思い出の味はお土産の中に
子供の頃、祖父母の家に遊びに行くと、いつもお土産のお菓子が待っていました。お菓子の種類は幅広く、近所での散歩の途中にあったお菓子屋さんのものから、少し遠出したときに見つけた少し特別なお菓子、旅行に行った時のもの、近所の人にもらったお土産等々がありました。食い意地を前面に押し出し生きている我ら孫たちは、それをきらきらしながら食べていたのを覚えています。
今回のかきあつめテーマは、「お土産」。とりわけ美味しかったお菓子をご紹介します!お土産選びの参考になれば幸いです。
とても有名なお菓子ですね。祖母はヨックモックのシガールが入っていたお菓子の缶(長方形で青い缶だった気がします)を筆記用具入れとして愛用していました。それはいつも台所の食卓に置いてあったため、「シガールが入っているのかな?」とワクワクしながら開けて、「なんだ鉛筆か」とがっかりしたことが何度もありました。今回調べていて気が付いたのですが、2019年、ヨックモックは50周年を迎えたとのこと。すごいですね......これからも美味しいお菓子を作り続けてほしいです!個人的には、いつかシガールアイスクリーム(シガールの間にアイスが入った素敵なお菓子)を食べたいと思っています!
子供の頃からよく食べていた記憶があります。創業300年、江戸時代からあるお菓子屋さんです。子供の頃は桜餅の葉っぱが苦手で食べられなかったけれど、最近は食べられるようになりました。少し薄めのお餅と甘さ控えめのあんこ、しょっぱい桜の葉が美味しい(語彙が足りない......)桜餅です。お店は隅田川沿いにあります。東京スカイツリーからも徒歩圏内ですし、イートインもありますので、晴れた日に散歩がてら寄ってのもおすすめです!熱いお茶と一緒に桜餅をほおばってみてはいかがでしょうか?
「憧れせんべい」ってご存知ですか?祖母(8020を実現したお方)がぼりぼり食べていたおせんべいです。浅草の浅草寺の近くにある小さなお店で手焼きのおせんべいが売っています。味はピーナッツ/アーモンド/クルミ/ココナッツ/黒ゴマ/白ゴマ/ビーンズの7種類があります。祖母の一押しは、ピーナッツ。私の一押しも、ピーナッツです。何故なら、それしか食べたことがないから!です。他の味も食べてみたいから、今度行ってみようと思います。
いかがでしたでしょうか?今回は、「お土産」をキーワードに「思い出の味」を振り返ってみました。食べ物の思い出って、心が温かくなって幸せだなあ......としみじみと感じています。それはきっと、祖父母の「私たちのために」という目一杯に込められていた愛情がそう感じさせるのだと思います。シガールも桜餅も憧れせんべいも、見かけたり、食べたりする度に、彼らと過ごした大切な日々を鮮明に思い出させてくれるのですから。
あなたにとっての忘れられない「思い出の味」は何ですか?
お付き合いいただきありがとうございました。
編集:アカ ヨシロウ
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