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【MBTI】16タイプそれぞれの「運の良さ」

 正月企画ということでMBTI16タイプの運の良さについて。今年も残すところあと365日なりました。来年もどうぞよろしくお願いいたします(Se劣勢)


一応の尺度

 筆者の考える「運の良さ」は、ズバリ試行回数の多さと思っている。行動量を増やして人とのコミュニケーションを多く取り、ファンを獲得して知名度が上がってくると、それに比例してチャンスが巡ってくるという感じだ。

極端な例だが路上ナンパ飛び込み営業がわかりやすい。ほぼ断られるか無視されるかになるわけだが、100件に1件くらいは話を聞いてくれることがある。それがチャンスでありだ。うまくいけば彼女ができたり契約が取れたりする。これができるかできないかという話になる。

行動するための度胸・フットワーク、自身を売り込むための要領・愛嬌は幸運に直結する。この観点で仕分けを行った。

①E(外向)>I(内向)

 運はE型(外向型)の方が強い。これは分かりやすいだろう。幸運とは人と人とのつながりや、人脈・コネクションから生まれるものだからだ。人目に触れる機会が多く、レスポンスも早い人にはチャンスが訪れやすい。

②S(感覚)>N(直観)

 また運はS型(感覚型)の方がいい。幸運は自分の脳内世界ではなく、外部環境から獲得するものだからである。SP型であれば行動力と積極性、SJ型であれば信頼性と継続力が幸運に寄与する。それ自体が多数派であることも強い。

N型(直観型)はこの観点で行くとあまり運は良くないが、運に左右されにくい性格ともいえる。NP型であれば傍観者・観測者といった非当事者的な立ち位置になりやすいし、NJ型であれば不運は事前に織り込むので、一時の運で一喜一憂することは少ないだろう。

③Te-Fi軸(自分軸)>Fe-Ti軸(他人軸)

 また運は Te-Fi軸 の人の方がいいだろう。理由は自分軸ゆえのエゴイズムの強さと、自己評価の高さである。Teユーザーなら自身の優位性を確立するためのムーブメントが増えるし、Fiユーザーなら共感力や愛嬌で他者との距離を詰めることができるため、チャンスは巡ってきやすいだろう。


④P(知覚)>J(判断)

 また幸運はP型(知覚型)の方が引き寄せやすい。理由は探索行動やアドリブが得意だからである。チャンスは偶然から生まれるからだ。

この点、計画性や再現性を求めるJ型(判断型)はチャンスを逃しやすいだろう。言い換えれば運要素に左右されにくい性質でもある。

点数評価

今回は E>I S>N Te-Fi軸>Fe-Ti軸 J>P という感じになった。

①E(外向型):1点 I(内向型):0点
②S(感覚型):1点 N(直観型):0点
③Te・Fiユーザー:1点 Fe-Tiユーザー:0点
④P(知覚型):1点 J(判断型):0点

全体傾向としてはSP型の得点が高く、NJ型の得点が低い傾向になった。

4点(強運)

ESFP(Se-Fi-Te-Ni)

 16タイプでもっとも強運な性格タイプはESFPだろう。理由としてはやはり心理機能で、Se(行動力)Fi(享楽性)Te(交渉力)を備えた超攻撃的配置であり、運を呼び込むための構成として隙がない。劣勢機能Niで物事の後先・全体像の俯瞰をあまり考えないところも幸運に寄与する。

ESFPの強さは、主機能Seでチャンス自体の回数が多く、Fi─Te軸(自分軸)のため利己的に振る舞える点だろう。Seのポジティブさ+Fiのお気持ちボンバーで20代前半あたりまでは大体自分の思い通りになるため、自己肯定感や成功体験を築きやすく、大きなアドバンテージになる。

特にスクールカースト・恋愛においては無類の強さを発揮する。典型的陽キャ、パリピ気質、エンターテイナー、ムードメーカー、人気者として君臨するだろう。その特徴から技能職に向いているが営業職でも強く、職を選ばない点でも強い。

欠点としては、地道な努力や勉強には向いていないので、どうしても若さを前提とした早熟型の人生になりやすい。また陽キャ・パリピ気質と決めつけられやすい点も悩みだろう。ESFPはFiユーザーのため陽キャという偏見で見られるのは嫌うし、また人見知りもするのでそこに悩む人もいる。

3点(運がいい)

