Vtuber最協決定戦Season5チーム戦力考察【4/11更新】

(※あくまでも個人の趣味の範疇による考察であることを承知の上で読んで頂けると幸いです)
(※あくまでも現在のチーム戦力の査定です。練習期間を経るごとに、これからいくらでも成長することが出来るため、大会本番の結果を占うのに今現在のこの評価はあまり参考にならないと思われます)
(※むしろ、練習期間を通じて成長したチームの査定を上げていくことが私的な楽しみではあります)


[LM評価]

各チームごとのランドマーク評価点。
単純に物資量やアイテムティア、移動効率、リングコンソールへのアクセス手段、特殊ギミック他、それぞれのチームの方針との相性も考慮したうえでの評価となっております。
なので、一般的にそこまで評価の高くないランドマーク(例:ラバシティ)へ高採点が与えられていたりします。
なお、現在は試練ギミックのバグにより、スカイフック西の評価値をワンランク落として表記している。

[方針]

先入り非好戦 - 安置内に先入り、防衛態勢を整え、他チームへのファイトを極力控える方針。

先入り好戦 - 安置内に先入り、防衛態勢を整え、状況に応じて他チームへファイトを仕掛けていく方針。

後入り非好戦 - 後入りで安置内にポジションを築いていく方針。所謂キルムーブを行わず、中盤以降にリングコンソールで得られる情報で優位を取っていくことが主な狙い。

後入り好戦 - 安置の端側で積極的に他チームに対してファイトを仕掛けていく方針。安置内に入っていく際も他チームのポジションを奪うかたちで侵入していくことが多い。

(※)安置の寄り方によっては行動方針を変えるチームも一部存在する点はご留意頂きたい。

[オーダー]

純粋にIGL個人の能力を評価した値。
行動方針に関してのオーダー、戦闘面でのオーダー、指示言語化能力などを総合して判断している。
結果を伴わなくとも、各場面において明瞭にオーダーを繰り出せるかどうかによっても高評価を与えているチームもある。
練習期間中に最も伸ばしやすい要素のため、初期値が低くとも挽回しやすい能力と言えるだろう。

[ファイト]

チームメンバー個々人のファイト能力を査定した結果の値。
ただし、あくまでも今大会の練習カスタムのみを参考としており、他APEX配信や他大会での活躍などを参照していません。
また、戦闘の結果はオーダー面、連携面、防衛面にも大きく左右されてしまうため、それらの要素の影響を加味してマイナス補正を入れているチームも存在します。客観的に見ると評価が低く思えるチームが一部あるのはそのためです。
練習期間を通じて最も伸ばしにくい分野ではあるので、初期値が高いチームが優位にはなるかもしれない。

[連携]

戦闘中のフォーカスやカバー、非戦闘中の役割分担など、多岐にわたる場面においての連携力を評価した値。
チーム練習を重ねれば重ねるほどに伸ばしていきやすい要素ではあるものの、大会経験者の多いチームは初期値からして高い連携力を誇るため、短い期間でそれに追いつくのは至難とも言えるだろう。

[防衛]

安置内、または、安置際のカットを行う際の防衛線の安定度合いを評価した値。
純粋に防衛系レジェンドの練度を査定する他、チーム全体でのライン取りの広さ、敵チームに対してのカット意識なども考慮して判断した数値となる。
比較的に成長させやすい分野ではあるので、現在値が低いチームでも挽回の余地は多いにあると言えよう。
また、その性質上、積極的にファイトを仕掛けるチーム(後入り好戦)にはあまり必要とされない能力でもある。

[移動スピード]

ランドマーク内における漁りのスピード及び、道中の移動・方針判断のスピードを合算して評価した値。
訓練次第で大きく向上させられる能力な上に、ランドマークが決定していない状況においては効率化を図りにくい問題もあるので、今現在においてあまり重要な要素ではないだろう。
その性質上、後入り方針のチームには不要な能力なので、該当チームには査定不可のE評価を与えている。

[総合評価]

各能力を総合して判断したチーム力査定。
ただし、
オーダー > ファイト >>> 連携 = 防衛
といった順で能力を重要視した上での査定になる。
また、練習カスタムにおける結果も大きく加味しているため、それぞれのステータスと総合評価が噛み合っていないケースもある。



●総評●

スクリム2日分の動向を反映。
有志カスタムとまた大きく環境が異なっているため、全チームにおいて評価値を激しく上下させてはいますが、これはあくまでもチーム同士を比較した際の調整のようなもので、評価値が下がったからと言ってそのチームが弱体化したというわけではないのであしからず。

