『28歳フリーター日記 仕事と妻とエトセトラ』 vol.2 妻との出会い
私は妻のA-ちゃんと一緒に暮らしている。
今日はA-ちゃんとのことを少し書いてみようと思う。
集合30分前
A-ちゃんとの出会いは、友人の結婚式だった。
集合時間の30分前には到着する。体育会に長く所属していたせいか、自分にはこの言葉が刷り込まれていた。この日の結婚式の受付開始時刻は11:00。
ということは10:30には会場に到着しなければならない、僕は普段通り30分前を目安に会場に到着した。
到着時間が早すぎた。受付の人もまだ来ていない。誰もいないと思われたウェルカムスペースに入ると部屋の手前のソファーに一人の女性が座っていた。普段の僕なら確実に話しかけたりしないだろうが、その日はなぜかその人に話しかけた。
「来るの早いですね。」
「うん、友達のブーケとか用意するから少し早めにきてるんです。」
聞いてみると、彼女は花屋さんに勤めていて今日の式で使うブーケを作成しているとのことだった。
結婚式に参列にするのは少し薄めかなというメイクと、柔らかい表情になぜか安心感があった。
真面目に生きるのが自分を苦しめることが多かった人生だったけど、今日は真面目に生きてきてよかったと思った。集合の30分前に到着すると何かいいことがあるかもしれない。
この結婚式の日から役半年後に交際をスタートした。この期間のことは
またどこかで書くとして筆をおこうと思う。