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(AI動画)3DモデルでAI動画のモーションを作る(blender+MMD)

こんにちは。こんばんは。キレネです。2023年も年末ですね。
今年は「画像生成AIの年」と思ってましたが最近はAI動画まで現れて
年末でもまだまだ大きく動いてます。

画像+モーション=動画
しかしモーションは自分の理想とするものって中々ありません。
自分で踊るのも難易度が高いです。

上の内容を見た感じ「MMDモーションで動かしたら」と考えで3Dモデルを作りました。

今回はネット上で公開・配布されてるMMDモーションを使った
モーション動画を作成する手順を紹介します。
※AI動画の生成には触れません

上記のポストのようにモーション人形を動かす方法を1から紹介するという内容になります。

メンバーシップ部分はblenderの導入の手順と立ち上げ後の設定、
自作したモーション動画用の3Dモデルの配布を行ってます。


この記事の反応

Xのポストなど、この記事の反応を後々掲載します。

使用する物

作業は一貫してPC上で行います。

3Dソフト「blender」

blenderは無料で利用可能な3Dソフトで
・3DCGやエフェクトの制作
・モーションや物理演算の設定
・2Dアニメーション
・動画の編集と作成(出力)
と様々な機能を備えてます。

3DCGの教育やアニメ・ゲーム制作に使われており、有志の寄与で開発・アップグレードを行ってます。
無料ソフトなので3DCGを知らない人・経験者を問わず導入を勧めやすいのが特徴です。

MMD(MikuMikuDance)

MMDは2008年2月24日に樋口優氏が公開して以降、
ニコニコ動画を中心に使われてきた3DCGの動作ツールです。

15年もの歴史の中で、様々なユーザーによってMMDで動作する
・人物から背景まで幅広い多種多様な3Dモデル
・花火や爆発、ライトアップや画風などのエフェクト
・ダンスや歩行などのモーション、立ち絵や写真風のポーズ
・それらを合わせたMMD動画
と様々なMMD関連作品が公開・配布されてます。

今回はモーションをお借りします。
MMDの人型モデルは関節部分(ボーン)の名称が同じ箇所の動きが共通になるという互換性があります。
例えば右ひじを曲げる、左肩を上げる、腰を捻る等の動きが複数で共通します。
今回配布してる自作3Dモデルはこの特性を用いて、配布されてるモーションの入力が出来るよう制作してます。
モーションによってはひじと肘の違いで動かない、などの違いも出てしまいます。

モーションは動画の詳細覧などに配布ページへのリンクが掲載されてるので、youtubeやニコニコ動画などで探します。

blenderのインストール

以下のblenderの公式サイトからファイルをインストールします。
この記事を作成してる現在ではblenderは最新版が4.xになってますが、
MMD拡張機能の対応ができてないため今回は安定版の3.6.xを使います。

サイトには大きくDonate(寄与)と出てますが害は無いです。
そのまま少し下へスクロールするとダウンロード先があるので
PCに合った物を選んでください。

インストールしたファイルを開いてダウンロードを実行します。
管理者としての実行など聞かれたら「はい」を選択。

インストールのセットアップが表示された場合。

Nextをクリック
同意にチェックを入れて次へ
とりあえず有る物すべて入れてNextへ
設定は出来たのでinstallを押します。

「インストールを許可しますか?」の表示が出たら、
「許可」を押してインストール終了まで待ちます。

Finishを押して、blenderのインストールは終わりです。
次はMMDのモーションに移ります。

MMDのモーションを探す

MMDのモーションはyoutubeニコニコ動画などに「どのようなモーションか」を動画タイトルで紹介されてます。
数分ものダンスの振り付けから、歩く/走るなどの短時間ループモーション等、目的に合った物を探してください。

MMDの配布には、主にBowRollというサイトが使われます。
SNSとのアカウント連携機能があり、アイコンが旧Twitterですが
たぶんXのアカウントでも新規連携できます。
連携できなくても、ログインIDの作成も簡単です。

MMD配布物はほとんどが無料公開ですが無作為な流通・拡散を避けるため大抵は「パスワード」が設定されてます。
何処に記載があるかは配布者によって様々なので、動画の詳細や動画内など探してください。

モーションをダウンロード・解凍したら中にある.txtファイルに
利用条件などのライセンスが記載されてます。
・製作者元の掲載義務
・禁止行為
などは厳守してください。

自分はこちらのニュースケ様のモーションをお借りして、進めていきます。

blenderの初回起動と設定

初回起動で真ん中に言語設定が出てくるので日本語にします。

中央の赤枠で囲った所から日本語(Japanese)を選択します。
こちらはバージョン4.xですが3.6.xも同じ表示が出ます。
設定したら「新しい設定を保存」をクリック
次に「色々な機能があります」と一覧が表示
言語設定は、編集→プリファレンスを開く→インターフェイスでも変更できます

初回起動の設定が終わったら、立ち上げ時の基本状態になります。

MMD拡張機能のインストール

blenderはMMDのモデルやモーションを読み込むための拡張機能
mmd_toolsを導入する必要があります。

GitHubのページを開き、右下のreleaseからzipファイルをダウンロードします。

赤く囲ったReleaseをクリックします
zipの解凍はblenderで行います。

次にblenderへ移ります。
左上の編集をクリックし、プリファレンスをクリックし開きます。

プリファレンスのページが開きます
アドオンから右上のインストールをクリックし、
先ほどダウンロードしたMMD_toolsのzipを選択します
チェックを入れて有効化します
ファイルからインポート、エクスポート一覧にMikuMikuDanceが追加されてるか確認します

3Dモデル配布

・3Dモデルと背景が真っ暗になる黒いキューブ状のステージ
・テクスチャ画像
・モデルの利用など記したテキストファイル
が入ってます。

majic animate用denseposeモデル

※24年1月25日、顔の塗りが左右逆だったのを直しました。

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