psychedelic violence crime of visual shock is DEAD…

この様な記事がTwitterでバズってます。

元Syndromeの龍夜さんが昨今のライブのチケット代に関して高額になっているのは何故なのか?とポストされ、それに関して現役バンドマンの方からのお返事を掲載なさった事で話題となったようです。

確かに昔のバンドのライブチケット等の画像を見ると今では信じられないお値段です。

現在の半額などというものも珍しくない。

音楽ビジネスのあり方が劇的に変わったのもあって、昔ほど音源や映像作品で稼げなくなったというのが大きく、大きな収益を上げられるのがライブになったのでしょう。

加えてMVなどを制作しないと音楽を認識してもらうことすら困難で、映えるものを作ろうとすれば自ずと費用が嵩み、立ち行かなくなる。

ビッグアーティストならばそれも飲み込めますが、これから活動を始めようというアーティストには非常に高いハードルになっています。

また、V系や地下アイドルに関していうならばその収益の主なものがチェキを売る事であり、チェキを売るには映える衣装やメイクをキッチリとしなくてはならない。

そうやって必要経費が嵩むことによってそれを補填しやすいチケット代というものに上乗せするようになった。

またライブハウスの費用も上がり、バックのパーセンテージが低くなったことでチケット代が上がる。そしてチケット代が上がると来にくくなって動員が稼げないという悪循環を生んでいる。

とまぁ現状非常に厳しいものになっている事は否めないですね。

客側にも演者側にも全くメリットは現状ありません。

圧倒的な推しが居なければライブに行くまでのハードルが高すぎる。

今やエンタメはスマホの中に溢れてるし、何より簡単に注目は集められる様になった今だと中途半端なものは見向きもされないのかもしれない。

けど、ことV系に関しては本当にそうなのか?と疑問に思います。

V系と言われるジャンルがジャンルとして認知されて30年、在り方は大きく変わりました。

当初は

「注目集める為ならどんどん見た目を派手にして自分達の音を聴かせてやる!」

だったものが

「キラキラして派手にしなきゃV系じゃない!」

みたいな精神に変化して行った気がします。

道が無かったから無理やり切り開いて行った方法が年月を重ねることによってそれが様式美と捉えられて伝わった事が本来の目的を変質させてしまった。

成功した憧れのバンドマンを目指す余り、その人に近付こうとその憧れの今を追い求めた事で分不相応な外見になって行ったことにより本質の部分が失われたのだと思う。

またファッションに関して言えば、V系が流行したことによってそのような雰囲気を持った洋服やアクセサリーを販売され、ファンがそれを身につける様になる。

そうなるとステージに上がる演者側がファンよりも劣る衣装を着てステージに立つ訳には行かなくなり、結果高価な衣装を纏うようになり、その費用をグッズ代やチケット代に転嫁する。

チケット代を安価にするには最早八方塞がり。

何か他の金策をしないと活動を継続するのは非常に無理があります。

人気がなければSNSで金策を取ることも難しい。

そもそもの資金力がない者は淘汰されるしかないという、まぁ地獄みたいなものです。

これが分かっててやるのは阿呆だと多分誰もが思います。

けれど、V系の良いところって

「派手なメイクして音楽やってればればV系ですよ!」

ってトコだと思う。

逆に言えばこれをやっちゃうと望みもしないのにV系って呼ばれちゃうんですよ。

この多様性の時代にまぁ差別的な蔑視ですこと!

けど、ポイントはそこなんですよ!

そうすりゃそのジャンルに入れる訳です!V系バンドマン一丁上がりなんです。

だからまず衣装問題を何とかすれば良い。

今や洋服なんて掃いて捨てるほど市場にあるんだから古着屋回ってそれなりのものを見つける。

それを面白おかしく格好良くカスタムするんです。

それで衣装代は浮く。

メイクも下手なら思いっきり下手にやれば良いんです。

ファンデーションさえ塗れば後は全てグッチャグチャにすればいい。

苦手なら顔を眼帯で覆ったり、包帯で覆ったりマスク被ったりすればいいじゃん!

ってそもそもV系否定してるみたいな発言してる自覚はあるが、必ずしも美しいメイクが求められてるか?って言うとそうじゃないでしょ?

そりゃ綺麗なことに越した事はないですが、ここは日本です。

日本には無敵の概念である『可愛い』があるじゃないですか!

そもそも『可愛い』という概念は足りてない事や幼いことを愛らしいと思う感情なのです!

だから、どんなに本来の意味合いを満たしてなくてもそれを愛らしく見せる事は出来るはず。

だから、それを利用するという手も使える訳です。

そうやって、何が大切なのかをきちんと据えて、その上で様式美の部分を削っていくという方法を取ればお金がなくても何とかなるんじゃないかと。

それで人気出ればめっけもんじゃない!

そもそもV系の世界観の根本は根性とやせ我慢とDIYだからね!

人に頼るんじゃなくて技術が足りなくてもそれを己の力で全部表現してドヤる世界。

それに着いてくれたファンをどう満足させるかはその次の段階なんですよ。

まずドヤれ!そして増えてきたら人の目を気にしろ!となど思った訳。

多分、いきなり商業ベースに乗せようとするから成立しないんです。

芸術なんてそもそも世に認められるか否かはギャンブル的要素なんです。

だからまず究極的に自己満足に浸れるものを作る!

それを面白いと思ってくれる人を集める事が始まりです。

人は中身なんか愛してくれない!だから思いっきり分かってほしいって足掻くの。

人がどう思うかなんて事はそれから!まずは人に触れてもらうにはどうするかを考える!

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