青春の一コマ
我が家の次男坊は現在グレード11。日本で言うところの高校2年生です。
日本の学校は4月からですが、こちらは7か月ほど早い9月に新学期開始、6月で終了。
今年の9月にはグレード12、高校最高学年です。
早いなー。
来年の6月には義務教育終了です涙。
彼の通う学校は私立の男子校。
文武両道を学校のモットーに掲げているので、勉強は勿論スポーツにも力を入れてくれています。
日本のクラブ活動のようなタイプの年間を通して活動するプログラムと並行して春季のみ課外活動としてスポーツが各種用意されてあり、どの学生も一つ選んで参加しなければいけません。
マストです。
我が息子も毎年どのスポーツが一番楽にできるか、どの先生がやさしいかと希望動機は非常に?ですが、お友達と検討し選択します。
彼が最初の年に選んだのはサッカー。その翌年は陸上。そして今年選んだのは・・・・
フィールドホッケー。
アイスホッケーとルールはほぼ一緒ですが、これはかなりハードな競技。
彼のホッケー仲間と一緒に参加しているので楽しそうではありますが、アイスホッケーは氷上を滑るので実際にそれほどエネルギーは消費しませんが、フィールドホッケーは走らないと前に進まない。
週に2回の練習と試合。
帰りがいつもより2時間近く遅いので、それだけでも疲れていると思うのですが、家に着くともう充電切れ状態。
面白いくらい疲れています。
玄関を上がったところで座り込んだらもう立てない、そんな感じです。
大変なんだなあとは思っていましたが、週明けコーチから親御さんもよかったら試合の応援に来てくださいとスケジュールが送られてきました。
練習を見に行くほどの興味はありませんが、試合は行ってみたいかも。
実際フィールドホッケーの試合って見たことありませんでしたし。
ということで昨日行ってきました。
試合は学校の近くにある大学のグラウンド。
ちょっと早めに仕事を切り上げてすでに始まった交通渋滞の中45分かけて到着。試合開始には間に合わなかったけど、試合に間に合ってよかった。
彼らの学校の色は赤 ー 大きな通りの反対側からも目に鮮やかな真っ赤なベストがよく見えます。
そしてその中に楽しそうに走り回る次男坊。足より口がよく動いてます。
悪ふざけしながら仲良しの友達たちと走り回ってます。
わー青春だ!
きらきらしてます。
天気だったこともあって、本当に映画のシーンのよう。
こういう何でもない景色をちゃんと覚えていていつかあの時は楽しかったなあって思ってくれたらいいんだけど、そんな暇がないくらいまあとにかく楽しそう。
対戦相手は何とパートナー校の女子チーム。女の子といっても彼女たちはカナダのナショナルチーム所属だそうで、ボールさばきは見事。
日に焼けた彼女たちはとても健康的で魅力的。スポーツをやってる子ってかっこいいなあ。
私とは無縁な輝きを放っています。
でもどうしても同じ年の男子とは体格、スピードともに負けてしまうので、コーチが女子チームに参加したり、いろいろとハンデをつけて試合はかなり接戦。
最後に女子チームが巻き返し、ペナルティーショットが入れば同点のチャンス。
ゴールの前に並んだ次男とそのチームメート。隙間を作らないようにおしくらまんじゅう状態で最後の攻撃を待ちます。
必勝という緊迫感はない親善試合ではあっても、やはり両者勝ちたい。女子チームも男子チームもこの時ばかりは真剣です。
結局加点できずに次男のチームが勝ち逃げしましたが、友達と抱き合って喜んでいたり健闘を称えあう子供達たちのいい笑顔。
もーずるいー!
いいなあとひとりジーンとしてしまいました。
帰りの車の中1時間弱、けらけら笑いながらずっとしゃべり続ける次男。
楽しかったのねえと私の心も温まります。
持って行ったスプライトを開けた時に思いがけず爆発してしまって大笑い。そんなハプニングすら、青春だわーと私。
仕事で疲れた私には、もう全部が映画のワンシーンみたい。
キラキラした世界でこれ以上ない笑顔を絶やさない次男。
いつもは想像すらしなかった次男の世界を少し除くことができてビタースウィートな気持ちになりました。