ISFP(Fi-Se-Ni-Te)

 ISFPは運がいい人が多い。積極性こそESFPに劣るが、主機能Fiから快適性や享楽性を追求したスローライフ志向の人が多く、セルフケアに向いた性格であるためその幸福度は高く保ちやすい。幸せな人には幸せが寄ってくる。

本人は努力・キャリア志向が低いが、補助機能Seで何とかなってしまう。例えば女性の場合、高卒で地元企業の事務職に就職してから数年後に結婚退職、子育てしながらパート主婦として慎ましく暮らすみたいな例があるが、その幸福度は多くの高学歴大卒を上回るだろう。

一方でISFPの人生は運の良さに支えられているため、男性で経済力・出世を求められたり、女性でハズレ男性を引くと弱い。ISFPはFi+Seという生得的要素や、配偶者・就職先といったジェンダーロールを前提とした他人・外部環境に依存することが多いので、幸運と同時にギャンブル性が高い。

ISFPは16タイプ随一の早熟タイプでもあるため、若さで逃げ切る人生になりやすいのだが、それは付き合う人間によって人生が大きく左右されるということでもあるので、どうしてもギャンブル性が高くなる。とはいえ運自体がいいタイプなのでそのギャンブルも勝ちやすい。

ESTP(Se-Ti-Fe-Ni)

 ESTPも運がいい方だ。このタイプは圧倒的な積極性・行動力が武器だろう。先行きをどうこう憂うよりも今できることやるタイプなので、探索行動を行っているうちに運が転がり込んでくるという展開になりやすい。

またESTPの武器は自己評価の高さで、Se+Tiという組み合わせから少年期にアドバンテージを築きやすい。加えて共感力の低さも強く、怒られたとき・断られたときのダメージが比較的小さいため、営業・ナンパでは圧倒的な強さを誇り、運やチャンスを呼び込む力はやはり強いだろう。

一方で欠点もあり、ESTPは外部刺激を強く求めてしまう傾向があるため、お酒や薬物、暴力、ギャンブル、スリル、性衝動などに惹かれやすい。校則違反や火遊びならいざ知らず、ガチの犯罪となると話は別で、これは運要素ではカバーできない。時には自制することも覚えた方がいいだろう。

ENFP(Ne-Fi-Te-Si)

 ENFPも運がいいタイプに入るだろう。彼らの武器は圧倒的な「付き合いやすさ」だろう。ENFP特有の派閥やヒエラルキーに縛られない浮動性の高さは、相対する人にとっては心地よく、話しやすい印象を与える。

一方でP型であるため、ENFPはFJ型のような説教臭さがなく、あくまで人は人、自分は自分というルールで動いているため、他人からは歓迎されやすく、自身もENFJのように責任や感情を背負い込まないため身軽である。それでいてENTPのようにタブーに踏み込んで失言をかますことも少ない。

ESFPだと眩しすぎる、話が通じないという理由で苦手意識を感じる人がいても、ENFPは刺さることがあるため守備範囲はESFPよりも広い。色々な人と出会うことができ、そこから生まれる縁もあるため、ENFPは幸運に恵まれやすいタイプと言えそうだ。

ESTJ(Te-Si-Ne-Fi)

 ここでESTJが入った。もう少し低くてもよさそうだが、Te主機能の利益誘導力の強さ、補助機能Siの手堅さ、外向型ゆえの社会性の高さからこの位置に入ったようだ。実際に新卒就職活動に強く、営業職適性も高いタイプなので幸運には恵まれやすいのかもしれない。

ESTJは縦社会に最も適合的なタイプで、格上存在には恭順を示し、格下や外部には毅然とした態度で接するため、組織の意向に沿いやすい。それが出世力の強さにつながるわけだが、経済力や社会的地位があると恋愛などでもパワープレイが効きやすいため、幸運を拾いやすい面はありそうだ。

ただし出世において実力が効力を示せる範囲は限定的で、多くは運要素に左右される。例えば上司が失脚すると共連れで左遷・リストラという場合もある。とはいえ補助機能Siでミスや逸脱は少ないため、その運要素をも制して出世しやすいタイプではある。

2点:普通

ESFJ(Fe-Si-Ne-Ti)

