完璧を求めたら挫折したので欲張らずに生きることにした
私は器用貧乏だ。
なんでもできるが、すべて70点止まり。
スタートするときに50点スタートなので、みんなからは「すごいね!」と言われることが多かった。
だが、せいぜい70点くらいまでしか成長できないので、
0からスタートした人よりも上げ幅が小さい。
0からの人が50点まで成長するのと、50点から70点まで成長するのでは、
みんなからの評価は段違いなのだ。
だからいつも『期待外れ』という顔をされ、悔しい思いをしてきた。
得意なことなどなにもない私は、みんなからの期待に押しつぶされそうになりながらも、なんとか応えようと生きてきたのである。
そしてそんな私は、自己肯定感も信じられないくらいに低い。
なぜなら、自分で『十分だ』と思っていても、他人からすれば『もっとできるだろ』と言われてしまうから。
正直、私の限界はここである。
悪い癖だが、50点からスタートしていると、100点にしようなどという努力はしたくないのだ。
そして残念なことに70点というのは、ちょうどみんなが任せたがる点数でもある。
50点の人からすれば『できるんだからやっておいてよ』。
100点の人からすれば『それくらいあなたがやってよ』。
つまり、ちょうどいいのである。
そして断れない私も悪い。
能ある鷹は爪を隠すとはよく言うが、私は隠すこともできないとんびなのだ。
たくさんの人から認めてもらいたくて、でもうまくはいかなくて。
ずっとずっと悔しい思いをしてきた。
だからこれからは、自分が納得できればいいや、という精神で生きていこうと思う。
そしてこのnoteは、自分を少しずつ諦めるために使おうと思っている。
いつか自分のことを好きなれたら、と願いを込めている部分もある。
もし私と同じように70点でしか生きられない人が、
いつか少しでも自分のことを好きになれるように。