見出し画像

辺境のオーバー・ザ・サン偏狂感想日記 Ep.80

2022.4.8アップの回。

Ain’t No Mountain High Enough.
高過ぎる眉山などない。

14:20 スーさん

”世界はあなたを傷つけないようにデザインされていない”

嫌なことなんだけど、そうなんだよなぁ。
私が傷つけられることもあれば、その世界の一部である私自身、誰かを傷つけてしまっていることがある。

2023.11.14アップの『となりの雑談』Ep.44「そんなつもりじゃなかったのに委員会」でもお話しされていて、2つの番組がリンクしている!と勝手に盛り上がっていました。


「そんなつもりじゃなかった」、「傷つける意図なんて全くなかった」と口をついて出た音は、自らを少なからず悪役にすることから救いたいという言い訳でしかなく、”それを言っちゃあ、おしまいよ”な慣用句たちだと感じる。
それらの慣用句たちのベクトルは相手に対して向かっていない。
自己を守るためのエアーバックのようなもの。
乱用しすぎて良い関係を壊すことはしたくないので、言い訳をしないこと。そして、相手が何がOKで何がNGなのかを言葉を交わして一つでも多く知っていきたい。

そんでもって、アップデートされていない型や見方を適用させてくる思惑にはレジストしていきたい。
新卒就活時にもメイク・ヘアスタイルの講座あったなぁ。選ばれる立場だから「これがそぐわなかった原因だったのか」とならないようにいわゆる当たり障りない容姿格好をせざるを得なかったという。就活前まで自由気ままさを求めていた自分にとっては気持ち以前にやっておいた方がいいんだろうなとう妙な素直さで当時は特に深く考えていなかった。(就職以外の様々な選択肢があるにも関わらず、刷り込みのように就職しかないと思っていた。)
選択を誤って失敗はあれど、今は自分の好きな自分を下げてくるような環境には進んでいかないように、下げてくる人に折れてその方の思想増強の手助けにならないようにしていきたい。

”Ain’t No Mountain High Enough”、曲を聴いてあぁこの曲のタイトルだったのか!と…恥ずかしながら知りました。サビが「えいのー まーて はーいなー」と聴こえて、なんだろうなと思いはすれど調べることもせず…お恥ずかしい。しかもマービン・ゲイだったとは…!

ふうでごうさんの和訳も併せて拝読し、めちゃくちゃいい曲度が高まりました。こんな心持ちの友人になりたい。大切な人のためには、距離など歯牙にも掛けず、寄り添ってその苦しみをでっかいピンセットでどんどん抜きまくりたい。

人間味は、所作に現れる

例えば落ちたハンカチを拾うとき、ヨッコラセと腰を曲げず、片足を一歩後ろに引き、膝を曲げて腰を落として、背筋を伸ばしたまま姿勢で拾い上げる。

話を聞く時には小首を傾げて相手の目を見て相槌を打つ。

激しい動きは落ち着きのない印象を与えてしまうので、どんな動作をする時でも、常にゆっくり丁寧にする。

指先を揃えた動作は上品に見える。

モノを取る動作は、わし掴みにするのではなく、親指・人差し指・中指の3本をメインに使うとエレガントに見える。

ハンカチが落ちるようなポケットの浅い服は選ばず、小首を傾げるのは無意識では羞恥心が邪魔をしてくる。
丁寧に余裕を持った行動は気が付くと忘れてしまっているし、指先はバラバラだし、3本指では大切なものをこぼしてしまう。

所謂(女性が)品が良いとされている所作及びマナーの数々に、チクチクチクチクしゃらくさいという思いと、優雅で上品な人になってみたいという憧れがないまぜになっている。
一体私という人間がどこに向かって抵抗しているのか分からないが、にじみ出る育ちの良さを隠しきれない御仁に備わる振る舞いに関する書籍も一瞥するものの購入するには至っていない。
生まれ育った家や学生生活などの自身が身を置いてきた環境に、基準とされる振る舞いのベースは形成されると思う。
私は社交界にデビューしなけなばならない家柄に生まれたわけでもないし、悪役令嬢に転生してもいない。
それで足りていないな、もっとスマートな所作を目指したいなどの目的がある時に、本を手に取るのだと思う。私は今その時ではないのだ。

……ただ、先日どうしても手書きでなければ受理されない書類のためにペンを走らせた際に、俯瞰した己の字にハッと息を呑んだ。
なんだこの知性のかけらもない筆跡は!自作しているnoteタイトル画と比べるラインにも達していないぞ!?丁寧に書くことを意識してこのザマか!!絶望した!!
美しい文字を操れるようになって、私は私の心を救わなければならないと血涙を絞ったのであった……。


締めのトークで美香さんが片岡鶴太朗さんのお話をされておられましたが、ヨガマスター期を経た今の御姿は計算されたものだったとは!
物心ついた片岡鶴太朗さんの記憶は八丁堀の七人からです。
余裕ある大人の色香は、火野正平さんもすごいなぁと思っております。
街で自転車の手紙旅に遭遇してしまったらどうしよう…!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?