 ESFJはもう少し高そうだがこの位置になった。このタイプは派閥形成力が高く、ムラ社会適性が高いタイプであるため、閉鎖的グループで中心的存在としてリーダーシップを発揮しやすい。必然的にヒエラルキーは高めになるが、Fe主機能ゆえに利他性・還元性も高いのでこの位置は妥当か。

SP型の面々が行動力の高さや自由の振る舞いからくる試行回数の多さで自身にチャンスを呼び込むタイプであるのと対照的に、ESFJはムラ社会適性の高さや政治的センスを用いて「持ちつ持たれつ」の関係の維持に得意とするタイプになる。

前者はオフェンス(攻勢)に向いているが、ESFJはディフェンス(守勢)に向いている。堅実さを持ち味とするSJ型の中でも一際手堅いタイプといえるだろう。

ISTJ(Si-Te-Fi-Ne)

 ISTJの運の良さは普通だ。S型であり、Te-Fi軸であるため一定の幸運はあるが、内向型であり判断型であるので、ESFPら上位勢に比べるとそれなりに控えめとなりそうだ。

ISTJは安定感に特化したタイプである。主機能Siでミスや逸脱はせず、補助機能TeのためISFJと違って利他性は控えめで、自己の利益はきっちり守るので貧乏くじはあまり引かない。良くも悪くも成長補正が強く、上振れや下振れが少ないため、大化けはしないがヘタレもしない強さはあるだろう。

額面通りの仕事を行い、期待通りの成長を行っていくので、家庭や学校、会社といった組織社会では扱いやすいタイプだろう。信頼性が高いという点は各方面で評価されやすく、一定の需要が見込める。

ISTP(Ti-Se-Ni-Fe)

 ISTPの運の良さも普通だ。SP型という時点で一定レベルは担保されるが、内向型であり、Ti-Fe軸であることから、あくまでこの尺度を用いた場合はSP型の中では一番低いという感じになった。

ただしISTPは心理機能の並びがソロプレイに特化した並びであるため、あまり運要素の影響を受けない。主機能Ti+補助機能Seで探索志向に優れ、代替機能Niが発達すれば勘の良さも発揮し、劣勢機能Feから孤独耐性が強いため、個人で完結したパーソナリティを持っているためだ。

その上でSP型であるため運自体は悪くないことを考えると、実際はかなり強い。特に技能職適性は16 タイプでも最高で、何でもできる器用さや荒事・緊急対応力の高さから周囲に頼られて一定のポジションを確立することが多い。ISTJとは違ったキャラクターで安定しやすいタイプと言える。

ENTJ(Te-Ni-Se-Fi)

 ENTJの運の良さは普通だろうか。心理機能がTe主機能+Ni補助機能+Se代替機能と超攻撃的構成のため成功しやすく、運に恵まれて上振れを引くと出世街道に乗れるため、事実成功者も多いのだが、その出世街道に乗れるかどうかは運次第という感じになる。

ENTJは推進力や制圧力が高いのだが、それゆえ目的達成意識や競争意識が強すぎてを作りやすいのである。確かに有能ではあるのだが、歯に衣着せない物言いが目立ったり、しきたりや慣習には従わなかったりして、会社や上司にはあまり媚びない性格のため、ウケがあまりよくない。

そのため会社や上司と反りが合わないと、左遷や冷遇をされたり、新卒でしか入れない会社でもあっさり辞めてしまったりするので、こうなると出世はしない。かといって中小企業では実力を持て余したり、起業しても鳴かず飛ばずのこともあり、必ず成功できるとは限らない。

ENTJという時点で強いことは確かなのだが、出世するかどうかは組織の体質や上司との相性といった運が絡むだろう。そもそも出世・成功するかどうかの大部分は運で、実力があれば必ず成功できるとも限らない。こうした事情で起業している人も多いが、やはりこちらも運が絡むだろう。

ENTP(Ne-Ti-Fe-Si)

 ENTPの運の良さは人並みになるのかな。基本的には頭が良く合理的な思考ができる人ではあるのだが、やっぱり議論厨なところや、ひいては失言大将なところはあるので、割とトラブルが多くなりがち性格タイプではあると思う。炎上するかしないかは運要素になるだろう。

ただし誰もが心の中ではそう思っていながら、公に口に出すのは憚られるような不文律・タブーに切り込むこともあり、その一言で世論や流れが変わったりもするので、そういうインフルエンサー的なところはすごくカッコイイ。ただしそこで賛同者が現れるかどうかもやはり運要素になる。

