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Sarah Soloというギタリストをもっと知りたい
最近よくYouTubeでこの人の演奏を見ているが、いまだにどこの誰だかがよく分からない。なぜなら主にフランス語でプロフィールが書かれているからだ。日本人にとってフランス語は鬼門だ。私はフランス料理さえよく分からない。
あくまで私の想像だが、国はコンゴ民主共和国だと思う。というのも音楽性が旧ザイール時代から発展をとげたルンバロック(デビッドバーンやPAPA WENBAで有名)だからだ。そもそもルンバロックは人力EDMのようなものだ。人力ProTools、人力Cubaseと言っても過言ではない。様式があってワンパターンだけど、アフリカ系のノリはなかなか難しいと思う。コンゴの言語はフランス語かリンガラ語なのでまあ日本人には馴染みがない。
ギターも20年前に流行ったものを使いまわしているようで好感が持てる。ぱっと見でお茶の水で10万円でお釣りがくるのではないかと思う。ギター以外の他の楽器も得てしてそんな感じだ。
ダンサーと一緒に出てきて、おもむろにギターを弾きだすというのも新しいスタイルかもしれない。何となく日本のMIYAVIを思い出すような感じもしないでもない。まあ全然違うけど。
この16ビートのルンバロックのノリが非常に良い。16ビートを体で感じながらギターを弾くスタイルだ。ノリがしなやかだ。エレキギタリストは剛腕なイメージになりがちだが、こんなにしなやかなギターもなかなかない。
あとどうしてもワールドミュージックというと80sのイメージがあってその頃だったら多分すぐにこういったアーチストは日本に呼ばれていただろう。しかもボブマーリーの再来みたいなコピー付で。今は日本から海外に飛び出す感じで、入ってくる文化って少ないように思うけどどうだろうか。
おしマイケル。