2021年4月26日のFMひがしくるめの放送内容です|Blooming Days -日々是好日-|倉嶋桃子
みなさん、こんにちは。倉嶋桃子です。
関東地方では、「初夏」を思わせるような日も出てくるようになってきました。
暦を見てみれば、4/20には二十四節気で春の最後の節気「穀雨(こくう)」となり、次節は「立夏」。
まさにお天気も暦通りのようです。
初夏と言えば、この時期ほのかに香ってくる華やかなお花、「藤」の花がすでに近所では咲いています。
髪に飾る簪(かんざし)や振袖のデザインなどでもよく見られる、「藤」の花はつる植物で、一般的には4月下旬から5月上旬にかけて咲く花です。
藤の花を見ると、昔実家にあった「藤棚」を思い出します。
私の祖母は、庭木や植物が好きで、自分で手入れをするだけでなく、時には庭師さんに相談して整えてもらうこともありました。
その庭の一角には、竹で組まれた藤棚があり、棚の下には座って観賞できる一畳ほどのスペースがありました。
藤の花が咲くころになると、そこにお茶のセットを持っていき、祖父母とお茶をしながら色々な話をしたり、藤の花はもちろん、初夏の時期に咲くつつじ、ヤマブキの花など眺めたりして過ごしていました。
竹で組まれたその場所に寝ころび上を見ると、花がブドウの房のように下へ垂れるように咲き、また連なって咲いている様子が、お花でできた滝のようで、とても迫力があり、自然の力はすごいなぁと思ったものです。
藤の種類には大きく分けてノダフジとヤマフジの2種類があり、一般的に目にする多くはノダフジという種類です。
ノダフジは日本で最も目にする藤の種類で、本州を中心に全国で自生しており、薄紫色の繊細な色をした花を咲かせ、つるが右巻きの品種です。ノダフジという名前の由来は、藤の名所だった現在の大阪市福島区野田にちなんで命名されたそうです。
ヤマフジは別名カピタンフジとも呼ばれ、近畿よりも西の地域に自生しています。
成葉の両面に細かい白毛が密生し、小さな葉が9〜13枚ほど生え、つるが左向きの品種。
ノダフジとは違い、花や葉をはじめ全体的に小さめで、ピンク色に近い淡い紫色の花を咲かせる特徴があるそうです。
日本国内には樹齢1,000年を超えるような有名な藤がある観光地もありますが、今年は感染症対策の一環として見学の仕方のルールが設けられていたり、イベントが中止になっている箇所もありますので、気になっている方は最新の情報を確認してみて下さい。
さて、今回は、4月26日が「よい風呂の日」に制定されていることから、「お風呂」をテーマにお送りいたしました。
番組では、ポッドキャストによる配信をおこなっています。
従来のPodcastは、著作権の問題で音楽を除外したトークのみのものでしたが、クラウド音楽サービスを利用することによって、ラジオ放送と同じ構成で、トーク・番組内でかけた音楽、両方をお聞きいただくことが出来ます。
番組では皆様からのメッセージをお待ちしております。「試してみたよ」「作ってみたよ」といった番組で取り上げた内容のご感想、みなさんが感じる幸せのひとときなど、ぜひお聞かせくださいませ。
それから、番組の構成上、時間の都合でリクエスト曲にはお応えできない場合がございます。ご容赦くださいませ。
今週もみなさまにとって素敵な1週間になりますように。
倉嶋桃子でした。
<参考資料>
藤(フジ)とは?特徴・種類や色別の花言葉をご紹介!
https://botanica-media.jp/1362
春の絶景!美しい藤の名所・藤まつり2021年
https://travel.rakuten.co.jp/mytrip/trend/wisteria
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