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海外ドラマGood Omensで英語の勉強をしよう!#2

こんにちは!
今回は、アジラフェルが炎の剣をあげた状況をクロウリーに説明しているセリフの解説をやっていきたいと思います!
では早速やっていきましょう!

"I gave it away"

字幕では、「あげた」「あげたんだ」となっていました。その通りですが、
ただあげた、だと、I gave itだけでも通じます。なぜawayがついているのでしょうか。
I gave it awayには(自分に必要のないものを)手放す、(本当は価値のあるものだけど)無料であげちゃう、というニュアンスが含まれています。
今回の場合は主に後者の(本当は価値のあるものだけど)無料であげちゃった。ということでしょうね。単純にアジラフェルに炎の剣が必要なかった場合もあるとは思いますが、この後のアジラフェルの説明は、なぜ価値のある炎の剣をイブとアダムにタダで渡しちゃったかを説明しているように取れるので、後者の意味が大きいと思います。
炎の剣は大事なものとわかっておきながら二人にタダであげちゃったアジラフェル、愛おしいですね。
そのアジラフェルの説明の続きを見ていきましょう。

"There are vicious animals"
字幕では、「凶暴な動物がいるし」でした。
viciousは悪質な、ひどい、激しい、などの意味を持っています。
animalsは動物の複数形.
だからvicious animalsが凶暴な動物と訳されたんですね。
There are~やThere is~は、「~がいる。」という意味があります。
過去形も同じです。There were ~やThere was~は「~がいた。」です。
例えば、
There was a spiderman!
スパイダーマンがいた!
There is a demon Crowley.
悪魔クロウリーがいる。
There are many people in Shinjuku.
新宿に人がたくさんいる。
などです。
是非使い方を覚えておいてください。

"It's going to be cold out there"

 ここは字幕では省かれていました。
もうすぐ外は寒くなる、という意味ですね。
It's going to beはよく使われる表現です。
It's going to beに、寒いなどの形容詞で、
形容詞になる。という意味があります。例えば、
It's going to be fun.
楽しくなるぞ。などです。
この文はIt is goning to beで一つの熟語みたいな感じですが、
ついでなのでbe going toの使い方も覚えていってください。
主語 be going to 動詞は、「これから主語は動詞する予定だ。」という意味になります。
例えば、
I'm going to go to Canada.
私はカナダに行く予定だ。あるいは私はカナダに行く。となります。
toは矢印のイメージです。カナダ「に」行く。の「に」の部分だと思ってください。
似た言葉のwillもついでに覚えましょう。
willはbe going toとほとんど同じ意味ですが、be going toが~する予定だ。というニュアンスがあるのに対して、willは「~しようって今決めた。」みたいなニュアンスです。例えば、
What do you want to do from now on?
これからどうしたい?という質問に対して、買い物に行く。と答える時、
I'm going to go to shopping.
と言うと、質問されるより前にはもうショッピングに行くことを決めていた。もともとそういう予定があった。というニュアンスになり、
I wll go to shoppingと言うと、質問されて今思いついた。今行くことに決めた。みたいな感じになります。
これまたついでですが、話すときには、going toが短縮されてgonnaになることが多いです。発音は、ゴナ、ガナ。
want toもwannaに、発音はワナ。
try toもtrynaに、発音はトラィナ。になりやすいです。例えば、
It's gonna be funny.
面白くなるぞ。
He's gonna go to the bookshop.
彼はブックショップに行く予定だ。
I wanna be a hero.
私はヒーローになりたい。
I'll tryna have a girlfrend.
彼女を持てるように頑張るわ。
みたいな感じです。でも、これらはあくまで口語的な表現です。
文章で書くときはちゃんと書きましょう。
では、次に行きます。

"And she's expecting already"

字幕では「女は身ごもってるんだぞ」でした。
she's expectingは、彼女は妊娠している。と言う意味です。
alreadyはすでに、もう、などの意味です。
Andはそれに、など、前に出たものとの続がりを意味しています。
前の文章に続いているということです。
She is expectingと進行形ですね。
進行形は、今まさにこういう状態だ。というような意味を表します。
例えば、
I'm reading a book.
本を読んでいる。(今まさに)
He's driving the Bentley.
彼はベントレーを運転している。(今まさに)
と言った感じです。
進行形は今に焦点を当てています。
では、次に行きましょう。

"And I said,
"Here you go. Flaming sword. Don't thank me.
And don't let the sun go down on you here.""

