歌女 改め kajo 3枚目のニューアルバム発売します 『kajo LIVE』
kajo LIVE (2000円)
高岡大祐(tuba) 石原雄治,藤巻鉄郎(bassdrum,separated drum kit,percussion)
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2013年にバンドを結成、これまでに1st album『盲声 blind voices』(2014),2nd album『遠ざかる、一つになる go far,be one』(2019)の二枚のアルバムを発表してきました。
一枚目はスタジオ的にライブハウスで録音、セッティングを細く変えることで一曲ずつ音響を変化させ、二枚目は千葉郊外の大きな公園で子どもたちが遊ぶ環境の中、様々な音と共に録音したフィールドレコーディング的作品でした。
5年ぶりのニューアルバムは初めてのライブ盤です。
東京入谷なってるハウスで2024年5月に行われたライブを録音したものです
解体されたドラムセットを会場の中央付近に設置し、周りをぐるぐる移動しながら演奏するというスタイルで数多くのライブを行い、また様々なゲストを呼び入れても来ました。
もとのアイデアは高岡がベルギー滞在時に、Eric Thiemansのベースドラムソロを聴いて衝撃を受け、帰国後にドラムを手に入れてbass drum and tuba soloを始めたことから(運搬の問題で出来なくなり)程なく知り合ったドラマーの石原雄治と藤巻鉄郎に声をかけて結成しました。
アイデアの素のもう一つは、高岡が昔演奏していたニューオリンズ音楽の打楽器編成。ドラムセットが生まれる前の単体を複数人数で演奏するやり方、ドラムセットというシステムから離れてどのような演奏ができるか。
毎回全く異なる演奏になるのは楽器の構成が毎回違うのと、お互いに気分とサウンドで変化するので、時には謎、時にはお祭りのようなサウンドにもなります。(笛と太鼓の変形ヴァージョンのような)
こんな変わった編成にも関わらず、なぜか好んでくれる人がいるのは、見た目の面白さ、動き回る演奏者のダイナミックな風景、何よりエネルギーのあるサウンドからかな、と思います。
先日は来日したEric Thielemansと初共演して彼をして「このやり方は面白い」と言われました。
録音は高岡が行い、愛用のカセットテーテープレコーダーを使用、クラシックのコーラス録音などに使用されるタイプのステレオマイクの一発録音。加工などほぼなしで、生々しいライブの音をそのまま封じ込めています。
ジャケットは直筆手描きから作成したスタンプ。久々です。
これ、かなり気に入っています!
ライブハウスにおける祝祭感は高岡が10代の頃に知って興奮したArt Ensemble of Chicago の気持ちです。
kajoは今後も進化/深化と前身を続けます。これはそのひとときのドキュメンタリーです。皆様の耳と身体に届きますように。