大学生活がつまらない1年生・2年生に向けた魂のアドバイス「とりま今すぐバイトしろ!!!」
大学生活つまんない大学生はとりあえず「バイト」すると助かるかもしれない話(経験談)
大学生活がつまらない大学生
この8月・9月の時期は大学生はオフシーズンになる。バイトや合宿に明け暮れる人、就職活動に臨む人などそれぞれの夏休みを過ごすことだろう。
しかし大学生が皆充実したキャンパスライフを送れているわけではない。文系の大学生活は「積極性」「行動力」「他人を巻き込む力」(あるいはグイグイ入っていく力)が重要で、余程の美人でもない限りはこれができないと思うように楽しむことができない。
1年生の場合、入学から3か月もすれば普段つるんでいるメンバーは固定化されてくるし、さらに試験が終わって休みになると大学に通学する必要もなくなるため、いよいよ合わなくなる。2年生はこのまま楽しめていないまま来年には新卒就職活動が始まってしまう焦りがあるだろう。
時の流れとは非情なもので、充実している人も、充実せずに燻っている人も平等に流れていってしまう。だから今充実していない人はなるべく発起して楽しんだ方が得だ。
大学つまんね('A`)
突然だが、筆者blueは大学生活は全く楽しめなかったタチである。スゲーありがちな理由だが、入学式にサークルに入りそびれてしまい、友人が全くできなかったのだ。
そんな筆者の大学生活がつまらなかった敗因は、月並みだが「サークル選びに失敗したこと」「アルバイト恐怖症になってしまったこと」だ。端的にいえばバイトができずお金がなかったこと。これに尽きる。
筆者の学部は法学部なので授業の出席点を取らない。単位認定は試験一発勝負だ。フィールドワークやレポートという概念も少なく、クラスもないのでメンバーが固定化されにくい。ゼミも当たりはずれがある。そのためサークルやバイト、ゼミといった居場所がないとかなり薄味で詰まらなくなってしまう。
内向型故にグイグイ入っていくのが苦手な筆者としては、カリキュラムやメンバーが固定化されていて、同じ課題や目標を共有する専門学校の方が向いている性格だったのかもしれない。
1.サークル選びに失敗
大学生は入学式の直後にサークルの新人歓迎会やその呼び込みを行う。筆者はまずここで失敗してしまった。
理由としては、変に勘繰って警戒しすぎてしまったことだ。スポーツ系は運動音痴なんでダメ、音楽系は未経験で足引っ張る、イラストなどの創作系も厳しい、旅行系はお金が続かない、ESSはなんかとっつきにくい……とアレもダメ、これもダメと考えていたら歓迎期間が終了してしまった。
この歓迎期間が一旦終了するとサークルはかなり塩対応になる。そのため法学部のようにゼミや実習形式の少ない学部だとその瞬間にぼっちが確定してしまう。
ついでいうと筆者は下戸で飲み会が苦手だ。お酒が飲めないのもあるが、居酒屋のような騒がしい場所だと会話を聞き取ることが困難で、ノリや流れに乗りづらいのだ。カラオケも苦手で声量が小さく音域が狭い。普段は洋楽やサントラ、アンビエント系BGMばかり聞いていて邦楽をあまり聞かなかったので曲自体あまり知らないと来ている。
2.アルバイト適性の低さ
自身が大学生活に躓いた点では、アルバイト適性の低さがある。飲食店アルバイトの適性がまるでないため、応募可能なアルバイト案件がかなり限られてしまうのだ。
バイトができないとお金がないため、サークルにしろ趣味にしろ、自発的行動が起こせなくなるので「貧ずれば鈍ずる状態」になってしまう。
飲食店バイトをクビになる
筆者は浪人、留年、公務員試験浪人をやっていた関係でフリーター経験が割と豊富なのだが、結構な割合でバイトをクビになっている。そのいずれもが飲食店のアルバイトだ。
理由は分かりやすく、運動神経が低いためピーク時間帯の忙しさについて行けなかったからだ。筆者がアルバイトをやっていた当時は紙やハンディで注文を取るスタイルだったが、あれは手回しがいい人じゃないと結構しんどいと思う。
忙しいのはやはりキッチンとパントリーだ。特にパントリーは一人で回すことが多く、生ビールはビアサーバーから泡を注ぐため両手作業となるのだが、その間に新しいオーダーがドカドカ降ってくると詰む。テトリスやぷよぷよで落下スピードが速すぎてゲームオーバーになる感覚だ。
回せなくなったら単純にヘルプを呼べばいいのだが、当時大学生の筆者は責任感が強く、また世間知らずだったのでそれができなかった。心労のストレスから体調を崩して入院してしまったことがあり、これが原因でしばらくバイト恐怖症になってしまった。大学一年生の秋のことだった。
最近はテーブルにタブレットが置かれていてセルフサービスとなっているスタイルが増えた。すごいところだとQRコードを読み込んでスマホから注文するところもある。(これバッテリーなくなったらどうするんだろうね)なので昔に比べると動作性IQや作動記憶の負担はかなり下がっているのではと思う。
3.資格取得・旅行・ボランティアはどうか?
