4月24日 朝と見た映画
近くで家を建てる工事の音がしていたのでその音で起きる。
今日は15時から用事がある。珍しい。
起きたのは9時半。これもまた珍しい。
ぼーっとしていると11時。これはいつも通り。朝昼兼用のご飯を作る。冷凍にしてあった0.5合くらいの米を温めた。それに鮭フレークをかけて、あとはかなり前に作った味噌汁。ご飯を食べながら、映画を見ることにした。
「愛がなんだ」
これを見た。朝ごはんを1人で食べながら見る映画ではなかった。
人には好かれる人がいれば、好きになる人がいると思った。好きになる人は好きな人の些細なことで振り回されるし、先回りして考えすぎることで逆に鬱陶しがられたりもする。
僕は人に好かれる人でないことに気づいた。いつも誰かに振り回されているように思う。何か提案するのも僕からだし、誰かに誘われたこともあまりない。そんな僕はこの映画を見て、なんだかとても悲しくなった。誰かからの誘いにすぐ反応して、その人の様子を伺い、あまりにも気を遣いすぎる。側から見るとすごくイタイ。そんなことにも気づかなかった。自分がそんなふうに見えていて自分がどんだけ恥ずかしかったか気づいてしまった。自分が誰からも好かれていないことを知るのが怖かったかもしれない。でもそんな自分が好きな人も誰かを好きな人でその人もその好きな人に振り回されている。
僕はすごく視野が狭くなっていたのかもしれない。自分だけの狭いコミュニティの中で誰かを好きになり、そして誰かに好かれようとしていたのかもしれない。広く視野を持てばこの悲しいような寂しいような気持ちも少しは慰められるのかもしれない。
そんなことをこの映画を見て思った。けれど、僕は誰かから誘われれば嬉しくなって、またすぐに忘れてしまうんだろうなとも思った。
「愛がなんだ」
映画の中でこの言葉が出る時があった。すごいイタイ言葉だ。
愛に限らず、何かのつながりにはいつも寄っていく方、やって来られる方がある。自分がどっちで、そして、自分は本当にその中だけの繋がりを求めるのか考えていく必要があるかもしれない。
この映画は朝見るものではなかった。なんだかやる気が出ない。15時からの予定も断りたい気分だ。
家の外で猫が鳴いている。どうやら喧嘩している。
今日の一曲
https://open.spotify.com/track/3PwzoG71pR0Hox13hU4Pn8?si=SiER07IySLWFNA0G9LEL5Q