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ちょっとだけ思いを巡らせてみる

ボディワークの大きな目的は、ご自身の感覚を取り戻すことにあります。
こんなに肩が凝っている!こんなに疲れている!
なんてことを通して心身の今ある状態に気づくことができます。
そして、人の価値観を優先させることなくご自身の快・不快を素直に感じることができるようになります。
こうなると無価値感や無存在感に苛まれることがぐぐぐんと減り、存在への信頼が生まれ、主体的な日々を過ごすことができます。
 
 
話は変わって。
今回のコロナウィルスの拡がりを世界大戦に例えた人もいました。
第二次世界大戦当時、今のような情報網も発言権もない中で、何が本当で何が嘘なのかもわからない中で、昼も夜も予測もできない空襲警報に怯える日々。
そこにはリアリティの高い死が常にあったことでしょう。
自分の力だけではもはやどうにもできない状況。
それでも『欲しがりません、勝つまでは』というフレーズによって我慢を強いられていた時代。
 
もちろん、これだって真偽のほどは不明ですが、でもそこには必ず希望が存在していたはずです。
 
 
 
あの戦争から世界中が驚く勢いと速さで盛り返した日本。
それはたかだか私たちのおとーちゃんか、おかーちゃんか、おじーちゃんか、おばーちゃんの時代の出来事。
その不屈魂のDNAが私たちには濃く濃く残っているんですよね。
 
 
戦時中の他国が本当は敵ではなかったように、コロナウィルスも敵ではありません。
春だから怒りが生まれやすく、またその矛先を定めることで安心感や一体感は生まれます。
でもこの、感染率低下のための外出自粛というある意味贅沢な制限は、とーちゃんや、かーちゃんや、じーちゃんや、ばーちゃんが全身全霊で造り上げてくれた世界があるからこそ。
時代や価値観が変わったとはいえ、そこは決して忘れてはならない。
だから高い精神性を持った方々の末裔である自身の感覚に誇りを持ち信頼してみるのも、いいんじゃないかなーと思うのです。
 
 
私たちには具体的な対応策がある。それだけでも大きな希望になりますよね。

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