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旅立ちはラジオと共に

今回のかきあつめテーマは、「#引越し」である。

私が「引越し」という言葉から連想するのは、「旅立ち」である。それから「旅立ち」で思い出すのは、ジブリ映画の中で一番お気に入りの『魔女の宅急便』だ。子供の頃は、箒に跨って少し高いところから飛んで真似をしたものである。大人になってからは、キキが修行の為に親元を離れ、自分の居場所を見つけ、人との出逢いや仕事を通して成長していく姿に元気をもらっている。

原作も好き。(福音館書店HPより引用)

キキが親元を離れたのは、13歳の時だった。キキが旅立ちの時に父親からもらったプレゼントは、赤いラジオだった。それ以来、私の脳内には「旅立ちにはラジオ」のイメージが刷り込まれた。とにかくあのラジオに憧れたものだ。

私は20代後半に差し掛かった時、遅ればせながら一人暮らしを始めた。私が旅立ちの時に我が父親からもらったプレゼントは、脚立だった(「無理はしないこと」と一言添えて。確かに何かと便利である)。憧れのラジオは、自分で買った。

その後、諸事情により(騒音や湿気によるカビ等)で引越しを2回したのだが、あの時買ったラジオは今も私の傍にある。私にとってラジオはなくてはならない存在なのだ。心細い時、ぽちっとスイッチを付けると、ラジオの向こう側の人が自分に語り掛けてくれているような気がして安心したり、思いっきり笑ったり、時にほろほろと泣いた日もある。まだまだ外出には制限がかかる日々が続いていることもあり、最近、益々ラジオの魅力に惹かれている。

在宅ワーク中にもラジオを流していることが多い。最近はお気に入りのラジオが増え、無料インターネットラジオのアプリであるradikoのタイムフリー機能を使い順番に聴いている(手動でチャンネルを合わせるラジオは少しお休み中)。

こちらはあまりに有名なので、ここで詳細を説明するまでもないかもしれないが、自分のエリアに属するラジオ局の番組ならば無料で聴くことができる。他のエリアを聴きたい場合、「プレミアム会員(有料)」になれば全国ネットで聴くことが可能である。最近、有料会員になるかどうかで迷い中である。

ラジオは生放送が多いため、テレビほど誤魔化しきれないからか、話し手の人柄を感じ取りやすい。この距離感に安心するのかもしれない。また、テレビほどの情報を押し付けられる感じがなく、流し聞きもできるのもラジオの魅力の一つだと思う。最近、テレビのワイドショー疲れがひどいので余計にそう感じる。

最後に私のおすすめを3つご紹介する。楽しく、気楽に聴けるものを選んでみた。宜しければご参考までに!

◆毎週月曜日 5:00~5:30 

ラジオDJ歴30年位のケント・フリックさんの番組で、2021年3月まで10年ほど続いた『メラタデサンデー』が月曜日にお引越しした。とにかく賑やかに楽しい時間が過ごせる。月曜日の憂鬱を吹き飛ばしてくれる30分になること請け合い!つい最近、人生初のメール投稿をして読んでもらえたのが嬉しかった!

◆毎週水曜日 21:00~21:30

こちらは、イッテQでお馴染みのイモトアヤコさんの番組である。イモトさんのガッツが大好き。リスナーのメッセージに答えながら楽しく元気なおしゃべりが聴ける。

◆毎週金曜日 13:00~15:30

最近よく聴いている。中川家さんの安定感のあるお喋りが一週間の疲れを吹き飛ばしてくれる。家族の会話を傍で聴いているような安心感もあり、とにかく楽しく過ごせる。

ああそれから……ラジオからは話がそれるが、中川家さんのラジオを聴き始めたら、YouTubeチャンネルにもはまってしまい、現在、片っ端から観ている。これも面白いので是非!人を笑顔にできる才能って本当に素晴らしいなと思う。

「引越し→旅立ち→ラジオ!」が思い浮かんだので、おすすめのラジオを紹介してきた。思うように過ごせない今だからこそ、自分を笑顔にできる方法を幾つか知っていると心に余裕が生まれ、自分にも周りにも優しくなれるのではないかなあと思う。そのアイディアの1つとして、ラジオはいかがだろうか?

皆さんのおすすめのラジオ番組も訊いてみたい。

文:彩音

編集:らいむ
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