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生徒さんのキャッツ・アイズをメンテしました。

こんにちは!ブルームギターです。

この記事では、ほっこりするアコースティックギギターのエピソードとメンテナンスについてのお話しをします。

体験レッスンをお申込み頂いた方からこんなご質問がありました。

「実家にあるギターを使いたいのですが、弦の交換も教えていただけますか?」

レッスンで弦交換のレクチャーをする回があるので、お教えすることはもちろん可能です。

ですが、ギターがどのような状態か分からなかったことと最初ということもあり、お預かりさせてもらってメンテナンスと弦交換をすることにしました。

お預かりしたギターを見るとヘッドには

『Cat's Eyes』のロゴが。




調べてみると東海楽器が1980年代に製造していたモデルのようです。


Cat's EyesのCE-200というモデル。製造番号も書かれています。


その当時、東海楽器は日本で唯一のマーチンギター正規販売代理店だったとか。

木材や細かい部分はなるほど!と納得するつくりの良さ。12フレットのポジションマークがオシャレです。

このギターはもともとご実家のお母様が学生時代に憧れのセンパイから入手したものだそう。

あまり弾くことは無かったそうですが、手放すことなくご自宅に“立てかけてあった(笑)”そうです。

お預かりした時は弦が錆び、ネックが少し反っていました。


ちなみにギターを長期間弾かないときは弦を緩めておいたほうが良いです。

何故かというと弦の張力でネックが反ってしまうからです。

ギターは木材でできているので住宅の建具と同じように環境によって反ったり元に戻ったりするのですね。


まずは古い弦を外しクリーニングとネック調整をしました。

Before
After
ナットは牛骨。ヘッドにトラスロッドカバーがあります

リペアマンでは無いので本格的な調整はできませんがていねいにクリーニングをしました。

ネジも錆びていたので新しいものに交換。

ホームセンターで取り扱っているネジを使用しました
Before
After



良い感じに仕上がりました!

試し弾きしてみたところサウンドも張りがありなかなか良いです!

さて、このギターは冒頭でも書いたとおり元の所有者であるお母様からお子さんへと受け継がれることになりました。

親子で同じ楽器を使うってステキですよね。憧れます。

新しいものはもちろん良いのですが、古いものにはそこに刻まれた想い出や新品では出せない独特の雰囲気・音があります。

レッスンをさせて頂くことになった生徒さん、素敵な想い出をこのギターと共につくっていけるようにサポートします!!(^^)























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