エレキギターが死んだ日。
ヴァンヘイレンのEdward van halen(通称エディー)が死んだ。
初めて聴いたのは中学の時で図書館で借りた『1984』か『5150』か。もちろんレコード。みんな借りるので盤面はボロボロ。「JUMP」が『1984』A面の2曲目かな。確か。テープに録音して聴いていた。当時は日本でも凄い人気だった。マイケルジャクソン(「Beat it」で共演)、シンディーローパー、マドンナ、ワムと同じようなその時代のスターの感じ。当時数少ない写真を見てあまりにも顔が東洋顔なのでビックリした。
彼らのおかげでヘビメタ(LAメタルと言った方が良いかな)がブームになった。深夜にMTVやヘビメタ番組がやっててヘビメタが垂れ流されていた。ボンジョヴィやガンズのようなヴァンヘイレンの後継者がたくさん出た。
彼のおかげでエレキギターが大ブームになった。みんなエディーのように早弾がしたかった。ギターショップ経営者は彼のお墓に足を向けて眠れない。私もそのあおりをモロに受けてエレキギターを買った。もちろんヴァンヘイレンっぽいやつだ。当然彼の変態的超絶ギターは自分には無理だった。今御茶ノ水のギター街へ行けば線香の臭いがすると思う。というか線香臭いぐらいが丁度いい。
初期から中期にかけてのCDはほとんど買って聴いたが今手元にあるCDはない。全部売ってしまった。急速にヴァンヘイレンとヘビメタへの興味が失せていった。なので私の中では「JUMP」とマイケルジャクソンの「Beat it」のイメージで止まっている。舌ガンとの闘病は度々ニュースになっていた。音楽性は直球アメリカンロック路線から何も変わらない。ぶっちゃけ亡くなってもまた聴こうとは思わない。私の音楽趣味が変わっただけでエディーが下手くそになったわけではないし人気もまだまだあると思う。
とにかく80sは凄かった。今はYOUTUBEがあるので当時の何百倍も身近に出来るはずだ。当時はどんな風にギターを弾いてるか全然分からなかった。
彼が作ったエレキギターブームやヘビメタは今も続いている。もう今後こんな派手で露骨な世界的エレキギターブームは来ないと思う。
おしマイケルジャクソン。