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【私がコーチングを広めたい理由】その2 昭和なスポーツ指導者に物申す

コーチングを広めたい理由 その2

先日お知らせした、教員対象スチューデントサポート研修会。

これは、私自身が教員退職後に学んだコーチングのツールを使った
コミュニケーション方法です。

普段は教員の方をイメージして投稿していますが、
私がコーチングを広めたいと思っているのは
学校現場ともう一つスポーツの世界です。

指導者の皆さん、
可能性のある子供たちの未来を潰していませんか?

昭和な指導方法 卒業しませんか?

昭和なスポーツ指導方法は
コーチングではなく、ティーティングの方が近いイメージです。

我が子が小学校3年生だった時、
先輩に混ざって公式戦に出していただいていました。
体の小さな息子なので、バッティングで結果が出せず、
本人なりに悩んでいました。

そこで、その試合の前日に見た
プロ野球の選手のバスターを真似て、
出塁を試みました。

結果、相手のエラーを誘って出塁。

その時に言われた監督からの言葉
「そんなん言うてへん。勝手なことすんな!(怒)」

これは、「Coaching」ではなく、
「Teaching」というより
「Bullying」=いじめと言える行動だと思います。

小3息子の母としては、
本人がチームのためを考えて
ノーマルじゃない行動を起こした勇気に感動。
帰宅後、自分の判断で行動できたことを褒め称えました。
私がソフトボール経験者だったこともあり
私の褒め言葉は素直に聞き入れた息子でした。

小学校時代はそんな環境で野球をしていましたが、
息子のポジティブな性格も相まって、
そんな罵声に潰されることなく
野球好きのまま育ちました。

中学校・高校では、選手の自主性を伸ばしてもらえる
指導者に出会ったこともあり、
今でも、自分のひらめきを信じて、
相手の意表を付くプレーをする
「がむしゃら野球小僧」のまま育ちました。
(現在大学生、のびのび大好きな野球を楽しんでいます)

これはただの一例です。
息子のチームに限らず、
10数年前に限らず、
今でも、「まっすぐ育とうとする選手」を
打ち付けるような、
もっと酷い言葉が当たり前のように
飛び交っています。

強豪校の指導方法

私自身、今でも野球の強豪校の練習試合を
見る機会がたくさんありあす。
(公式戦より練習試合の方が指導者の様子が如実に出ます)

強豪校の中にも、選手の自主性を重んじて
素質を伸ばすチームはたくさんあります。
ただ、残念ながら、罵声を浴びせかける
指導者を見かけることも少なくありません。
選手たちが萎縮して、負の連鎖を起こす場面によく出くわします。

過去に勝ち進んだことがあるからこそ強豪校なのですが、
そこには、ずば抜けたセンスの持ち主の選手が大量に集まっているから、
その選手たちの力を最大限に伸ばさなくても結果を残していると
感じてしまうチームがあることも事実です。

指導者の方は、自分の声掛け(罵声)のおかげで
強くなったと勘違いされているかもしれません。

付け加えると、指導者がネガティブな言葉がけしかしないチームは、
チームメイト同士も批判する言葉がけで刺激し合います。
指導者がポジティブな言葉がけをするチームは、
チームメイト同士で前向きな声かけをして支え合います。

ネガティブな言葉がけを浴びてでも活躍している選手たちが
のびのびした環境で育っていたら
もっとそのセンスを伸ばされていたに違いありません。

野球を一例に挙げましたが、
私自身が中学校教員として顧問をしていた競技や
生徒の応援をしに行った競技、
どの競技にもネガティブな言葉を浴びせていた
指導者を見てきました。

そんな指導者の方も、
決して選手が憎くて罵声を浴びせているわけではないはずです。

・長時間練習しているのに、なかなか伸びない。
・素質のある選手だから、勝たせてやりたいという思い。
・実績のあるチームだからこそ、結果を残さないといけないというプレッシャー。

選手を効果的に伸ばしたいと思っているのに、
うまく引き出せなくて望んでる成果が出せてない。
だからこその厳しい(時には行き過ぎた)言葉に
なってしまうのではないでしょうか。

「愛あってこその罵声」なのかもしれませんが
愛があるなら、なおさらコーチングを学んで
選手の可能性を最大限に伸ばしてあげて欲しいと思うのです。

潜在意識の重要性

Bloom withのコミュニケーション講座で、
「潜在意識」について学ぶ時間があります。

人は通常、生まれてから20歳になるまでに
合計14万8,000回もの否定的な言葉を浴びている
(心理学博士シャド・ヘルムステッター氏実験)そうです。
これはあくまでも平均です。

ネガティブな言葉を投げかけられ続けた人と
ポジティブな言葉を投げかけれ続けた人の
潜在意識の質が異なるのは想像できるのではないでしょうか。

講座のワークの中に
「悪魔のささやき」と「天使のささやき」というものがあります。
それを体験すると、かけられる言葉がいかに重要かということを体感します。

意識は顕在意識と潜在意識に分かれます。
そのうち約95%が潜在意識です。
ネガティブなことばあをかけ続けらた脳には
ネガティブな意識がこびりつきます。

それを書き換えることは容易ではありません。
ましてや、多感な時期に浴びる言葉は
子供達にとってとても大きな影響を及ぼします。

良質な潜在意識を持っている選手は
加速度的に望みを叶えます。
指導者の言葉がけの積み重ねで、
素質のある選手の潜在意識が変わり、
選手の人生が変わります。

小中高生を指導する学校の先生
習い事の先生
スポーツの指導者の皆さん

コーチングを学んで、
的確な言葉がけで、
未来ある若者の可能性を最大限に活かせる指導方法
身につけませんか?


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