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とりとめもない話

同じ学びの機会を得たとしても、それをきっかけとして高速でガラッと変わる人、全く変わらない人、あとは、じっくりと時間をかけて変わる人……とまあ、いろんな人がいる。自分は、「じわじわ変化する」方だと思う。わりと頑張ったはずなのに、成長の実感がなく、速攻で望む結果を得られている人を横目にもどかしさを感じることが多かった。……おやおや?

それでも、気にしなくなった瞬間に、一気に変化が訪れたりするから不思議である。「え、今?」と予想外の展開に、気持ちが追い付かないこともある。日頃から準備はしていて突拍子のないものではなかったとしても、である。

そういうことが、最近あった。

思春期の頃から心理学を学び続けてきた。いろんな本を読んできたし、いろんな方の話をきいてきた。学ぶことは好きだから、ひとつ知識を得る度に、少し高尚な自分になれたように感じ、満足していた。けれど……頭の中で理解するだけじゃ、足りないんだよな。

最近の変化は、これまで学んできた内容の一つ一つのピースがカチッとはまって、鮮やかな景色になったような感覚を覚える経験だった。……ああ、先生たちは、そういうことを言っていたのか。

強い思いを持ちすぎると、力みすぎて叶いにくくなる。叶っていない状態を意識しすぎて、叶っていない状態が叶ってしまうそうだ。これってなんだか意地悪にも感じてしまうけれど、本当なんだな、と、実感をもって理解することができた。ならば……願いつつ、そこにたどり着くための行動は起こしつつも、力まず、ゆるっとしているという、ちょっと高度なことが必要になってくる。

けれど……ほしいものは、ほしいし、日々、どうしたって心は揺れるし、陽気な感じではいられないこともある(いや、待てよ…そもそもそんな陽気なタイプではないな)。

では、どうしたらいいか。きっとこうだ。

明確に願うし、そのための努力もする。けれど、その集中をゆるめる時間も持つこと。現状に対し、条件をつけて状況の良し悪しを判断するのではなく、ただただ目の前のことに集中し、自らを満たし続けること。それを瞬間瞬間で行っていくこと。

これって難しそうだけれど、きっとコツがある。客観の自分を持つことだ。集中力が途切れている自分を見つけたら、戻せるスイッチを複数持っているといいのだと思う。スイッチは人それぞれだ。私の場合は、好きなラジオをきくこと、本を読むこと、ヨガや瞑想等々……が挙げられる。なんだか修行みたいだけれど、これが今の私が思う最善。これを試したらどうなるのか、しばらく検証してみようと思う。

とりとめもない話、とりとめもなく終わります。


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