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2024年3月5日

2024/03/05 07:27

窓に雨が当たる音を聞きながら何を書こうか考えている。
せっかくだから大嫌いな雨に関することを書こう。

運動会が雨で順延。サッカーの試合が雨の中決行。
せっかくの休日が雨で外に出られない。
雨の中ライブ会場まで機材搬入。
思い出すだけで悲しくなる。

そんな大嫌いな雨をいいなと思えたことが一度だけあった。

ある年の5月に訪れた小樽でのこと。
到着したのは午後8時少し前。
札幌から乗った電車に揺られている途中から窓に雨粒が現れ、徐々に量が増えていく。
雨かよ。悲しくなった。
小樽駅に着いて電車を降りるころには雨音が駅舎の外からしっかり聞こえていた。
クサクサした気持ちで改札を抜ける。

雨に濡れた路面に様々な光が反射した美しい景色が私を迎え入れてくれた。
雨はまだ降り続いていたが私の心は晴れやかになった。
初めて訪れた小樽の町が雨でよかったとさえ思えるほど、この町には雨が似合う。
遠路はるばるやってきた。その苦労も手伝ったのかもしれないが。

翌日は霧雨の中散歩をする。有名な運河から港に向かって歩く。
雨に包まれた神秘的なその景色は、どんな旅行雑誌にも載っていない
ある意味特別な景色。

またいつか行きたい。次も、どうか雨でありますように。

2024/03/05 07:42

時間が来たのでここでおしまい。

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