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2024/11/22 BOILERZ 徳島日和佐 壱 the hostel
昨日は 徳島日和佐 壱 the hostel にて
BOILERZ support act sonzai でした。
ありがとうございました。
沸騰しました。
十数年前に大阪では周りでミュージシャンや音楽好きなんかがよく集まって様々な面白いことを寄ってたかってやっていた時期があって(その中にいたのが豊橋Jazoulの加藤くん)!その中にひときわ若く元気に遊んでいた若者、濱田くんが今回のツアーのきっかけ。大阪時代には手探り手作りでイベントを企画してくれてそのきっかけがボイラーズ。
彼の念願もあって今回の流れに。
初めて行く徳島の壱にはワタンベカーで移動。
途中で昼メシに徳島ラーメンを。人生初。
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ライス必須という噂は伊達ではなく、さらに水が大量に必要だ。濃い!
壱のある日和佐に向かうごとに自然は深くなり人家が絶え「誰が見に来るんやろう」と笑いがこみ上げる。
薬王寺という有名な寺と日和佐城がある漁村の街はお遍路さんの88の一つであり、高知に入る前の最後だとか。
その御蔭がそこかしこに風情があり、民家を改造したホステルである壱は少し奥まったところにあった。
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かっこいい。
建物の、そして会場でもある中を改装したバースペースがすごくセンスが良い。
オーナーであるUmiさんと挨拶。彼が作り上げたそうだ。
泊まりのドミトリーの快適さ、裏窓から見える河口と山の風景。
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たまんない。
濱田くんと合流する前にワタンベと散歩。釣りをする時間がないのが恨めしいくらい、もはや全身が欲情するくらい、海が良い。
もうすでに、ここにきて良かったと思っていた。
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久々濱田くんと再会。ワタンベは特にで、近況報告が止まらない。大阪からミカン農家に出稼ぎに行ってそのまま家族ができて居着いてしまった音楽好き。
近所の菓子屋で名物の飴を買ったり酒を飲んだりひて時間を過ごす。
お遍路宿がそこかしこにあり、徒歩で来る人のほぼ全員が外国人だということ。客層もこの人口規模で驚くほど国際色豊か。英語話者も多く、なんだかやたらに洗練されている。すごいぞ、ここは。
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フロントアクトsonzai やDJの後に我ら。
濱田くん以外は誰も我らを知らない。
聴く人を持たせるわけにはいかない。
すぐに、彼ら彼女らの耳と心を掴まないといけない。
聞いてください、なんて演奏は、ここでは意味をなさない。最初にキャッチしないと。
チェックも無してぶっつけだったので、本番が音出し。
意外と防音がきいていて、反響がほとんどない。
余韻を生かして音を重ねたりする演奏はできない。
その場の響きに合わせて演奏を変える。
ちまちましたことは伝わらない環境だ。
比較的早めに、沸騰し始めた。
オールスタンディングのオーディエンスの目線の強さと温度感が上がるのを感じる。観てないけど。
最近は静寂時間も長かったボイラーズも、この夜は名前の通り沸騰し、その時間が長かった。歌い踊り沸く。
外は寒いが二人だけ汗だく。
沸点を下げること無く終わった。
50分以上ノンストップだった。
客席、すごい反応。ジャズも即興も知らない人達が口々に、パンクだ、と言っている。
そう、ボイラーズはボリショイズというパンクバンドを元に始まったのでした。
この夜の演奏は、少し懐かしい、昔の感じもあった。
始まりの頃の熱さ。16,7年前の若かった頃の全く先を見ない演奏。
そうなったのは何よりも、目の前に大笑顔で叫びながら踊っている濱田くんが、あの頃のようにいたのが、大きい。
演奏は、汎ゆる環境で変化するものだと思います。
この日はレコ発でもあり。しかし最近はなかなか売れないものなのに、次々と声がかかる。お金を持ってこなかったからと、何とかの人たちが家にお金を取りに戻ってくれた。
この熱さ!たまらんなあ。
なんかすごいぞこの界隈。
夜遅くまで飲み続け話し続けみんながいなくなるまで乾杯を繰り返して夜中に倒れ込んだ。
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まだ初日だよ!