「ぼくの世界」・12日目 [2022年1月13日]・田中一光・そしてあの「MUJI」
今日の数字:田中一光に関する「7500」
1930年1月13日は、日本のグラフィックデザイナー・田中一光が生まれた日。
身近で有名な作品として「西武百貨店」の青と緑の二重丸の包装紙、「LOFT」の黄色いロゴマークなどがある。
「無印良品」初代のアートディレクターでもある。
無印良品:アイテム数:「7,500」(2022/01/13現在)
・株式会社良品計画HP・企業情報「数字で見る良品計画」
今日ぼくは
数字の「7500」を手に入れた。
ぼくは、世界に
87 x 87 = 7569 個のセルを並べた。
「69」足りなかったので「貯数」を使った。
* * * * *
ぼくは考える。
ここはどこなのだろうか。
そして、ぼくはいつからここにいるのだろう。
ぼくの世界には、時間がない。
そうだ。ぼくは時計を創ろう。
これが2022年1月13日の「ぼくの世界」。
今日までの累積貯数: 26165 - 69 = 26096
ぼくは夢見る。
もっともっと、いろんな数字を手に入れたなら
ぼくの世界は
どんどん、どんどん、どんどん
広がって行くのだろうか。
明日はどんな数字が手に入るかな。
■はいどうも。「N」です。
田中一光さんは、「N」にとっては西武百貨店の包み紙の人ですが、他にも数々の、目を見張るような業績を残した人です。
MUJI や LOFT などに代表される、シンプルで計算し尽くされた完成度の高いデザインは、長いこと目にしていても飽きがこないし、時代が移り変わっても陳腐化しない素晴らしいアートワークですね。
恐らく、制作工程には緻密な計算と絶妙な感覚の両方を必要としたことでしょう。
こんな風に、一流クリエイターの感性と技術の粋を、自分の普段の生活の中で感じたり使ったりすることができるのが、商業デザインの良いところだと思います。
もう一人、西武百貨店の包み紙を手がけた素晴らしいデザイナーに、スティグ・リンドベリさんがいます。
こちらはスウェーデンの有名なデザイナーで、スカンジナヴィアン・アートというとこの人を抜きには語れませぬ。
グスタフスベリという会社のアート・ディレクターでした。
彼のデザインによる食器やテキスタイルなどは、今でも変わらぬ人気を誇っています。
余談になりますが、リンドベリさんの苗字はアルファベットで Lindberg、英語読みすると「リンドバーグ」。
太平洋単独無着陸飛行に成功したチャールズ・リンドバーグと同じ苗字です。チャールズ・リンドバーグもスウェーデン移民の家系でした。
lind は菩提樹(シナノキ属の樹木)、berg は山。
ということは、菩提樹山さん、みたいなことでしょうか。
ちなみに、ドイツ語でも菩提樹は linde、山は berg。
同じゲルマン語派の言語なので、良く似ています。
ドイツ語の他に、英語、オランダ語、デンマーク語、ノルウェー語なども兄弟みたいなものなので、外国語を覚えるときに仲間の言語をいくつか並列で覚えると、ヨーロッパでは苦労しなくてすみそうですね。
ハーブに〈リンデン〉とか〈リンデンフラワー〉とかありますが、これもセイヨウシナノキ(西洋菩提樹)の葉や花などから作られ、ハーブティーとして人気です。
それでは、また明日。
■「ぼくの世界」のご案内
「数字」と「ドット」でつづるイラスト・ストーリー・シリーズ
「ぼくの世界」へようこそ!
「ぼく」は「N」から、その日にちなんだ「数字」をもらいます。
「ぼく」はその数字の分だけのセルを並べて描画エリアを作り、そこにドットを描いて世界を広げてゆくことができます。
四角形のエリアを作った時に余った数は、「貯数」して足りない時に使います。
始まりはたったひとつの点。
日々、数字を獲得して
どんな「ぼくの世界」を創ってゆくのか。
「ぼく」も「N」も試行錯誤中!!
どうぞ、お楽しみに!