長いですね。ちょっとずつ見ていきましょう。
I said, "セリフ"
は、私は「セリフ」と言ったんだ。と、その時に言ったセリフをそのまま言いたいときに使えます。そのまま言わなくてもいい時は、
And I said (that)~で~と言った。です。
(thatはあってもなくてもどっちでもいいです。)
何が違うのかと言うと、セリフの文章が場合によって変わってきます。
例えば、セリフが、現在形や進行形だった場合。
I said, "I want to play a piano"
I said (that) I wanted to play a piano.
と、上の方は問題ないですが、下の方は過去形になっていますね。なぜなら、上の方はセリフをそのまま再現している感じなので問題ないですが、下の方は文章的に現在形のままにしてしまうと変になってしまうからです。
I said (that) I want to play piano.
だと、I saidと言っているので過去の話のはずなのに、セリフが現在形などの過去形じゃないとなると、文章全体の時間の感覚がおかしくなってしまうからです。
過去に言ったセリフをそのまま相手に伝えたいときは、
I said, "セリフ".
としましょう。そのままじゃなくてもいい場合は、ちゃんと過去形になっているか確認しながら書きましょう。
話す時は、上の時はコンマ(,)のある、I saidとセリフの間のところで一拍置き、下の場合は普通に話しましょう。
ちなみに、thought(思った)でも同じです。

"Here you go. Flaming sword. Don't thank me"
発音してみてください。リズムというか語呂というかが最高ですよね。
私の好きなセリフです。字幕では「炎の剣をどうぞ」となっていました。
シンプルですね。
Here you goはこれどうぞ、はいどうぞ、さぁこれを、って感じです。
同じような言葉にHere you areがありますが、こちらはやや丁寧で、こちらをどうぞ。って感じです。
Flaming swordはそのまま炎の剣です。
炎はもともとFlameですが、燃えている剣、と剣を修飾するためにFlamingになっています。
Don't thank meは直訳すると、私に感謝しないで、です。つまりは遠慮しないでとかお礼はなくていいよってことですね。
"Here you go. Flaming sword. Don't thank me" は、
さぁどうぞ!炎の剣だよ!お礼はいらないからね!ってことです。
このノリが好きなんです。伝わりましたでしょうか。

"And don't let the sun go down on you here"

字幕では「日が暮れると伝えた」でした。
と伝えた。の部分はさっきの文章のAnd I said,の部分のことでしょうね。
don't let the sun go down on you hereと言っているので命令形ですね。
命令形と言っても命令している感じはありません。~しないようにね。と言っている感じです。
let the sun go downとありますが、letには、
let somebody/something doで、somebody/somethingに~させるという意味があります。そして、letの~させるには許すとか、相手の思うがままにさせてあげるみたいなニュアンスがあります。
例えば、
I'll let you go.
お前を行かせてやる。
Let me guess.
推測させて。当ててみたい。
みたいな感じです。
今回はdon'tと、命令形と否定形が入ってますね。
そして、sun go downは太陽が下に行く。つまり日が暮れるってことです。
on you hereはこちらで、あなたがいる辺りで。
なので上の要素を合わせると、
あなたがいるこの辺りで日を暮れさせないようにね。
日が暮れるころにはこの辺を離れておくんだよ。ってことです。
さっき言ってましたがvicious animalsがいるからですかね。
アジラフェルの優しさが止まりません。
そんなアジラフェルが最後に言ったのが、

"I do hope I didn't do the wrong thing"

hopeは望む。
wrongは間違った。
wrong thingで間違ったこと、です。
I hopeでもいいのにわざわざdoが入っているのは、強調しているからです。本当に望んでいることを表すために無くてもいいdoが入っているんです。
つまり、僕は本当に望むよ。僕は間違ったことをしてないって。
ということです。字幕では、「悪いことをしたかな」でした。
これだけ良いことをしておいて悪いことをしたかなって気にしているアジラフェル、アジラフェルらしいですね。

さて、いかがでしたか?
アジラフェルというキャラを少しは深堀できたのではないでしょうか。
ついでに英語の勉強もできましたね!
There are~やThere is~とか、
It is goning to beに、
be going to や will、進行形に、
I said, ""、I said ~
let somebody/something doなどをやりました。
忘れていたら読み返して復習しましょう。
では、これで終わります。ぶる~ぬでした!

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