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ハマス・イスラエル停戦案の第一段階が終了したのだが、、、
昨日、ハマスとイスラエルの合意した停戦案の第一段階が終了した。
アメリカが提案し、ハマス・イスラエルが合意した停戦案の段階は超ざっくり書くと以下のようなものだ。
① 1月19日から6週間停戦、ハマスは人質を33人返還、イスラエル側数百人を返還する。
② 恒久的な停戦、イスラエル軍の撤退、残りの人質解放
③ ガザの復興
本来であれば今日から②に移行するはずだった。そして一日でも早いガザの復興をしなければならない。
ところが、案の定アメリカとイスラエルがストップをかけた。まだまだ第一段階は続くと。アメリカが勝手に再提案してイスラエルは勝手に承認した。だったら今後もアメリカが勝手に停戦案を修正したらそれにパレスチナ側も従わなければならないのか?
イスラエルは2日、ガザへの援助物資の搬入を停止した。イスラエルのネタニヤフ首相は「イスラエルは人質の解放なくして停戦を認めない」とし、「もしもハマスが拒否を続ければ、さらに重大な結果を招くだろう」とけん制した。
一方、ネタニヤフ首相はトランプ米政権のウィトコフ中東担当特使の提案を受け入れると発表した。提案で合意すれば今月31日ごろのイスラム教のラマダン(断食月)から、4月20日前後に終わるユダヤ教の祭りにかけては停戦を維持する。停戦は、ハマスが生死不明のイスラエル人人質の半数を初日に解放し、残りの人質は停戦終了時までに解放することが条件となる。
イスラエルはガザへの支援物資の搬入を停止して圧力をかけている。これは飢餓作戦であり完全な国際法違反だろう。それと人質を全部返せと言っている。言い方は悪いがハマスにとって人質は大切な取引材料だ。簡単に全てを手放すとは考えられないし、全てを手放した途端にイスラエルとアメリカの想像を絶する猛攻撃が待っているかもしれない。
本来であれば第二段階に速やかに進んで恒久的な停戦とイスラエル軍のガザからの撤退を遂行してもらわないと話ならない。そうすれば残りの人質も速やかに解放されるだろう。
イスラエルとアメリカの対応は非常に恣意的だ。昨日もアメリカからの40億ドルの武器支援があった。
これらの武器による空爆やドローン攻撃はもはや底なしで無差別とは言わないまでも、これからも占領や隔離や殺戮が日常茶飯事にパレスチナに襲い掛かるだろう。なぜなら当分イスラエル軍がガザから出ていかないのだから。
トランプとゼレンスキーの喧嘩はメディア的には面白いかもしれないが、こっちの方もかなり深刻だ。
ところで、ユダヤマネーが支配しているアメリカの娯楽産業だが、アカデミー賞でパレスチナを描いたドキュメント『No Other Land』が受賞した。アメリカには絶望していたが、まだパレスチナの事態を深刻に受け止める人たちがいたのだ。
しかし、24カ国で配給が決まった後、アメリカでの配給会社は見つからなかったらしい???なんで受賞できたんだ???