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おらおらでひとりいぐも

ドイツの文学賞、「リベラトゥール賞」を受賞したということで話題になった作品です。
日本と同じくドイツも高齢化が進んでいて、高齢女性の独居に伴う様々な問題が表面化しているようですね。
本当に身につまされます。
私も昨年父が亡くなり、母の今後を思いながら、そして自分自身の老後を思いながら読みました。
子供がいようがいまいが、社会的地位があろうがなかろうが、死ぬときは一人きり。
死が身近になった年齢で、どうやってそれを受け止めていくのか、一例として参考になりました。
答えの出ない問いを自問自答して、もがいてもがいて、最後にはそのもがきすらも楽しめると真っ暗なトンネルを抜けられるのかもしれません。
トンネルの先には明かりがあることをいつも信じていたいと思います。
私は来るべく老後のために夢中になれる「押し活のもと」を模索中です。

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