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梅と紫蘇で季節を味わうお買い物

今回のかきあつめテーマは、「♯買ってよかったもの」である。

お家時間が増えたことにより、料理をする機会が増えた方は多いと思う。私自身も、在宅ワークにより外食の機会が減ったことで料理をする機会が増えた。それまでは、勤めている会社の仕出し弁当で一日の栄養バランスをとっていた。けれど、ここ一年は「健康管理は料理の腕次第」と考え、食生活を整えるべく、レパートリーを増やしたり、食材選びを意識したりと自分なりに工夫するようにしてきた。

もともと食べることは好きだし、料理自体は嫌いじゃなかった。けれど、「手順書(料理本)通りに作ればよい」との考えから正しく計量を行い、タイマーで測りながら料理をする真面目さを発揮する反面、味見をしなかったり、料理中に他の家事を始めてしまうという雑さが長年の課題だった。そう、この持ち前の「真面目だけど雑」という特性が料理上達のボトルネックだった。そんな私が「美味しいご飯を自分で作りたい!」と一念発起し、昨年末ごろから料理教室に通い始めた。真面目さを活かして学んだ結果、これまで苦手意識のあった料理が「生き延びるため」ではなく「楽しむため」の料理になった。我ながら素晴らしい進歩だと思う。

「最近買ってよかったもの」は、青梅と赤紫蘇

料理に対して気持ちの余裕を持てるようになった私は、季節感も気になるようになった。最近では、青梅で梅シロップ、赤紫蘇で紫蘇ジュースを作り楽しんでいる。

(我が家の紫蘇ジュースと作りかけの梅シロップ)

梅シロップとは、梅酒のお酒なし版のようなイメージだと思う。大体3週間ほど漬けると完成する。当初、梅酒か梅シロップどちらを作るか悩んだのだけれど、そもそも滅多にお酒を飲まないため、梅シロップを選択した。梅シロップなら、希釈して飲むだけでなく、かき氷シロップにしたり、ゼリーにしたりとアレンジの幅が広がって楽しそうだ。今回、参考にしたレシピはこちら。

紫蘇ジュースは、以前、地域別の食文化を紹介するテレビ番組で知ってから気になっていた。赤紫蘇を水と砂糖とレモン汁(リンゴ酢やクエン酸などを使ったレシピもある)を煮詰めて作るもので、飲む時は水やサイダーなどで希釈して飲む。紫蘇というと「本当に美味しいの?」と思う方もいらっしゃるかもしれない。私もはじめは恐る恐る飲んでみたが、飲み口に紫蘇感はなく紫蘇が苦手な人でも気軽に飲めると思う。何より色が鮮やかで目でも楽しめるのがいい。紫蘇ジュースは、花粉症や疲労回復、ダイエットにも良いそうなので、夏に向けていいことずくめな気がする。今回参考にしたレシピはこちら。

アレンジレシピはこちら。色々あって楽しそうだ。

「いーや、もっと紫蘇感がほしいんだい!」という紫蘇好きなあなたには、赤紫蘇ジュースに比べ紫蘇の香りが強めの青じそジュースはいかが?私も今飲んでいる赤紫蘇ジュースを飲み干したら、チャレンジしてみようと思っている。青じそジュースのレシピはこちら。

青梅の季節はすぎてしまったけれど、赤紫蘇と青紫蘇なら7月中旬頃までとのことなので、まだ楽しめる。今回、食卓に季節感を取り入れることで少し豊かな気持ちになれた。季節の食材を取り入れて食卓を彩ってみてはいかが?

私は、我が家の梅シロップ(現在11日目)の完成が楽しみで仕方ない。毎日、梅を漬けている瓶をじいっと見つめては、にやにやしている。

文:彩音

編集:円(えん)
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