大学もバイトもつまらなければ、資格取得や旅行、ボランティアに精を出したらどうだろうか。そう考える人もいるだろう。
しかし現実問題としてこれらはお金がかかるのだ。とりわけ男子大学生のマネタイズ(金策)方法はかなり限られる。正攻法で行けばアルバイトしかないのだが、バイト恐怖症になってしまうとそれもできなくなる。
筆者の場合はお金が限られてしまったため、あまり楽しむことができなかった思う。今の知識を持って大学生に戻れるなら、即金で無理なく得る方法は多少知っているのでもう少し楽しめるのかもしれないが、それはそれだ。
4.ネット掲示板にハマる
しかし現代社会にはお金がなくとも楽しめてしまう娯楽がある。インターネットである。筆者はこれにのめり込んでしまった。現在ならスマホゲーや動画サイトもそれにあたるだろう。
筆者が大学生だったのは昔のことだが、大学がつまらない無気力学生は当時から結構いて、ゆえに2ch(現5ch)やミルクカフェといったネット掲示板は結構勢いがあった。SNSだと丁度mixiがあった時代だ。
当時の2chの大学生活板には似たような無気力ぼっちの学生が結構いて、「リア充」(リアル充実組の意)「非リア」「ぼっち」という価値観があった。「便所飯」というパワーワードも生まれた(さすがに筆者はここまではやっていない)
今でいう「陽キャ」「陰キャ」「チー牛」の走りでもあるのだが、この板のコテハン(固定ハンドル)は筆者をはるかに超えるダメ人間が多く、ぼっちや非リアに寛容な板自体の雰囲気もあって、妙な共感から居心地がよかった覚えがある。まあそれがダメだったわけだが。
これを踏まえた反省点「バイトしろ」
以上のように、筆者は大学生活を見事大失敗したクチだ。当然こんなのでは新卒就職活動を勝てるわけもなく、就職留年をしてもう一周就活を行い、それすらも内定取り消しで終わったという尾ヒレまで付いている。
現在の大学はその辺のフォローがあるのかもしれないが、当時の文系学部は割と放任主義だった。自分で行動を起こして価値を提供し、居場所を見つけられる人でなければ透明人間と同じ扱いになってしまう。
大学の授業、ゼミ、部活動、サークルといった大学の中に居場所を置くにしろ、旅行や習い事、ボランティアといった外側に居場所を見つけるにしろ、先立つものとしてはまずお金がかかってしまう。この「金策」をどうにかするというのは大学生活を充実させるコツになる。
対策1.飲食店以外でバイトをする
筆者のようにバイト恐怖症になってしまった人は、とりあえず飲食店のアルバイトを選択肢から外すだけでもなんとかなると思う。最近は少子高齢化社会なので飲食店バイトを外して選り好みしても可能性は十分あるだろう。
たとえばスーパーやドラッグストア、コンビニエンスストアといった小売店、年末年始の郵便局といったシーズンもののアルバイト、倉庫内作業などの単発のアルバイトなどは運動音痴な人、バイト恐怖症になってしまった人でもある程度務まるのではないかと思う。英語や数学ができる人は家庭教師などもいいだろう。最近ではWeb系もある。個人的にオススメだ。
バイト恐怖症になってしまった筆者は、その後何だかんだあって写真部に入部することになるのだが、カメラは当然高価なためお金がかかる。そのお金を捻出するために、郵便局の年末年始バイト、倉庫内作業、試験監督などのバイトを行っていた。FXトレードに出会ったのもちょうどこの頃だ。
ちなみにコンビニバイトはなんとか務まった
シーズンもののアルバイトや単発・日雇いのアルバイトでは結局お金がキツイのでレギュラーのアルバイトを探すことになったのだが、そろそろ就活が近くなったため、自宅から通いやすい仕事をということでコンビニバイトをしばらくやっていた。
結論を言うとこれは務まった。タバコの位置、宅配受付が鬼門だがそれさえ覚えればなんとかなった。収納代行、オンライン決済は意外と楽だ。最近のレジなら電子マネー決済ができるし、釣り銭が自動で出てくるので違算(自腹)の心配も少ないだろう。
ただし、品出しやレジ点検をやっているタイミングでお客さんが殺到すると、その度に作業が寸断されて意識を切り替えなければならないため、この作業はなかなかストレスで向いていないと感じていた。とはいえ、飲食店よりは圧倒的に楽だし、発注作業や売上報告は楽しかったのだが。
対策2.バイトが続くと金=行動力が得られる