とはいえ言いたいことも言えないこんな世の中で、「よう言うた!それでこそ男や!」とか「さすがENTP!おれたちに言えない事を平然と言ってのけるッ!」という度胸から、ファンを獲得できることも多い。その意味ではチャンスが巡ってきやすいタイプかもしれない。炎上することも多いが。

INFP(Fi-Ne-Si-Te)

 INFPの運の良さは人並み、というか個人差が大きいように思える。INFPの心情表現・共感力は特筆すべきものがあり、人の心を動かしたり、感動を与えたりすることが多い。またENFP同様とても寛容な性格で、あらゆる個性を受け入れる。

一方でINFPのお気持ち表明が他人や環境に受け入れられるかどうかは運要素になるだろう。環境に響く人が多ければそれは受け入れられるが、あまり響かない人しかいなければ顧みられることはなく、壁に話しているのと同じ状態になってしまう。

メンヘラになる場合も、このアピールが効くかどうかもかなり個人差が大きい。少年や女性であれば、同情や憐憫、庇護欲から周りに守られたり、ともすれば他人の感情を操縦して操る人も出てくるかもしれないが、ショタアピールやメスアピールのできないただのオッサンがやっても無力だろう。

INFPの魅力はルックスも前提になるので、これを持たない人はどうするかは課題になりやすい。自力での勝負になる場合、劣勢機能Teとどう向き合うかがカギになるだろう。

1点:やや運が悪い

ENFJ(Fe-Ni-Se-Ti)

 ENFJはカリスマ性の強い性格であるが、思ったよりも運が良くない。理由は優しすぎてしまうのだ。外向型・直観型という世界観の大きさもさることながら、Fe主機能で利他的に振る舞うため、多くの人の事情や感情を抱え込み過ぎて自分自身を後回しにしてしまう傾向が強い。

ENFJ・INFJは特有の博愛精神があり、仲間外れや脱落者が出ることを好まない。また敵対者や部外者の立場や心情も可能な限り理解しようとするのだが、ひとりひとりに対して正面から誠実に向き合おうとするので、それゆえ心的消耗が大きくなってしまうのだ。

だからいい人ではあるのだが、自分自身のことに対しては存外不器用で、自己犠牲的な傾向が出やすい。ISFJが母性的な性格だとすれば、ENFJは父性的な性格の持ち主で、やはりFeユーザーらしい利他性が目立つ形となる。

ISFJ(Si-Fe-Ti-Ne)

  ISFJは思ったよりも運が良くない。内向的・利他的・計画的と運が悪くなりやすい上に劣勢機能Neを持つため、過度に心配性になりやすいためだ。不安の限界を超えたISFJは恐慌状態となって塞ぎ込んでしまったり、極端な行動に出ることがある。誰かが守ってあげないとダメだろう。

ただしISFJは「嫌われない」という強力な特性があり、女性ならば企業や組織集団において需要の高い性格なので、公務員や間接部門職に取り込まれるなどして安定した人生を送りやすい。荒事はESxJ、ESxP、ENTJあたりが解決してくれるため、自身は守られながら周りのサポートに専念すればよい。

結婚も大和撫子、良妻賢母といった感じになる。こちらも男性からの需要が高いのですぐに決まりやすい。ISFJは良くも悪くも女性のジェンダーロールと噛み合い過ぎている。これはISFP・INFJ・INFPも同じだが、その傾向が一番顕著で、個体数も一番多いのはやはりISFJだろう。

ISFJの強さはジェンダーロール、あるいは母性に依存しているため、素の運の良さ自体は平均以下である。これは男性ISFJの世の中での扱われ方を見れば明らかで、女性と違って鉄板ポジションがないためキツい。やはり非営業職を引けるかどうかがカギだろうか。

INTJ(Ni-Te-Fi-Se)

 INTJもあまり運が良くない傾向がある。主機能Ni+補助機能Teでひねくれ者な印象があり、コミュニケーションがあまり得意でない点、劣勢機能Seで行動力が低くなりやすい点がネックとなる。

INTJはむしろ、運の弱さを前提に戦略を組んでいくスタイルになるだろう。まずNi主機能による先読みが得意であるため致命傷は意外と少ない。未来に向けて濃くはっきりした線を引き、戦略的思考を積み上げて着地点へと収束させていくため、運の悪さはそれほどデメリットにならない。

