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次男坊の格言

先日コスコに買い物に行った時のこと。

買いたいものリストがいつになく短く、どうしても必要なものだけと決めていたこともあって、ちゃちゃっと買いたい商品をカートにいれ、いつになくすいているレジで支払いを済ませると

ちょっとお昼買って帰ろうか?

と最初からランチ狙いでついてきたことが見え見えの次男坊、私のバンクカードを握りしめてコスコのフードコートに向かいます。

要領よく自分の食べたいもの、お兄ちゃんんの文句を回避するべく長男の好きそうなものを注文して、番号が呼ばれるのを彼と一緒に待っていると。

危ない!

かわいい6歳くらいの小さな女の子が二人。手に買ったばかりのソフトクリームをそれぞれ手にしながら追いかけっこをしている。

彼女たちの親御さんはと目で探すと話に夢中でカートを停めてすごい勢いで話をしていて完全に子供たちのことは目に入ってない様子。

お子さんたちはソフトクリームでハイになっているのか、甲高い声を上げてもう子犬のように動き回っている。

それは見方によっては子供らしい?のかもしれないけど、場所が悪い。

みんなそこを重たいカートを押して出口に向かう交通の激しい通路。

そこで、通りすがるカートにひかれてしまうのではと、見るに見かねて声をかけようと思った時。

ほおっておかないとだめだよ。

と次男坊、すごく冷静に私を止めます。

でも怪我しちゃうよ。危ないよ。ぶつけちゃう方の人だって後味悪いし。。。

という私に、

ああいうのはね、痛い思いした方がいいの。そうじゃないと学習しないの。カートで引かれたって最悪足が挟まって痛いくらい。死んじゃうわけじゃないから大丈夫。

。。。。でも怪我したらかわいそうだよ。

更に次男坊。

じゃあ、いつかもっと大きな事故で怪我しそうになっても危ないよって誰も教えてくれなかったら、気づかなかったら?
その方がずっとかわいそう。

もっともすぎてぐうの音も出ない。

今次男坊はボランティア活動の中で小学生と触れ合うことが多い。その中で学習したことは、多いよう。

彼曰く、本当に危険でなかったらある程度はほおっておくそう。

子供が泣いても慌てない。かわいそうじゃなくて、危ないことをしたらどうなるか見守る。泣いていたら慰めるのではなく、大笑いすると、子供たちははずかしくてすぐに泣きやむ、とか。

そして次男坊独り言みたいに。

だから、お母さん、もう少しお兄ちゃんのこともほおっておいた方がいいよ。

と目から鱗の一言。

長男のことに振り回されている私への苦言、ついでにみたいな形で言われました。本当に次男坊の言う通り。。。

ふいに痛いところをつかれてしまった感じ。

次男坊も彼なりにいろいろと感じて思っているんだなあと、彼の成長にうれしいような、そしてもう実は私よりずっと大人になってしまっていることもあるんだなあと、追い越されてしまったような寂しさにちょっと胸が痛みました。

今までも彼なりに思うところはあったのだろうけど、そんな風に言葉にできるようになった、成長したということなのでしょうが。

助手席でホットドッグをおいしそうに食べている無邪気な次男坊の隣で、いろいろと思いめぐらす家路となりました。

画像はtukumoshigemuraさんにお借りしました。

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