牛丼チェーン店!決死のルポ!
※数年前の出来事です。
大手牛丼チェーン店 M屋へ入る。
牛めし並の食券を買って席に座る。
「おい、オレのはどうなってるんだ!」
私が席に着いた途端、自分の隣のオヤジが店員に向かってすごむ。
「お前、バカにしてるだろ!!」
さらにオヤジがたたみかける。店員が謝っている。
あ~、順番飛ばされたパターンだな。
よくあるな。まあそんなに怒るなって。
と思いながら自分の牛丼が来たので食べ始める。
「お前、完全にバカにしてるだろっ!!!」
オヤジが吼える。店員はさらに謝る。
オヤジの方をチラ見する。
小柄なデブだがプニョプニョしたメタボ系のデブではなく固そうな小兵の力士と言った感じ。肉体労働者といった方がわかりやすいか。
そのチラ見したかしないかの瞬間の出来事。
店員に向かって味噌汁を投げつけたのだ。
思わず二度見する。
「さっきのボンクラ出せっ!!!!!」
もう完全にブチ切れている。
「バシャーーーーーン!!!!!」
ビール瓶をカウンターに叩き付けた。
ちなみに全て自分のすぐ右隣での出来事。
オヤジは叩き付けたビール瓶をそのまま店員に思い切り投げつける。
「お前ちょっと出て来い!!!!!」
おおお、出てきたら何されるか分からない。
正直この店内に力士さながらのオヤジに勝てるヤツはいなさそうだ。
もちろん店員はカウンターから出ない。
オヤジはさらにドンブリを持って中の牛丼を鷲づかみにして店員に投げつけはじめた。
節分みたいな感じだ。まさか牛丼の豆まきを見られるとは思わなかった。
「バカにすんじゃねーよ!!!!!!!!!!」
オヤジが咆哮する。殺気がみなぎっている。
ちなみそのオヤジに一番近い人間は隣に座った私である。
牛丼なんか食べている場合ではない。
いつビール瓶やドンブリやコップが飛んでくるか分からない。
もし怒りのベクトルがこっちに向いたらどうなるのだ。
「そのメガネが気に食わね~んだよ!!!」
とか言ってビール瓶でガーンとか。あり得る。
もうダメだ。恐い。恐すぎる。殺気がすご過ぎる。
逃げました。牛丼ほとんど丸まる残ってましたが。
後から他の客も続々店から出てきた。
学生さんが交番へ走って行った。
おおお、ナイス学生!
逃げ出てきたお客さんと話す。
自分「いや~、残り食べられますかね~。」
知らない客「多分ダメですよ。もうグチャグチャでしたよ。」
2人の警官入っていく。
知らない客「まあ、良かったですね。」
自分「ええ。もう牛丼はあきらめて帰るとします。」
あきらめて帰路につく。
帰り道ポケットの中に手を入れると食券の半券が残っている。
よし!戻ってこれを出してみよう。
オヤジが警官に連れ去られて行ったの見計らって牛丼屋へ戻り半券を出す。
「さっきの件で・・・」
事情を説明する前に新しい牛丼を持って来てくれた。
まあ、この一件で一番良い仕事をしたのは学生さんだろう。
それに比べて自分はセコいな~と思う。
でも恐かったので仕方がないと思った。何せ隣だ。
以前も牛丼屋で切れる客を見たことがあるが、なぜ牛丼の順番を抜かされたぐらいでここまで切れるのか。
教訓としては
・力士のようなオヤジがブチ切れるとマジで恐いということ。
・M屋の食券の半券はキープしておくこと。
私も殺気をかもしだせる人になりたいな~。
とは特に思わなかった。
おしマイケル。