アルバイトが続くと定期収入が得られるため、勉強や旅行、トレード、就職活動といった各種行動の原資に充てることができる。
これは結構重要で、たとえば資格試験を受ける場合、受験料、テキスト代金や予備校受講料、図書館など外で勉強する場合はその外出費用が掛かるのだが、バイトをしているとこうした「お金」の部分での心理的抵抗感が薄くなるため、行動力に寄与する。
たとえば海外旅行をちょっと行ってみようとか、ボランティアサークルや習い事を始めてみようとか、ミニ株やFXを始めてみようとか、そういうちょっとした一歩を踏み出したいとき、挑戦や冒険を始めてみたいとき先立つものは結局お金なんである。最低限のお金すらないと本当に何もできない。
なので大学がつまらなくてもいいから、とりあえず俺でも続けられるバイトを見つけることは超大事だ。バイトは最低限のガクチカ(学生時代に力を入れたこと)にもなるので、その意味でもやっておくと保険になる。裏ワザとしては、大学の就職課にバイト募集が無いかチェックするといい。そういうバイトは割がよかったり、珍しい体験ができることが多い。
もうひとつあって、アルバイトでもいいので「自分でお金を稼ぐ」という肌感覚はなるべく早いうちに経験した方がいい。この感覚は新卒就職活動で役に立つし、もっといえば無職になった時の危機感や行動力として寄与するだろう。
対策3.何をやるべきかわからなかったらとりあえず「勉強」でいい。
大学生活で何をやるべきかわからない、ぼっちで友達がいない、学部の勉強がつまらないという人はとりあえず資格試験を目指しておくと間違えが少ないと思う。
現在は昔と違って「勉強なんて意味ないし資格なんて取っても無駄 コミュ力最強」という時代でもない。企業は過去それで失敗しているし、今時そんな認識の企業は今現在も失敗し続けているからだ。よって大学生活で何やるか迷ったらとりあえず資格でも全く問題ない。だって「学生」なのだから。
ただし分野は選ぶべきで、迷ったらTOIEC、宅建、簿記二級、FP二級、基本情報技術者、公務員試験といったメジャーどころなら失敗は少ないだろう。ただし法科大学院や公認会計士、税理士なんかの超難関は少し考えた方がいい。これはまた別の機会に話す。
いずれも独学だとかなり大変なので、本格的に目指すとなると予備校に通うことになる。その先立つものがお金であり、アルバイトだ。
まとめ
今回は大学生活がつまらない人向け、ぼっちの人向けの記事を書いてみた。筆者も経験があるが、大学生活でぼっちはかなりツライ。夏休みともなるといよいよ通学する必要もなくなり、そのままフェードアウトしてしまう人も少なくないだろう。自主休校、留年、退学というパターンだ。
ただし大学はとりあえず「卒業」だけは絶対にしておいた方がいい。世の中での扱いがこれで変わってしまうからだ。そして大学生活を少しでも楽しめたらそれに越したことはないし、でも楽しむためにはお金はいる。だから「バイトしろ!」というわけだ。これは筆者の経験談でもある。
大学生活は4年間、48か月あるとして、1年生ならまだ5/48か月、2年生でも17/48か月しか使っていない。まだ間に合うぞ。このまま灰色の青春や大学生活にしたくないのなら、今すぐ履歴書書いてバイトを始めよう。そして勉強をしよう。
余談:MBTIのススメ
またこういった大学生活やアルバイトで躓くことが多い人には、MBTIをお勧めする。大学生の間で流行しているので一度は聞いたこともあるかもしれないが、これは自己理解・他者理解を目的とした補助ツールで、このnoteアカウントでは当面の間このMBTIを中心に扱っている。
たとえば体育できない、バイトできない、行動力がないといった類の生きづらさは、MBTIを用いた言い方をするとSe(外向的感覚)の弱さに起因するものと思われる。筆者もこれで散々苦労したクチだ。
このSeが弱い性格タイプをMBTIではINFJとかINTJとか言ったりするのだが、このSe劣勢の感覚は割と共通した認識らしく、ネット掲示板やnoteを見回しても同じようなところで躓いているようだ。
つまり一定の傾向性があることになる。傾向があるということは対策も可能ということなのだ。案の定筆者も大学生活は失敗したクチでなのだが、今回はとあるINFJの大学生活というサンプルという視点で書いてみた次第だ。参考になれば幸いだ。