頭一つ抜けている5チームはご覧の通り変わらず。
総合評価Bの4チームはあと一歩のランクアップ要素が加われば、上位チームに追いつけるはず。

特に、有志カスタム最終盤からの英リサチーム(ピンクブレイン)、スクリム初日からの花芽すみれチーム(エピセンだ道を開けろ)の仕上がり具合は目を見張る者があると感じている。
他、Axel Syriosチーム(Team Snake Bite)やハユンチーム(ピンクアラモード)なども有望な成長株。


●雑記●

現状、飛び抜けていると言えるのは上記に挙げた総合評価Aの5チームだが、その中でも他チームへの影響力が非常に大きいのが、胡桃のあチーム(めいぷるなっつばにーだよ)、葛葉チーム(英吸不滅)の2チームだろう。
なので、今回はその2チームに関して詳しく掘り下げてみることにする。

◆葛葉チーム(英吸不滅)◆

有志カスタム序盤からの暴れ具合に、誰もが優勝候補の筆頭に挙げるのがこのチームになってくるだろう。
ラバサイフォンという圧倒的に強いランドマークを抑えてるアドバンテージこそあるものの、それを抜きにして考えても圧倒的な力量を誇るチームだということは疑いようがないだろう。

一つ一つ長所を挙げていっても切りが無いので、このチームが最も他のチームに大きく影響を与えている点のみを簡潔に告げるが、ずばり、所謂Tear1ポジション(チャンピオンポジション)の確保スピードだ。
次の安置サークルが告知された時点で即座に作戦会議、即座に決断して移動。
即断即決。そして、間違わない。この判断の速さと正確さこそが、このチームを高戦績に導いている最大の要因と言えるだろう。

これに対抗するために、他チームはどのように動けばいいのか。
残りの練習日数を考えれば、この判断のスピードに追いつくことは非常に難しいが、少しでも判断スピードを伸ばせば、この英吸不滅の動きに呼応した行動を行うことは可能になるだろう。
他、対抗手段は多々ありそうではあるが、実際に昨日(2日目)のスクリムで実践されていたケースだと、紫宮るなチームが敢行した「ファイトを仕掛けてポジションを強引に奪う」というのが最も分かりやすい対抗策にはなるだろう。
ここからのスクリムは、英吸不滅のチャンピオンポジションに対して、このポジションを奪取する動きが出来るチームと、更にその動きに対して漁夫に入ることが出来るチームがキーマンとなってくるのではないかと予測している。

◆胡桃のあチーム(めいぷるなっつばにーだよ)◆

ある意味では、英吸不滅以上に多くのチームに脅威を与えているのがこのチーム。
英吸不滅と同様に、ハーベスターという強力なランドマークを抑えているため、そのアドバンテージもその強さを大きく後押ししているかたちとなる。

このチームの最も脅威的な特長と言えば、規格外な防衛線を敷くことその一点に限るだろう。
MAP配信の方で確認すると分かりやすいが、このチームがひとたび防衛ライン(検問)を敷けば、移動経路を封鎖されて身動きを封じられるチームが大量に発生する。
それらのチームが取れる選択肢としては、迂回するか、ヴァルキリーULTなどを駆使して飛び越えるか(お祈りジャンプになりやすい)、不利な状況でも攻め込むか。
いずれにせよ、それなりの確率で後方を抑え込めることで、最終安置ターンまでかなり広いゾーンを確保することが可能なので、それらの要因により上位進出率が極めて高い。

不運なのは、この封鎖によって抑え込まれてしまったチーム達だ。
特に、ビッグ・モード&ラバシティ安置の封鎖状況などは顕著な例で、この1チームによって間欠泉側、ラバサイフォン側から上がって来ようとしていたチームは全てカット又は壊滅されてしまっている。

他にも、1~2人で相手の3人チームを抑え込める各個人の防衛能力の高さや、ヴァルキリージャンプ無しの徒歩移動で敵中を突破して安置内に潜り込むというもはや狂気としか言えないようなムーブなど、ストロングポイントを述べ始めれば切りが無いほどに、今大会の台風の目の一つと断じても相違ないほどの強豪チームと言えるだろう。

対抗策としては、ランパートの壁をいなせるULTやアビリティの活用、更には、広く防衛ラインを敷いている欠点として、離れて位置している1人ないし2人のポジションを急襲するなど、このチームに対する個別の対策が考えられるかもしれない。


これら2チームの特長を述べた上で、これからのスクリムに関して、個人的に提唱するキーポイントは以下の2つ。

① ファイトを仕掛ける勇気を持つこと
② 判断のスピードを出来る限り早めること

これらのポイントに注目して、続きのスクリムの動向を見守っていきたいと思う。

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