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2020/01/25 此花FIGYA

高岡大祐tuba 石原雄治ds
mizutama
eyekotanabe

lやっと訪れられたフィギャは企画して下さったmizutamaさんの持ち場所。
此花区、懐かしいなあ。
いろんなことあってよく来た場所。
すぐ先には釣り場である淀川もある。

かつて工業地帯のために多くの労働者で賑わい、それでできていった町並みは、今の大阪には珍しく「大衆の」と言いたくなるような。風合いが残っていて、そんなのが大好きな僕はたまらず、準備が終わると雄治と二人で酒片手に散歩した。


住宅の並びに突如現れる商店特に飲み屋。オリジナリティがたまらない。オモロイなあ、と言い合いながら飲む酒の旨さよ。

フィギャは独特の造りで元質屋の倉庫スペースというのもあってこれがまたいい建物。
最初はミズタマさんのソロ。
振り子のように動く釣り用のライトが光センサーで発信する小さな音源を鳴らし、それが干渉しあう。冷涼な虫のさざめき。影絵のようでもあった。


映像のアイコさんは、液体の入ったビーカーの中に様々な粘性のものを落とし入れるのを壁に投影して、こういうものは見飽きない、子供心をくすぐる楽しさ。


僕と雄治は二階で、アコースティックな響きが豊かで可能性が広がる会場。
太鼓の上にてんこ盛りになった小物群を弓で摩擦するかそけき音の面白さ、柔らかく響くベースドラム、真っ直ぐな雄治のドラムソロはいつも楽しい。


僕のソロは、行きの音さえ響く空間を活かしてやるべきだろうとそんな感じから。自分の演奏はうまく説明できませんね。

そのまま雄治が入ってtubaドラムデュオ。
途中ミズタマさんの4歳になる娘さんが踊ったり音を鳴らしたり、がすごく良くて我らも反応。即興ですもの。

多くはないお客さんであっても、目の前の人の喜びがダイレクトに伝わる距離が良い。
とても楽しかった。

終わったら一階のコタツで打ち上げ鍋パーティー。
ミズタマさんご家族心尽くしのご用意頂いて、ライブは来れなかったけどコタツには間に合った人、近所の銭湯帰りに立ち寄ったお知り合い、みんなで一つの鍋を囲み酒を酌み交わしいろんな話をして。

昔から変わらない、こういうことが大好きだ。
飲み屋も飲み会も好きだし趣向を凝らした宴会も悪くない、でもこんな素敵なものにはなかなかかなわない。

楽しんでもらえたら、嬉しいのです。

ついつい甘えてしまって終電までいてしまった。
ミズタマさん皆さん、ありがとうございました。

此花区、ちょっと住みたくなってしまったなあ。
また来ます。感謝。

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