もしも生まれ変わっても
子供の頃、この歌を歌っている千秋さんがノンタンの声優だということに驚いた。そして今、ノンタンが、当初、猫ではなく「真っ白なこぎつね」だったという事実に驚いている。
ちなみに、ノンタンはInstagramをやっている(フォロー済みだ)。
話を元に戻す。
大人になって、改めて『Yellow Yellow Happy』の歌詞を読んでみると、黄色という色をを歌詞に入れていることに一瞬、「あれ?」と思った。学生時代、短期で語学留学をしていた時、現地の人にすれ違いざま「Yellow!」と叫ばれたことがあった。「なんだ?」と思い、帰宅してホストファミリーに話したら、ひどく憤っていたのが印象的だった。その時、初めて人種差別って道端にあるのだと学んだ。調べてみると、この歌詞に物議を唱える記事も複数あった。作者が人種差別も考慮してこの歌詞を書いたのかはわからない。
けれど、私は、これはとても魅力的な歌詞だと思う。人生において大事なことが詰まっているような気がするのだ。
時々、「不幸」を引っ提げて、感情を奪おうとする人に出逢うことがある。どれが本当かなんて、わからない。そんなものに惑わされることなく、各々にとっての本当を追いかけ続ければいいと思う。
……ここからは意訳して考えてみる。他者とは、自分自身の合わせ鏡であると考えるならば、「あなた=私自身」とも捉えられる。
私自身、誰かを羨ましいと思う気持ちは常にある。妬ましさを感じている自分に気が付いて落ち込んだりを繰り返す。でも、他の誰かになりたいと思ったことは……ない。別に現状に満足しているわけではないし、理想と現実の狭間で苦しくなることもある。けれど、やっぱり生まれてからさよならするまで一緒なのは自分自身だから、仲良くしていたい。改めてそう思う。
太陽が消えてなくなる前に、もっとあなた(私)を好きなことを伝えていたい。他の誰かにならなくていい。自分が自分であることを喜んで、味わい尽くしていきたい。
そう、すべては「happy」のために!
文:彩音
編集:真央
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