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【TOR】今季初のスウィープ!!

キリの良いところで更新しようとしてそのタイミングを逸していましたが、ようやく今期の初スウィープということで更新しました。
ブルージェイズは現在5連勝で27勝20敗の地区3位。なかなか勝ち星を積み上げられない状態が続いていましたが、ようやく勢いが出てきました。

我慢するしかない貧打の解消

ここまでのブルージェイズの最大の誤算はなんといっても貧打です。昨年は両リーグ最高のOPS.791だった打線はOPS.691、得点は両リーグ24位と低迷しており、しばしば苦しい状況が続いています。
しかしながら、打線復調の可能性は十分にあります。以下はBaseball Savantのデータですが、スラッシュラインはリーグ平均レベルに留まっているものの、打球速度やハードヒット率、XWOBA等の指標ではリーグ平均を軒並み上回る水準となっています。(画像はクリックで拡大可能)

得点力のなさは2割前後に留まっている得点圏打率の低さにも起因しており、現状では打線の復調待ちになりそうです。特に怪我から復帰後精彩を欠くテオスカーが復調してくると、打線は一気に厚みが増します。また、捕手のカークとジャンセンは共に好調で、2人をDHと捕手で打席数を増やしていければ打線も自ずと活性化が見込めそうです。(残念ながら、カークとジャンセンをスタメンに並べる攻撃的ラインナップはあまりお目にかかれていないですが…。)

明暗分かれる先発投手陣

先発のチーム防御率は両リーグ9位の3.50とまずまずの水準と言えますが、各投手の明暗は比較的に分かれています。
ゴーズマンとマノアは絶好調。特にゴーズマンはK/BBが13.00と桁違いの好成績を残しており、fWARでも両リーグダントツの2.7をマークしています。菊池は4月に防御率5点台と苦しんだものの、5月は防御率2点台で投球内容も大幅に改善されています。この調子を維持してくれれば今後も十分に期待できそうです。
一方でベリオス、柳は不振が続いています。それほど球速面でも低下は見られないものの、奪三振率を大きく落としており、相手打線に捉えられるケースが増えています。バックアップのストリップリングはそれなりに期待できるとはいえ、当面はこの2人をローテから外すわけにもいかないので、何とか復調に期待したいところです。

可もなく不可もなくの中継ぎ陣

中継ぎのチーム防御率は両リーグ18位の3.96。それほど褒められる成績ではないものの、ロマノ、シンバー、フェルプスは防御率2点台、ガルシアも復調しつつあり昨年のような中継ぎ陣崩壊は避けられています。シンバーがリーグ最多の6勝を挙げる珍事も発生しています。(2位はマノア)
左腕のメイザが離脱したのはやや痛いところで、早くて6月下旬頃の復帰となりそうです。メジャー経験の浅いメリーウェザーやサウセドが定着してくれるとブルペンの層も厚くなったのですが、メリーウェザーは不振で一時マイナー落ち、サウセドは数試合打ち込まれた後にIL入りしたのは残念なところ。
昨年も早期にシンバー、リチャーズを獲得してブルペン強化をしたので、今期もブルペンの補強は行われそうな状況です。

今後のスケジュール

ここからはCWS、MIN、KC、DETと中地区の対戦が続き、その後はBALとNYYとの連戦が続きます。何とかNYYとの連戦までにゲーム差を縮めて、地区優勝争いを熾烈なものにしてほしいところ。
BALとの試合は来月が今季初対戦です。ブルージェイズの解説陣はしきりにBALとの対戦がまだないブルージェイズはハードなスケジュールと話していますが、今年のBALは一筋縄ではいかないでしょう。現在の好調を維持して、6月からの連戦にも臨んで欲しいところです。

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