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DAY-19 家
彼女と私の決定的に違うところは、家族だ。
家の内側に味方がいるかいないか。
少なくとも私が高校に入ってから9ヶ月、家族で揃ってご飯を食べたことはない。家でも外食でも。
家の平穏を保つ目的でも、それがいいんだと思う。
保ててはないけど。
というかもはや、一緒に食べたいとも思わないけど。
一緒に食べたところでお互いが少し嫌な気持ちになるだけ。
最初に聞いたとき、信じられなかった。
妹さんやお父さんが帰ってきてから、みんなで22時、23時に夜ご飯を食べているという話。
そのときに、この子の暖かさは家の内側から発せられているんだと思った。
根本が違っている。
自分の性格や現状を環境のせいにするつもりは到底ないけれど、
私の家は全員が揃うまで23時まで待たないし、たぶん誰も揃って食べようと思っていない。
暖かさ、優しさ、素直でまっすぐなところ。
彼女にあって、私にないもの。
人間の自己形成にとって、幼少期の家庭環境や学校経験は大きな因子になっている。
どれだけその記憶が辛かろうが
思い出したくなくても
なかったことにしたくても
嫌でも
自分を形成する土台になっていて。
受け入れがたくてもそれが事実で。
何が言いたいんだろ
家つらいなあ