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『フランス恋物語①②』

フランス人との恋を夢見てフランス留学を決行した主人公が、ホームステイや語学学校での生活、特に恋愛に奮闘するストーリー。

この話は、noteで話題になった恋愛小説ということで、ミーハー気分で読んでみることにした。

あらすじは、離婚したばかりのレイコさんが、まだまだ人生をエンジョイしたい、素敵なフランス人男性とお付き合いもしてみたいと渡仏し、語学学校で出会った日本人と想定外に仲良くなってしまったことや、天使のような美しいフランス人の彼氏とのことなどを中心に書いてある。

フランスでは、日本のような偏見がない。
女性だから・・・と引け目を感じることがない。
「女性は若い方がいい」
「離婚歴はみっともない」
「女は30歳になったら終わり」
という変な価値観はない。

ホストファミリーのマダムは「フランス語を上手くなりたいなら、フランス人の彼氏を作りなさい」とレイコにアドバイスをし、彼氏が出来て外泊するときも、満面の笑みで「あら、良かったじゃない。好きな人と一緒にいたいと思うのは自然なことよ。彼と仲良くね。」と言ってくれた。
今までのレイコの生きてきた日本での価値観とは全く違っていて、さすが「愛の国フランス」だとレイコは満足だ。

レイコの恋愛しているときの迷いだったり、申し訳ない気持ちだったり、ワクワク感だったり、自分の昔を思い出したりして、その部分で楽しめた。
他には特記するすることはあまりなかったのだが、最後の作者のあとがきを読んで、とても納得させられた。

「今のご時世、様々な事情により現実社会で恋愛ができない方も多いと思います。本書を読んでリアル擬似恋愛をしていただき、ハラハラドキドキしてくださいね。もちろん、擬似フランス留学体験も!」と書いてあった。
なるほど、今のこのご時世でどこにも行けてないし、人と会えない時だからこそ、ドキドキを読者に体感してもらいたいという、作者のエンタメ精神からこの作品は生まれたのだ。やはり人に喜んでもらうために書いたものだからこそ、みんなの心にも届いてnoteでもフォロワーさんが増えているのだなと納得できた。
まだ続きが出るようなので、その時はまた応援しようかな😊


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