没頭できて起こるんだなぁ。
そして、作業の分類、快感覚から、作業のバランス(割合)を考えていくことが次のステップ…!
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