NCAAのD3の現状
こんにちは!BLUA インターンのKenです。自分は現在アメリカ、ペンシルバニア州にあるChatham Universityという大学NCAAディビジョン3のサッカー部に所属しており、学校ではインターナショナルビジネスを専攻しています。この記事では現役D3アスリートとして実感したD1とD3の様々な違いを話していきます。
一つ目は、奨学金の違いです。
D1はスポーツ奨学金として学費や寮費などが出されますが、D3ではスポーツ奨学金として生徒に学費や寮費を与えてはいけないため、多くのD3校は【学業奨学金】という名目で一般の生徒とは別に奨学金をくれます。
しかし、あくまでも【学業奨学金】なので、奨学金をもらうための成績の最低ラインはD1校よりも比較的高くなっております。
二つ目は、サッカーレベルの違いです。
D1校は世界中から選手を集めている大学が多く、中にはプロのように個人エージェントを使っている選手もいます。しかし、D1の中での大学のレベル格差は明らかで、D1校に入ったからと言って必ずしも世界中の選手とプレーできる訳ではなく、下位にランクされているD1の大学はD3の上位のチームとのレベル差はあまり感じられません。
D3は基本的にアメリカ国内から選手を獲得してきます。D3の上位でも下位の大学でも基本的には全米から選手が集まってくるので、レベルはD1のトップレベルには劣るものの、必ずしも低いという訳ではありません。
三つ目は、施設の違いです。
D1校のほとんどは、プロ並みの施設を揃えています。グラウンドやジム、食事までトップレベルの物を揃えている大学がほとんどです。
D3校は大学によっての差が激しいです。施設が揃っている大学(都市部近郊にある大学に多い)は、D1に劣らずトップレベルの施設が揃っていますが、田舎の小さなD3校などになるととても充実した施設があるとは言えない大学もあります。
最後に
これは僕の見解ですが、
「サッカーをプレーしたいけれども、勉強にも集中したい」という選手ならD3。
「サッカーに特化して大学生活を過ごしたい」という選手ならD1というのがアメリカ国内の風潮としてあると思います。
ぜひ、あなたのキャリアを考える参考に。