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アシスタントキャプテン

すいません。ちょっと自慢話です。

次男坊昨年ルーキーとして今いるジュニアチームに入団しました。最年少ルーキー。他のプレイヤーはルーキーでもみんな年上でした。

このチームは全員約25名。21歳を筆頭に15歳まで6年の年の差があります。

次男、幸運にもよいベテラン選手たちに囲まれ刺激的な毎日を過ごしていたようで、私に話してくれたこと以外にも彼の知っている世界を大きく広げてくれる一年になったんじゃないかなと思っています。

大学で勉強と両立している選手もいれば、フルタイムで仕事をしている若者もいて、考え方もそれぞれ。

S君は僕と同じ高校の卒業生で今は船の貨物の仕事をしていてね、すごく稼いでいるんだって。

A君は大学の寮にいるんだけど、学生寮が山の上にあるから雪の日は閉じ込められちゃうんだって。

と、目をキラキラさせてはなしてくれる息子からはみんなが好きで好きでたまらないオーラが思いっきり発せられていて、いい仲間に恵まれてるんだなあと私もドキドキを少し分けてもらっていたり。

このチームの皆さんには足を向けて寝られません。

今年は去年のように厳しいトライアウトもなくそのままチーム継続。8月末に選手のトレード、引退とSNSを通して何となくどういう状況下測りながらワクワクの練習再開。

今年は選手交代が多く、何とルーキーは12人。ほぼ半分は新顔です。

その他にも他のチームからトレードされてきた数名を合わせて新しいチームの顔合わせがありました。

ルーキーの中には次男が以前チームメートだった子や対戦したことのある顔見知りが3人も。こうやって時代が変われば敵も味方に、そして別れたチームメートとまた同じチームで戦うことができるんだなあとしみじみ。

次男坊まずまずのシーズンスタートでした。

プレシーズンと呼ばれる親善試合を数回したあと、本シーズンが開幕しました。

初ゲームはあいにくアウェイ。おとなりのリッチモンドです。

まちにまった試合。夫も1週間前から

もうすぐだなあ。

連発。耳にたこできちゃういきおいで繰り返され、いよいよ当日。

遅れちゃいけないからと、夫仕事を早退。更にスクールバスを待っていて何かあったらいけないと、学校まで直接迎えに行き、そのまま会場へ。完全マネージャー復帰です。

私は家から観戦する予定だったので、長男と夕食をすませ片付けをしていると

チーン♪

携帯がなりました。はいはい、と覗くと

夫からメッセージ

kdkeobjir

?? なんじゃこれ

それに続いて、またチーン。毎度うるさい。

今度は写真。ぶれぶれだけどそれが次男なのはわかります。でもナニコレ?どうした?

まあ、まちがっちゃったかなあ?何かの手違いだよねえ、と片づけを再開すると、今度は電話が。

もう、いい加減にしてよおーと思いつつ電話を取ると。

ー 見た?写真?すごいよね。次男、副キャプテンだよ。すごいよ。すごいよ。信じられないよ。

ほお。写真は見たけど、あんまよく取れてなくてスルーしてたけど、もう一度よく見ると、確かに彼の左胸にAの文字。なるほど。

これをいち早く伝えたかった夫。あまりにあわてすぎて全く伝わっていなかった。残念。

ここで、へえーよかったね、で済ませると絶対に夫の機嫌は悪くなるので、私なりのテンションマックスで応答

わーすごいねー。よく頑張ってたもんね。よかったね!

という私に、夫満足したっぽい

あいつは本当にいい子なんだよ。やっとわかってもらえたんだよ。本当によかったよ。

とよくわからないけど言いたいことをいうだけ言ってすっきりした様子。

アッもう始まる。

と無情にも突然切る夫。別にいいけど。

ということで、しっかりテレビの前に座って、インターネットで中継されている試合を居間から観戦しました。

両チーム、それそれのスターティングラインの5名の選手が並びます。その中に次男坊発見。一番端っこで国歌斉唱を聞いています。その彼の胸には”A”。

よかったね。おめでとう!

この日の試合は惨敗。いつもなら文句のとまらない夫ですが、この日ばかりは「いやー、夢見てるみたいだー」と試合の結果ではなく次男の副キャプテン昇格の喜びをかみしめていました。

いいシーズンになりますように。。。

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