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2024年3月27日

2024/03/27 07:31

目覚ましが鳴る少し前に暖かさで目が覚めた。
カーテンは閉じたままだが、隙間から差し込んでくる光で青空が広がっている確信を得た。
今日は暖かいな。気温は何度だろう。
寝床にスマートフォンを置いていないので分からないが、とにかくいつもより暖かいと感じたことは確かだ。

肌で感じたことを視覚情報で確認することが当たり前になった。
言い換えると、肌で感じたことはあまり信用していない事に気がついた。
気温を例に挙げると、自分が「いつもより暖かい」と感じていても温度計やスマートフォンのお天気アプリに表示される温度を見て昨日と変わらなければそれは感じ違いだと納得してしまう。これは感覚をあまり信用していないことの現れなのかもしれない。

物事は尺度をもってこの世の中に存在する。
コーヒーの苦い薄いもシャワーの温度の熱い冷たいも。
その尺度は人それぞれであることは当たり前なのだが、絶対的な基準が目に見えないほど透明にそこら中に飽和状態で横たわっている。その中を窮屈に歩く日々を過ごしていると、気がつかないうちに大きな影響を受けていた。
コーヒーの苦さはきっと数値化できるだろうしシャワーの温度も数値化できることは知っている。そしてこれが便利であることも、その恩恵を受けていることも理解している。

ただ、せっかくこうして文章として客観的に考えることができたから、肌で感じた自分の尺度に耳を傾け信用してあげたいと思う。
世界にひとつの尺度は他の誰でもない私だけの物だから。

2024/03/27 07:46

今日はこれでおしまい。

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