Se劣勢からチャンス自体は少ないが、合理的かつ用意周到であるためチャンスをモノにする能力は高い。緻密な戦略を用いて「負け戦はしない」「獲れるところは獲る」という発想になりやすいだろう。INTJは自身の生殺与奪権を他人や運否天賦に任せない。勝つべくして勝つのがINTJだ。

そのため同じNi主機能のINFJに比べると攻撃的運用に向いている性格タイプで、補助機能Teによる攻め立てや交渉力から健闘する場面も多い。度が過ぎるとエゴイストになってしまうが、INTJは運が悪いというより悪運が強いという方がしっくりくるかもしれない。

INTP(Ti-Ne-Si-Fe)

 INTPもあまり運が良くないかもしれない。どうしてもオタク気質が強く、とっつきにくさが前面に出てしまうためだ。スクールカーストも低くなりやすく、誤解されやすいためだ。

INTPは実際話してみると論理的かつフラットで、N型目線では話しやすい人達なのだが、劣勢機能Feが悪目立ちしやすい。ISTPのようにSeでテキパキ手仕事をしたり、荒事や緊急対応力で頼りがいがあるという感じにもならないため、役回りやイメージ的に損しやすい面は否めない。

一方で劣勢機能Feゆえに孤立していてもあまり気にならない性格ではあるので、自身の研究分野をひたすら突き詰めていくと、いつの間にかその分野の第一人者になってしまうこともよくある。こうなると一定のポジションや立ち位置は確立できるかもしれない。

しかしそのポジションや権威性にもあまりこだわらないので、あくまで自身の好奇心に沿って研究分野を掘り進めていくのがINTPの真骨頂なのだろう。その意味ではあまり運要素に左右されない性格なのかもしれない。

0点:運が悪い

INFJ(Ni-Fe-Ti-Se)

 運の悪さという意味ではINFJがワーストだろう。内向的・直感的・利他的・計画的と運が悪い・逃しやすい要素をフルコンプリートしている上に、トドメの劣勢機能Seである。加えて男性はジェンダーロールの関係で補助機能Feを腐らせやすい。これは本当自分で書いていてうんざりする。

とにかく劣勢機能Seのデバフがきつく、行動力・積極性・自己肯定感にマイナス補正が働く点が致命的だろう。INFPと違って自身の内面をさらけ出して他人と距離を詰めるということもやりにくい。美形、女性、実家が太い、頭がいいなど、何らかの付加価値がないと厳しいかもしれない。

ただしINFJは主機能Niがあることから先読みが働くため、悲観的な性格とは裏腹にリスクや致命傷は回避しやすい。洞察力や抽象概念のセンスを磨けばトレードやマーケティングは得意分野にできる。INFJも自身の運の悪さを織り込んで行動することに長けており、また運の悪さにも慣れている。

行動力や積極性の弱さゆえ巡ってくるチャンスは少ないが、持ち前の誠実さと向上心からチャンス自体はモノにしやすい。最悪の状況を常に想定してその中での最善を尽くすというミニマックス法をINFJは得意とするため、攻勢はダメだが守勢に回ると一転して強い。

ただしメンタルだけはどうにもならない。INFJは不幸を感じる程洞察や先読みの精度が上がり、責任感や使命感を背負って本領発揮しやすいため、ある意味で不幸が約束された性格ともいえるのかもしれない。

本気状態のINFJはあらゆる環境や展開を見切る。いわゆる「悟りの境地」と呼ばれるものはおそらくコレに近いのだろうが、その代償も大きく、常にストレスゲージは振り切れており色相は濁って不健全まっしぐら。どうあがいても絶望。かわいそうw

まとめ

 今回は運の良さについて論じてみた。行動量や施行回数はタイプによって多い少ないがあり、それがチャンスの多い・少ないにかかわってくるのではという観点で書いてみた。

運に身を任せるタイプがいれば、運要素を排除したがるタイプもいて、これは各個人のスタイルになるだろう。運がよければ運ゲーでも勝ちやすいし、それで登っていくことは成功の近道だ。

逆に運が悪ければそれを織り込めば致命傷は回避できる。足りないチャンスは地道な努力や実力など他の方法で補っていく方法もあるだろう。

そんなわけで、それぞれみんないい年になればいいと思う。運がいい人も、悪い人も、心機一転頑張っていきましょう。

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